トライオートFXにおいて、認定ビルダーが作った取引設定が新規に公開されました。今回で2回目です。
ゆったり為替は、前回に引き続き、取引設定を提供させていただきました。声をかけていただいて、感謝です。
(前回の設定は、順調に取引を継続しています。)
トライオートFXの取引設定解説
今回、公開させていただいたのは、カナダドル円を使った取引です。ゆったり為替は、損切りが嫌いです。かつ、放置しておけば勝手に資金が増えるという取引が好きです。
今回も、その思考に沿った設定としました。
カナダドル円の長期チャート
下は、カナダドル円の長期チャートです。1991年以降を表示しています。
カナダドル円の長期推移を考える場合、これくらいのチャートが欲しいです。しかし、この期間でチャート表示可能なFX業者は、おそらくないのでは…。
カナダドル円で「損切りしないで永遠の利食い」を目指す場合、ぜひ知っておいて欲しい形状です。
取引範囲
そして、公開しました取引設定では、下の赤枠の範囲で買います。円高記録の60円を意識した設定です。
取引の下限と上限について、それぞれ考察していきます。
取引の下限
取引の下限の基準となったのは、1995年前半の安値60円です。なぜ、この時に円高記録を作ったのでしょうか。
それ以前から円高傾向にありましたが、決定的だったのは阪神・淡路大震災でした。震災後、米ドル円も当時の円高記録になりました(79円)。
それ以降、円高記録は破られていません。
ここで、一つ考察が必要でしょう。確かに円高記録は60円ですが、1995年の話です。25年も経過しています。そんな大昔の数字を採用する価値はあるのか?です。
その後の主な危機と、円高記録は以下の通りです。
- 2008年(リーマンショック):68円
- 2020年(新型コロナウイルス):73円
いずれも、世界中を大きく揺るがせた巨大イベントです。しかし、60円と比べて、ずっと円安部分で底値を形成しています。
というわけで、取引範囲の下限を60円にせず、68円にするという案も有力です。8円(800銭)も上に移動できますから、必要な証拠金を劇的に減らせます。
68円で設定して、円高になる場合
資金効率が高い取引をしたいので、取引の下限を68円に設定したとします。その後、円高になったとします。少し心配になるでしょう。その時のために、備えましょう。
- 利食いで証拠金が増えている
- 注文本数を少し減らしておく
取引をすれば、利食いを繰り返します。すなわち、証拠金が増えていきます。
よって、当初は68円を円高の目途として証拠金を入金したとしても、次第に円高抵抗力がついてきます。すなわち、67円、66円となっても強制ロスカットにならないようになります。
これを期待できます。
もっと確実度を増したい場合は、取引本数を少し減らしておくという方法も検討できます。
公開させていただいた取引設定では、一取引の数量は3,000通貨です。これを2,000通貨にすれば、安全度が高くなります。
取引の上限
次に、取引の上限を見ていきましょう。
上限は、80円にしています。この記事を書いている時点で、カナダドル円=78円くらいで推移しています。上側にあまり余裕がありません。
インヴァスト証券に取引設定を提出した時点では、もっと円高で推移していました。よって、当時は円安方向に余裕がある感じでした。
80円が絶対の上限というわけではありません。そこで、85円あたりを上限にしても良いでしょう。
上限をどこまで引き上げられるか
では、取引の上限は、どこまで引き上げてもOKでしょうか。これを考えるために、再び長期チャートを確認しましょう。右上に、矢印を書きました。
矢印の通り、高値がどんどん低くなっていることが分かります。
よって、取引の上限を100円や110円にしてしまうと、買えたはいいけれど決済できずに含み損…という困った事態になりかねません。
上のチャートを見る限りですが、上限は引き上げても90円までにした方が良いのでは…と感じます。
90円という数字
この90円という数字ですが、キリが良いから適当に書いてみた、というわけではありません。2000年代のラインチャートで見てみましょう(インヴァスト証券から引用)。
円高の位置から円安方向に進むと、なぜか90円の辺りで反落しやすい様子が分かります(いつも90円で反落する、というわけではありませんが)。太い赤線が引いてある部分です。
今後の値動きは不明ですが、この傾向を踏まえるなら、取引設定の上限は90円くらいかな、と想定できます。
為替レートが上限を超える場合
では、為替レートが設定の上限を超えたらどうしましょうか。ゆったり為替の場合、対応は1つです。「その通貨ペアの取引をやめて、別の通貨ペアを探す」です。
特定の通貨ペアにこだわる必要は、ありません。円安トレンドについていくという案もありますが、このトレードは長期の放置です。
円安について行って、その後に大きな円高になったら、痛いです。そこで、別の通貨ペアを探します。
円安についていきたい場合は、長期の放置でなく、別のコンセプトで取引設定を考察します。
トライオートFXのキャンペーン
そして、トライオートFXのキャンペーンです。特徴は、「既存顧客重視」という点です。今回も、そのようなキャンペーンを展開してくれています。
ゆったり為替は、トライオートFXが公開された2014年3月から、ずっとトライオートFXを使っています。そのようなユーザーを大切にしてくれているので、感謝です。
具体的には、以下の通りです。
プレゼント | 入金条件 | 新規取引 |
10,000円 | 60万円以上 | 10万通貨以上 |
3,000円 | 30万円以上 | 3万通貨以上 |
期限は、2020年6月30日までです。こういったキャンペーンを、繰り返し実施してくれています。単発でなくて継続、これがとても重要です。
新規顧客集めも大事ですが、インヴァスト証券は、既存顧客を大切にしてくれます。