経済指標等

経済指標とトレード

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経済指標は、毎日のように発表されています。

そこで、ゆったり為替はどのように経済指標と付き合っているか、そして、ゆったり為替の周囲の短期トレーダーはどのように扱っているか、ご案内します。

経済指標とは

経済指標とは何か?について、簡潔に確認しましょう。

経済指標とは、経済上の特定分野について、現状がどうなのかを示した数字です。将来見込みを数字で示すこともあります。

数字ですから、明確にデータが示されます。

「雇用…良いかも?」「物価…上がっているのもあるけれど下がっているのもあるし、あまり変化ないんじゃない?」という、あやふやな話にはなりません。

よって、この数字を元にして、政府は経済政策を作ることができます。企業も、数字を見ながら投資計画などを作れます。

経済指標の発表頻度

次に、経済指標の発表頻度を見てみましょう。下は、セントラル短資FXからの引用です。

毎日、数多く発表されていることが分かります。

経済指標

これらを全て考えながらトレードするのは、困難です。そこで、重要な指標だけ頭に入れて、後は無視してトレードする人が多いと思います。

では、どれを重視して、どれを無視しましょうか。また、重視するといっても、どのようにすれば良いでしょうか。

経済指標とトレードの関係について、見ていきましょう。

長期トレード

ここでの長期とは、取引開始から終了までの期間が半年~1年以上になるトレードを想定します(状況によっては、数年~10年以上)。

長期トレードの場合、経済指標も長期的な視点になります。

極端なことを書けば、「今日発表された経済指標の数字は、(無視はできないけれど)大して重要でない」と言えます。

下のリンク先記事は、米雇用統計と米ドル円について、長期トレード視点から見たものです。

米雇用統計と米ドル円【長期トレード】

米雇用統計と米ドル円を関連付けて考える場合、スキャルピングまたはデイトレードが多いでしょう。 では、長期トレードの視点から考えると、米雇用統計と米ドル円の間にはどんな関係があるでしょうか。過去データを ...

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上の記事では、1973年以降の経済指標と米ドル円について、比較検討しています。

米ドル円の値動きは、1990年代前半を境にして、大きく変化しました。そこで、経済指標を考える場合も、1990年頃以降を見れば良いかもしれません。

下は、1973年(現行の変動為替相場制が始まった年)以降の、米ドル円の様子です。1990年代前半を境にして、トレンドが大きく変わったことが分かります。

米ドル/円の長期チャート

視野が、とにかく広いです。よって、直近1回の数字が変化しても、それは大きな論点になりづらいです。

それよりも、発表された経済指標の数字について、「今までのトレンドと同様か、変化の兆しがあるか」を見極める方が重要になります。

よって、米雇用統計でいえば、市場予想よりも良かったかどうかというのは、ほとんど価値がありません。前月比で大きく下落しても、一時的なものかもしれません。

長期的に見てどうなんだ?という視点で考えます。

長期トレード例

日米の政策金利差を見ると、アメリカの方が継続的に大きな数字です。これも、立派な経済指標分析です。そして、長期チャートを見ると、今は円高で底値に近かったとしましょう。

