両建て

両建ての必勝法を考える

投稿日:2019年8月22日 更新日:

どの手法にも、メリットもあればデメリットもあります。よって、「必勝法」というのは難しそうです。

しかし、そこを曲げて、両建ての必勝法を考察します。

両建ての必勝法が難しいパターン

最初に、裁量トレードで両建てになる(なってしまう)パターンを3つ考えます。

ゆったり為替が考える範囲ですが、この3つの両建ては難しいのでは?と思います。買い・売り共に同数を取引するとします。

買いポジションが含み損になってから売り

最初に、どこかの為替レートで買ったとします。その後、下落してしまい、買いポジションを保有したまま新規に売る場合です。

下の図の通りになります。

両建て

新規で売りになって以降、為替レートがどのように動いても、損益合計は常に含み損になってしまいます。これは厳しいです。

「両建て後、売りポジションを利食いした後、為替レートが上昇するのを待って買いポジションも利食い」というのは、ありうる話ですが困難です。

その技術があるなら、この両建てをしないでしょう。

売る時点で買いポジションを損切りします。そして、売りポジションを利食いした後で新規に買います。この方が、より大きな成功を得られるからです。

買いポジションが含み益になってから売り

次に、買った後に含み益になり、その時点で売りポジションを持つ場合を考えます。これも、両建てになります。

その後、為替レートがどのように動いても、ポジションの合計は含み益です。しかし、これはもったいないです。

両建て

為替レートが上昇すると、売りポジションの含み損が増えてしまいます。逆に為替レートが下落すると、売りポジションの含み益は増えますが、買いポジションの含み益が減少します。

この場合は、両建てにしないで、どこかの時点で買いポジションを利食いし、その後、下落すると思う時点で売る方が合理的です。

買いと売りを同時に実行

最後に、ある為替レートで買いと売りを同時に実行する場合です。これも、難しいです。

為替レートがどのように動いても、スプレッド分だけの損失が発生します。

両建て

「先に片方を利食いして、その後、もう一方のポジションを利食いする」という方法もあります。これは、最初に見た「買いポジションが含み損になってから売り」と同じ話になります。

すなわち、為替レートが動くと思う側にポジションを取り、利食いしてから、その逆のポジションを取るのが合理的です。

含み損が増える側に、わざわざポジションを持つ必要はありません。

買いと売りの価値が同じなのが問題

こうしてみると、裁量トレードの場合、どのように両建てをしても合理的でないという結論になってしまいます。必勝法とは程遠いです。

この考察で問題なのは、買いと売りで価値が同じということです。例えば、以下のようなことです。

  • 買いと売りで同数を売買している
  • 為替レートが上下どちらに動くか、確率に明確な違いがない
  • 同じ時間軸で考察している

3つ目の「同じ時間軸」ですが、下のリンク先の記事で両建て手法2つを考察しています。ゆったり為替が実際に使っていたものです。

両建て手法2選【円高を利用】

両建てのトレード手法には、複数あるでしょう。ここでは、ゆったり為替が実際に使用した2つをご案内します。 両建てのメリット 買いのトレードは躊躇なくできるのに、売りは得意でないという方は少なくないだろう ...

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これは、円安方向は月足、円高方向は日足~時間足で考察しています。

すなわち、「短期的には円高傾向だけれど、長期的には円安だよね」という想定で両建てしています。

この場合も、「先に短期で売って、利食いした後に長期で買う」のが合理的だと思います。しかし、この方法の場合、損切り決済の精神的ダメージがないのがメリットです。

(どこまでも円高に突き進んでしまう場合は、厳しいですが。)

今のところ、ゆったり為替にとっての両建て必勝法は、リンク先の記事の手法です(過去においては資金が増えました。しかし、今後も必ずそうだという意味ではありません)。

デメリットは、「歴史的な超円高のときにしか実行できない」ということです。いつでも実行可能な方法だったら、良いのですが。

長期のリピート系注文で両建て

長期のリピート系注文の場合、両建てが機能しやすいです。例えば、下のチャートはNZドル円です。

長期間にわたって、40円台前半~90円台半ばで動いていることが分かります。

NZドル円の長期チャート

そこで、NZドル=42円くらいで、100万通貨くらい買って、長期保有します(何万通貨でも構いません)。

そして、43円~95円くらいの間で、売りのリピート系注文を仕掛けます。全部で80万通貨くらいでしょうか。

すると、NZドル円が42円よりも上で推移する限り、どのように動いても含み益になります。しかも、値動きのたびに利食いしますし、スワップポイント益も入ります。

長期リピート系注文の両建てのデメリット

この方法のデメリットが顕在化するのは、2つの場合でしょう。

  • 為替レートが30円台、20円台と進む場合
  • スワップポイントがマイナスに転じる場合

どんどん利食いすれば、証拠金が増えていきます。すなわち、円高になってもトレードを維持できます。

しかし、30円台や20円台になると、さすがに厳しそうです。

また、NZの政策金利が劇的に引き下げられて、NZドル円を買う場合のスワップポイントがマイナスに転じてしまう場合も、具合が良くありません。

利食いでカバーしてくれれば良いのですが。

米ドル/香港ドル

積極的に取引するには要注意ですが、米ドル/香港ドルも興味深いです。下は、YJFX!から引用した週足チャートです。

USDHKDのチャート

米ドル/香港ドルは、香港当局の方針で7.75~7.85の範囲でのみ動きます。ならば、その範囲で適当に売って買ってを繰り返せばOKとなります。

含み損になっても構わない。両建てになってもOK。なぜなら、7.75~7.85の範囲で動くので、含み損を放置しても、いずれ利食いできるからです。

注意点としては、この政策が未来永劫続くことはないだろうということです。一気に取引を繰り返して資産を増やすという案が考えられます。

メインの手法としては、以下の2つになるだろうと思います。

  • 米ドル/香港ドル=7.75付近で買って、どこかで利食い
  • 米ドル/香港ドル=7.85付近で売って、どこかで利食い

香港当局の金融政策が変更されるあたりで、この手法での取引を終了します。

米ドル/香港ドルを取引できるFX業者は、ごくわずかしかありません。その中で有利な条件なのは、YJFX!です。

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