ゆったり為替は、トライオートFXで公開トレードをしています。実は「為替レートがどう転んでも、決して損しない状態」にできます。
この意味を確認しましょう。
豪ドル/円の値動きが小さいと嘆きながらも、2年間の運用で、勝利確定です。
収益の推移
最初に、ゆったり為替がトライオートFXで得た収益を確認しましょう。2016年7月から、公開トレードをしています。
2017年:142,801円
2018年:85,565円(7月末までの収益)
合計で、366,097円です。7月末時点の含み益を加えると、421,988円になります。基本は「取引開始後、放置」です。それで利食いを繰り返してくれるのですから、素晴らしいです。
豪ドル/円の月足チャート
ここで、豪ドル/円の月足チャートを確認しましょう。セントラル短資FXからの引用です。
本来は、トライオートFXを運営しているインヴァスト証券のチャートを使いたいところです。ところが、約定すると、チャートに印が出る仕組みです。ゆったり為替の公開トレードは約定件数が多く、チャートが印だらけになります。
そこで、チャートが見やすい他FX口座からチャートを引用しました。約定が多くてチャートが見づらいというのは、ぜいたくな話です。
話を戻しましょう。チャート内に補助線を引きました。チャート左側で、ひどい円高があります。2008年のリーマンショックです。
72円の下値支持線が強力
豪ドル/円は、リーマンショックから速攻で立ち直り、55円の円高から70円台に復帰しました。その後、72円を割り込むことなく、現在に至っています。
リーマンショック後、世界は波乱の連続でした。
- 超円高で、日本経済はピンチ
- PIIGS問題で、ユーロ圏崩壊か?の危機
- スイスショック
- イギリスがEU離脱決定
上はリーマンショック以降の例ですが、事件と言えそうな事例は数多くありました。にもかかわらず、豪ドル/円は72円を割り込みませんでした。強烈な下値支持線です。
ということは、公開トレードの損切りラインを、72円よりも少し下に置けば良いのでは?という設定も可能です。
72円よりも上でどんどん利食いしてもらい、さらにスワップポイントももらいます。そして、その後、円安になればOKです。勝率100%で、利食い回数は多くて数えきれないトレードになります。完全勝利という表現で良いでしょう。
一方、72円を下回って損切りになっても、大丈夫です。今までに得た収益の方が大きければ、合計でプラスになります。
すなわち、為替レートがどのように動いても、決して損しないトレードになります。
では、ゆったり為替の設定で、72円まで円高が進むとき、含み損はいくらになるでしょうか。
ゆったり為替のトライオートFX設定
ゆったり為替のトライオートFXの設定で、豪ドル/円が72円になるとき、含み損は416,000円です。そして、7月末時点の損益は421,988円です。利益の方が大きくなっています。
そこで、含み益になっている長期ポジションを利食いして、72.00円~84.80円のリピート系注文だけ稼働させれば、どうなっても決して損しません。損切り位置は、72円弱にします。
2年で42万円弱の利益です。十分かと思いますが、100万円は欲しいよねえ~と感じる場合もあるでしょう。
しかし、「今後も利食いを続けて、いきなり超円高になって損切りになっても、決して損しない」という条件をつけて、利益が42万円弱だとしたら、どうでしょう?
このトレードが輝いて見えることと思います。
このトレードを始める際、大した分析はしていません。20年超の長期チャートを見て、55.00円~84.80円の範囲に買い注文を並べただけです。そして、円高の時に長期ポジションを少し作りました。
それだけでこの状況を達成できるのですから、リピート系注文の優秀さが良く分かります。
リピート系注文を、裁量トレードと併用して使いたい
短期の裁量トレード(為替レートの上下動を読むトレード)は、どんなに頑張っても損切りが不可欠です。何回も損切りがあるでしょう。訓練を積んでいないと、ストレスになります。
一方、ゆったり為替の設定は、55円の円高を想定していましたので、基本的には円高リスクを無視できます。55円を超える円高になっても、利食いとスワップポイントの蓄積で、強制ロスカットを回避できます。
リピート系注文で確実に収益を積み上げると、裁量トレードで損するときのストレスを小さくできます。
よって、裁量トレードが好きだという場合も、長期リピート系注文を採用する価値があると思います。
ゆったり為替の今後の設定
では、ゆったり為替は、公開トレード設定を変更すべきでしょうか。
変更しても良いのですが、このまま55.00円~84.80円で利食いを繰り返す設定を維持します。72円を大きく超えて円高になる場合も、リピート系注文で利食いを続けます。
72円よりも円安のポジションは、スワップポイントを少しずつもらいます。そして、将来、再び円安になるときに利食いします。
可能なら、ゆったり為替が生きている間、永遠に利食いを繰り返してほしいと願っています。
わずか2年で、損があり得ないトレードにできました。そして、ゆったり為替のように、可能ならば永遠に利食いを続けてほしいという設定も可能です。トライオートFXの優秀さが良く分かります。