TRY(トルコリラ)

トルコリラは、米ドルやユーロに対してどのように動いている?

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044617-2日本では、トルコリラ/円(TRY/JPY)が40円を下回りました。「大台を下回ったな・・・」という感じです。

では、米ドルやユーロに対しては、トルコリラはどのようになっているでしょうか。確認しましょう。

米ドル/トルコリラ、ユーロ/トルコリラのチャート

最初に、USD/TRY(米ドル/トルコリラ)とEUR/TRY(ユーロ/トルコリラ)の長期チャートを確認しましょう。

201601 exchange-rate-try

このチャートを見ると、2011年前半にトルコリラが少し弱くなっていることが分かります。その後1年間ほどは安定して推移していましたが、2013年初めからは継続的にトルコリラが弱くなり続けています。

2011年と2015年末で為替レートを比較すると、およそ以下の通りです。

米ドル/トルコリラ: 1.5 → 3.0
ユーロ/トルコリラ: 2.0 → 3.3

わずか5年で、トルコリラの価値が半減していることが分かります。トルコリラ/円(TRY/JPY)の場合は、そこまで極端な動きではありません。どちらかといえば、逆に円安の動きでした。これは、いわゆるアベノミクスの影響が大きいと予想できます。

トルコリラ/円(TRY/JPY)を取引するユーザーから見ると、最近になって強烈な円高になったように見えるかもしれません。しかし、それは正確ではなく、2013年にはすでに今回のトルコリラ安の動きが顕在化していたということになります。

 

CPI上昇率と政策金利の行方

では、トルコ中央銀行は通貨防衛のために政策金利を引き上げるでしょうか。それを考えるために、消費者物価指数(CPI)上昇率と政策金利を確認しましょう。縦軸の単位は、いずれも%です。

201601 turkey

CPI上昇率のグラフの右に、赤矢印を書いています。これは、トルコ中央銀行が目標としているインフレ率です。年率5%(上下にプラスマイナス2%の変動は可)という設定です。

しかし、概ね上限を超えて推移しています。

政策金利の推移も確認しましょう。2010年5月以降の数字です。インフレ率の高さを受けて、2014年に政策金利を2倍にしました。その後は緩やかに金利を引き下げている様子が分かります。

インフレ率は目標値を上回っているのに、政策金利は低下気味です。一見すると矛盾するようにも見えますが、トルコ中央銀行の見方では、現在の7%台半ばの水準はなお緊縮的な状況です。

通貨防衛およびCPI上昇率を抑え込むために、政策金利を引き上げるでしょうか。あるいは、このまま維持するでしょうか。トルコ中央銀行の政策金利決定会合は年12回ありますので、毎月の確認が必要でしょう。

次回の会合は1月19日(火)です。

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