この場合、「そろそろ米ドル円を買って、年単位で保有すると面白いかも」という発想になります。

  • 将来の円安期待
  • スワップポイント期待

そして、トレードを始めます。始めたら、余程大きなトレンドの変化がない限り、延々とポジションを持ち続けます。そして、目標値に到達したら利食いです。

このように、直近の経済指標の数字を重視しなくても良い理由は、長期トレードが月足を中心にしているからでしょう。

経済指標発表で大きな値動きがあったとしても、月足チャートを見ると、どこで発表があったのか分かりません。つまり、誤差で片づけることが可能です。

スイングトレード

次に、スイングトレードを見ましょう。取引開始から終了まで、数日~数週間程度を想定します。

この場合、経済指標を無視するのは難しいです。

と言いますのは、主に使用するチャートは、4時間足や日足だからです。週足を使うことがあっても、それはメインでなく、補助的な役割になるでしょう。

この場合、重要な経済指標で驚きの内容が発表されると、為替レートが大きく跳ねる可能性があります。

その一方で、冒頭で確認しました通り、経済指標は毎日数多く発表されています。すべてに警戒していると、トレードできません。

そこで、「この指標発表があるときはトレードを休もう」だったり、「通常はノーマークだけれど、今回は怪しそうだから取引を控えよう」という感じになります。

すなわち、経済指標によって、取引したりしなかったりします。

経済指標と値動きの大きさ

なお、いつもというわけではありませんが、経済指標の数字と為替レートの動きについて、一定の関連があるように見えます。

例えば、今は円高トレンドで、今後も円高が続きそうだという雰囲気があるとします。

  • 弱い経済指標が出る場合、為替レートの下落に拍車がかかる
  • 強い経済指標が出ても、あまり円安にならない
  • 大変強い指標が出ると、大きく円安(しかし、そのうち戻る)

いつもそうだというわけではありません。しかし、長年相場を見てきた結果、こんな傾向があるように思います。

そこで、基本的には、経済指標よりもチャートのトレンドを重視したトレードになるでしょう。

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ポジショントレード

次に、ポジショントレードを見ましょう。取引開始から終了まで、数週間~半年程度を想定します。

この場合、スイングトレードと長期トレードの中間という感じになります。

すなわち、直近の経済指標を無視するわけではないけれど、スイングトレードほど重視するわけでもない状態です。

ゆったり為替のポジショントレードは、月足と週足を使います。日足を使うこともありますが、それは取引開始位置を見定めるための参考にすぎません。

すなわち、直近の経済指標よりも、経済指標のトレンドを重視することになります。

この点、長期トレードと似ています。

デイトレード

ゆったり為替は、短期トレードで資金を増やせません。

そこで、デイトレードとスキャルピングについては、ゆったり為替の周囲にいる、資金が増やせる人の様子をご案内します。

デイトレードの場合、チャートは最長で日足、短い場合は15分足などを使います。

すなわち、毎朝の指標チェックが欠かせません。経済指標の数字次第で、為替レートが大きく跳ぶためです。

幸いなことに、経済指標の発表時刻は、あらかじめ決まっています。そこで、重要な経済指標が発表されるまでに、取引を終了します。

経済指標が発表されて、値動きが落ち着いたら、再びトレードを始めます。

指標トレード

では、指標トレードをするという選択肢は、どうでしょうか。指標トレードとは、経済指標が発表された直後の値動きを狙って、トレードすることです。

指標トレードを得意とする場合は、考え方が大きく異なるでしょう。しかし、残念ながら、ゆったり為替の周囲に指標トレードを得意とする人がいません。

よって、以下は予想になります。

  • 指標と為替レートの関係を、事前に研究する
  • 今回の市場予想を確認
  • 市場予想と実際の数字から想定される値動きをシミュレーション
  • 指標発表時刻になったら、トレード実行

長期の場合、市場予想はどうでも良い数字です。しかし、短期になると、重要な要素になるでしょう。

経済指標の数字が良くても、市場予想よりも悪いという理由で為替レートが弱く推移してしまうのは、良くある話です。

 スキャルピング

ゆったり為替の周囲のトレーダーだけかもしれませんが、スキャルピングの場合、経済指標を全く見ません。完全に無視しています。

これを知った時、意外で驚きました。

スキャルピングは、経済指標の影響を大きく受けるでしょう。ならば、それに合わせた対策を持っているはずだと思っていました。

現実は、逆でした。完全無視です。

1分足や5分足の場合、あまり重要でない経済指標発表でも、為替レート変動に影響があります。

にもかかわらず無視しているとは、すなわち、経済指標発表による突然の変動は、想定済みであるということでしょう。

スキャルピングの場合、その気になれば、1日に何度も取引可能です。よって、たまたま経済指標発表と重なってダメージを受けても、別のトレードで挽回すればOK、ということです。

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まとめ

以上、経済指標とトレードの関係を概観しました。

「どの時間軸でトレードするかによって、経済指標との付き合い方が異なる」と言えそうです。

ゆったり為替は中長期を得意としますので、今後も時系列での変化を重視して経済指標を見ることになりそうです(スイングトレードの場合は、時系列変化は参考にしていません)。

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