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トライオートFX

トライオートFXのコアレンジャーは「レンジ相場専用」の注文です!

2020年7月30日

直近の米ドル/円は、円高傾向で推移しています。

トライオートFXのコアレンジャーで取引している場合、「円高傾向なのに買いポジションばかりで、どうなっているんだ?」と感じてしまうかも…。

そう感じてしまったら、問題ありかもしれません。と言いますのは、自分が何をしているか理解せずに取引していることになるからです。

コアレンジャーはレンジ相場に強い

コアレンジャーは、端的に書くなら「レンジ相場専用」です。トレンド相場になると、損します。

これを把握しないで取引していると、直近の米ドル/円の値動きでストレスを抱えることになります。というわけで、コアレンジャーの注文内容を確認しましょう。

コアレンジャーとは、チャートを3つに分けて、それぞれに異なる注文を発注する方法です。

上側(サブレンジ)

売り注文のみ発注します。注文本数は少なく、利幅を大きくしています。すなわち、為替レートは将来的にコアレンジに移動することを想定しています。

真ん中(コアレンジ)

買い注文と売り注文の両方を使います。すなわち、両建てです。小さい利幅で数多くの注文を出し、利食い回数の多さで収益確保を狙います。

下側(サブレンジ)

買い注文のみ発注します。注文本数は少なく、利幅を大きくしています。すなわち、為替レートは将来的にコアレンジに移動することを想定しています。

下は、インヴァスト証券制作のイメージ動画です。

自動売買注文「コアレンジャー_米ドル/円」で、さらに詳しく確認してみましょう。

「コアレンジャー_米ドル/円」とトレード

下のチャートは、米ドル/円の週足チャートです(トライオートFXから引用)。

トライオートFXは自動売買注文ですから、一定期間放置します。すなわち、日足チャートでは、能力を十分に発揮できない可能性があります。

週足チャートがちょうど良いです。何週間も放置して、自動売買で利食いを繰り返してもらいます。

米ドル/円のチャート

上のチャートに、「コアレンジャー_米ドル/円」の注文を描き入れたのが、下のチャートです。

コアレンジャー

コアレンジの範囲は、6円(600銭)くらいあります。この範囲で、小さな利食いをたくさん繰り返します。両建てになります。

そして、サブレンジで、注文本数は少ないながらも1つの利食い幅が大きい注文を実行します。

為替レートがレンジで動けば(さらに書くなら、コアレンジ内で動くと)、大変素晴らしい結果を残してくれます。

直近の値動き

ここで、米ドル/円の直近の値動きを見てみましょう。

矢印1部分を見ますと、コアレンジを抜けて上側のサブレンジに到達しています。すなわち、全ての買い注文は利食い決済を完了しており、保有ポジションは全て売りになっていることでしょう。

コアレンジャー

その後、上下動を繰り返しながら、矢印2に到達しました。すなわち、売りポジションはほとんどが利食い決済済であり、保有ポジションはほとんど買いになっているでしょう。

すなわち、コアレンジャーとは、「下落トレンドでは買いポジションが積み上がり、上昇トレンドでは売りが積み上がる売買注文」です。

この記事の冒頭で、「下落トレンドなのに買いポジションしかないのは何事?」という感じの不満の声を紹介しましたが、それは売買注文がそのように作られているからです。

時とともに注文内容は変化する

ちなみに、このコアレンジャーですが、時とともに設定が変化します。

何を言っているか?ですが、下の画像をご覧ください。「コアレンジャー_米ドル/円」の注文の一部です。

コアレンジャー

赤枠部分を見ますと、「コアレンジャー売_米ドル/円_ver4_01」とあります。注目して欲しいのは、「ver4」の部分です。

この記事でご案内している設定は、バージョン4です。すなわち、バージョン1~バージョン3があったことを示します。

バージョン1~3がどのような設定だったか、今となっては確認できません。

設定内容によっては、現在の設定よりも買いポジションが多数になっているかもしれません。

注文状況を時々確認

なお、一度採用した自動売買注文は、ずっと継続運用されます。

例えば、バージョン1の時に取引を開始したとしましょう。その後、インヴァスト証券によって、バージョン2が公開されたとしても、勝手に注文内容が変わることはありません。

