トラリピ以外にも、ループイフダン、トライオートFXなど、リピート系注文は数多くあります。私たちとしては、もう一つ、MT4でトラリピ型のEAを使う選択肢があります。
ゆったり為替は、外部サーバーを借りてトラリピ型EAを稼働させていたことがあります。しかし、今は使っていません。
そこで、MT4でトラリピ型EAを使うメリットとデメリットを確認しましょう。
ゆったり為替がMT4のトラリピ型EAをやめた理由は、このデメリットに耐えられなかったから、ということになります。
MT4でトラリピ型EA
MT4は、できないことはないのではないか?と思えるくらいに高性能です。
そして、取引画面は、初心者を受け付けない専門性を持っています。MT4マニアからすれば、このプロ仕様の画面に惚れているかもしれません。
MT4のトラリピ型EAのメリット
何でもできるというところに関連しますが、FX業者で使える機能をEAで実装するのは簡単です(プログラムを組めるなら)。
また、自分だけの機能を追加することも可能です。
トラリピは万人向けに作られています。このため、個別には多少不満があるという部分があるのは、仕方がないことです。MT4を使えば、そのような不満は存在しません。
自分用のEAを作って売買できるからです。
その他にも、メリットはいくつかあります。
- スプレッドが狭い
- 売買手数料不要
- 通貨ペアの制限なし
この3つは、極めて重要な項目です。特に、「通貨ペアの制限なし」が大切です。
トラリピをしたい場合、選択できる通貨ペア数は11しかありません。そこで、ループイフダンやトライオートFXを選択肢に入れるのですが、マイナー通貨ペアまで網羅しているわけではありません。
MT4なら、数多くの通貨ペアから選べます。しかも、狭いスプレッド・売買手数料無料でOKです。
MT4を使う技術を持っているなら、トラリピ型EAを使いたいと思うのは自然です。
バックテストができる
また、超重要な機能として、バックテストがあります。バックテストをすれば、「利食い幅を何銭にすれば、最も効率的に資産を増やせるか」といった検証ができます。
トラリピで売買している皆様は、この点を特に気にしないで取引しているかもしれません。
しかし、心のどこかに、モヤモヤした感じを持っていると思います。「本当は、もっと良い利食い幅があるのではなかろうか?」と。
ゆったり為替は、PCを2台使い、バックテストをやり込みました。その結果、ゆったり為替の最適解を持っています。しかし、こういった検証は、トラリピではできません。
MT4ならではのメリットです。
MT4でトラリピ型EAを使うデメリット
ゆったり為替は、外部サーバーを借りてトラリピ型EAを稼働させていたことがあります。しかし、今は使っていません。
デメリットが無視できない大きさになってしまったからです。その結果、多少の売買手数料を支払ってでも、多少スプレッドが広くても、MT4でない業者を使いたい!となりました。
この辺りは、個人差があると思います。この程度のデメリットなら問題ないよ?だったら、MT4でトラリピ型EAを使えるでしょう。
以下、デメリットを確認します。
MT4のバージョンアップ
MT4は、時折バージョンアップします。通常は、小さなバージョンアップですので、取引に何の影響もありません。
しかし、大きめのバージョンアップが、稀にあります。この際、EAに影響がないかどうかを調べなければなりません。調べずにEAを稼働し続けても良いのですが、エラーになったら大変なことです。
この確認が辛いと感じました。
MQL4(MT4のプログラム)に精通していれば、特に苦しくないデメリットでしょう。しかし、ゆったり為替は、プロ並みではありません。
このチェックは、とても大変でした。
システムメンテナンス
MT4業者は、時々メンテナンスをします。週末が多いでしょう。この際、EAの稼働が止まります。メンテナンス終了後、再稼働しなければなりません。
(これは、FX業者ごとに異なるかもしれません。私が使っていたMT4業者は、そういうルールでした。)
そして、メンテナンスがあるのに気づかず、何日も経過してから約定していないことに気づくことがありました。すなわち、その間の利益はゼロです。
「今週末はメンテナンスがあるかな?」と、毎週のように確認するのが面倒になりました。
トラリピだったら、文字通り何もしなくてもOKです。完全放置しても、稼働が止まってしまうことは、ありません。
EAのバグの恐怖
そして、EAのバグも、なかなかの恐怖感です。安定稼働していると、だんだんと消える感情です。しかし、完全には消えることはありません。
自分でEAを作る場合、プロ並みの技術でないと、不安が付きまといます。
EAを買う場合、バグがあったらすぐに直してもらえるか?という問題があります。販売会社は、信頼できるでしょうか。変なコードを埋め込まれていないでしょうか。
以上、MT4を使うデメリット3つを確認しました。ゆったり為替は、この3つに要する時間、精神力のコストが過度に大きいと感じました。そこで、FX業者が提供するサービスに引っ越しました。
外部サーバーは、一定レベルの性能が必要
なお、外部サーバーを借りるのは、特にストレスになりませんでした。むしろ、24時間安定稼働してくれるので、とても助かります。
大波乱のときでも確実に稼働してもらう必要がありますので、月額2,000円前後のものが良いのでは?と思います。
激安の外部サーバーもあります。しかし、スペックを見ますと、相場の波乱時にアクセスが集中したら、サーバーが反応しなくなるリスクを感じます。
安価なのは、それなりの理由があるということになります。
技術力と情熱があるなら、MT4
では、ゆったり為替は、MT4でのトラリピEAをおすすめしないか?ですが、そんなことはありません。
MT4に関する技術と情熱を備えていれば、MT4の方が有利だと思います。ゆったり為替は、技術も情熱も不十分だった、ということになります。
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