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トライオートFX実践記録

トライオートFX公開トレードの評価【2020年4月】

2020年4月6日

当ブログでは、2016年7月から、トライオートFXを使ったリアルトレードをしています。

新型コロナウイルス問題を受けて、成績はどうなったでしょうか。そして、今後の見込みはどうでしょうか。考察します。

公開トレードの成績

2016年7月~2020年3月までの成績は、下のグラフの通りです。

赤線は、利食いとスワップポイントの合計です。口座残高の増減を示します。赤線に評価損益を加えたものが、青線です。

リアルトレードの成績

今まで損切りをしていませんし、スワップポイントは継続的にプラスです。よって、口座残高は増え続けました。赤線は右肩上がりになります。

一方、評価損益は、為替レートの動きによって変化します。円安になれば、含み益になります。逆に、円高になると含み損が増えます。

上のグラフを見ますと、2020年に入ってから青線が一気に下向きになっています。これは、円高を反映したものです。

為替レートの動きとポジション

下のチャートは、豪ドル円の週足ラインチャートです(インヴァスト証券から引用)。

そして、時折、赤色で塗りつぶされています。これは、現在保有しているポジションをどこで買ったか?を示しています。

リアルトレードの成績

最も円安のポジションは、84.80円です。89.80円まで買い注文を出すという選択肢もありましたが、安全優先としました。

このため、85.00円~89.80円の範囲に買いポジションがありません。

また、チャートの右端で、赤で塗りつぶされた部分が一気に登場します。ここは、新型コロナウイルス問題を受けた円高です。

このまま円高に突き進むと仮定すると、買いポジションはさらに増えていきます。

現状分析

では、ゆったり為替は、現状をどのように考えているでしょうか。以下の通りです。

  • 何もすることはないので、放置で取引継続。

トライオートFXの自動売買は、文字通り自動です。よって、何もしなくても利食いを続けてくれます。

また、日本と豪州の政策金利動向を見ますと、お互いに極限まで引き下げています。利食いよりもスワップ損の方が大きい…という事態は避けられるのでは?と考えています。

というわけで、取引継続です。

取引を継続すれば、収益が積み重なります。今後円安にならないという想定をしても、含み損以上に収益を得ればOKという判断ができます。

実際には、いつか円安になるだろうと考えています。

円安になるのはいつか?の評価は難しいですが、日本が置かれた状況を考えますと、円高を維持できないと予想しています。

  • 高齢化:国力の減退
  • 少子化:国力の減退
  • 財政赤字拡大:国家への信認の低下

長期的に見て、この3つは厳しいです。回避は極めて難しいです。

米ドル円の長期チャート

国力と為替レートの関係について、チャートで確認しましょう。下は、米ドル円の長期チャートです。外国為替の現行制度が開始された、1973年以降の表示です。

バブル崩壊(1990年代前半)まで、日本の経済発展はすさまじい勢いでした。ところが、それ以降、停滞を迎えることになります。その様子が、為替レートに反映されています。

米ドル円の長期チャート

長期的な国力は、すぐには為替レートに反映されづらいです。しかし、10年単位のチャートを見ますと、為替レートに反映されます。

国家財政への信認の低下は、どこかでインフレーションに反映されると考えています。

今は円高ですし、今後も円高かもしれませんが、10年単位で考える場合に、どこかで円安に振れると考えています。

すなわち、トライオートFXの公開トレードは、今後も継続するという判断になります。

円高にどれくらい耐えられるか

しかし、超長期で円安見通しだとしても、その前に円高が進行して強制ロスカットになったら、損失で終了します。そこで、ゆったり為替の取引設定を確認しましょう。

取引開始時から、発注範囲に変化はありません。55.00円~84.80円です。すなわち、2016年7月時点で既に、豪ドル円=55円を想定していたことになります。

55円とはすなわち、過去の最低値です。

この記事を書いている時点で、豪ドル円は65円台です。2020年3月に、瞬間的に60円を割り込むことがありました。しかし、まだ余裕があります。

そして、過去3年以上の取引により、証拠金が大きく積みあがりました。その分だけ、円高になっても耐えられます。

さらに、途中で発注数量を減らしました。これも、円高に対して効果を発揮します。

その結果、豪ドル円が40円台前半になっても、強制ロスカットになりません。今回の新型コロナウイルス問題を受けての乱高下によって、利食いペースは劇的に上昇しています。

すなわち、証拠金増加ペースが速くなっています。そのうちに、40円を下回っても耐えられるようになるでしょう。

今後のトレード方針

今後のトレード方針ですが、取引継続に加えて、もう一つあります。それは、歴史的円高を迎えたら、少しずつ長期ポジションを保有することです。

1990年代からの推移を見ますと、安値は55円、高値は110円弱です。下のチャートは、DMMFXからの引用です(超長期チャートは、DMMFXが便利です)。

数字1~3部分が、歴史的最安値です。現在は、数字4です。1~3と同水準まで下落するでしょうか。

豪ドル円のチャート

60円を下回ったら、少しずつ買います。そして、90円~100円の範囲で少しずつ売れたらいいな、と考えています。

本来は、100円を超えてから一気に売るのが正解かもしれません。しかし、そこまでポジションを引っ張るのは、精神的に大変そうです。

少しずつ利食いして、FXを楽しんでいこうと思います。

仮に、55円で1万通貨買えたとして、95円で売る場合、40万円の利食いになります。スワップポイントも加算されます。

こういった取引を狙っています。

最終的な目標

2016年~2019年の成績を見ますと、年間の収益は10万円台半ばです。今年2020年は、発注数量を減らしましたが20万円を狙えるのでは?と考えています。

そして、円高で買って長期保有し、円安になったら利食いです。

何を目標に、このトレードをしているのでしょうか。それは、年金です。

このトレードだけで年金を作るのは、少々心もとないです。しかし、毎月(毎年)証拠金が積みあがる様子を見ますと、精神安定剤としての役割も感じます。

「放置していても、資産が勝手に増えているなあ」という感覚です。

ただし、豪ドル円が30円台、20円台になる可能性はゼロでないので、このトレードに全資産を投入するのはNGです。収益源の一つとして、この自動売買は価値があります。

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