バージョン1のまま、取引を継続します。ここで、少々問題含みかもしれない…そんなことが起きます。

すなわち、「インヴァスト証券は、旧設定が不適切になりつつあると考えて、バージョンを更新した。しかし、稼働中のバージョンは古いまま」という意味だからです。

よって、時々取引設定を確認したいです。

バージョンに変化なし

インヴァスト証券の判断に変化がないという意味です。取引開始時の自分の考えを、そのまま継続できそうです。

バージョンに変化あり

インヴァスト証券の判断に変化がありました。このまま継続すべきか、それとも手動で新バージョンに注文を徐々に寄せていくか、判断が必要かもしれません。

トレンド相場になったら

以上、概観しました通り、コアレンジャーはレンジ相場専用です。

バックテスト結果だけ見て取引を開始してしまい、この特性を把握していないと、とんでもない目に遭う可能性があります。

例えば、為替レートが下のチャートの赤矢印のように動いたら、どうなるでしょう?

米ドル/円のチャート

コアレンジの売り注文は、全て利食い決済しています。すなわち、持っているポジションは買いだけです。

さらに書けば、コアレンジは数多くの注文を出しています。

すなわち、高値で数多くの買い注文を持っていることになりますから、赤矢印の値動きが実現すると、含み損が大きくなりがちです。

よって、確実に言えることは、以下の通りです。

レンジ相場が終わって、上昇・下落を問わずトレンド相場になったら、含み損が巨大になる可能性。

では、どうするか?ですが、解決方法は一つです。トレンド相場になったと判断した時点で、決済して取引を終えます。

円高トレンドになるか

では、「コアレンジャー_米ドル/円」の下限である米ドル/円=101円を突破し、どんどん円高になるでしょうか。

チャート分析をしてみましょう。下は、月足です。

米ドル/円のチャート

チャート内に、白い補助線を描きました(矢印部分)。ここが相場の重要なポイントになっていると分かります。米ドル/円=100円~101円くらいです。

重要な理由ですが、「為替レートがこの付近まで来ると、なぜか反発しやすい」からです。

チャート表示期間をさらに伸ばしてみましょう。下の通りです。2000年代前半以降で確認しても、米ドル/円=100円~101円くらいは重要です。

米ドル/円のチャート

米ドル/円=100円~101円のラインは必ず守られる、という意味ではありません。2009年~2012年にかけて、100円を大幅に下回っています。

しかし、簡単には破られない為替レートだと分かります。

よって、「コアレンジャー_米ドル/円」の下限が101円なのは理由がある、と分かります。

あとは、実際に取引をする私たちが、コアレンジャーの設定を採用するかどうか?にかかっています。

自分が何をしているか、理解する

コアレンジャーを取引していて、期待と異なる状況になったら、不満をこぼしたくなります。

しかし、性質を知った上で取引していれば、円高で買いポジションばかりなのはなぜだ?という感想にはならないでしょう。

相場に自分の資金を投入する際には、自分が何をしようとしているのか、理解しなければなりません。

インヴァスト証券が作ってくれた自動売買注文のバックテストが素晴らしいから、という理由で取引していると、どこかで回復不能な損失を被る可能性があります。

インヴァスト証券が提供してくれる売買注文設定は、案です。

「現在の相場環境を考えると、この設定が良いのでは?」と提案してくれています。

それを受けて、私たちは、考えます。チャート分析したり、金利環境を考えたり。その結果、コアレンジャーの設定で取引すると成功しそうだと判断したら、取引を開始します。

その後、自動で売買を繰り返します。

しかし、期待した相場が永続することはありません。どこかで終了がやってきます。いつ終了するか…その時期は、取引開始時に考えます。

コアレンジャーならば、レンジ相場が終わったら取引終了です。そして、別の自動売買注文を採用して、再度取引開始です。

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