その他のトレード方法

勝てる手法でも勝てない理由

2020年2月11日

前回の記事で、損切りが上手にできないという点を考察しました。

損切りできない…損切りの目安はどこか

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損切りする際、何らかの根拠に基づいているはずです。そして、その根拠は、何かのトレード手法でしょう。

ということは、そのトレード手法が「勝てる手法」ならば、損切りで悩まずともルール通りに取引すればOKです。

しかし、勝てませんし、損切りも上手にできません。

今回は、その理由を考察します。

勝てる手法なのに

勝てる手法なら勝てるのであって、それで勝てないとはどういうこと?

これは、「この手法で勝てるよ!」と言っている人は勝てるけれど、それを他人が真似ても勝てないという状況です。

これは、一般的に数多く見つかると思います。このブログでも出てきます。

例えば、スキャルピングです。【関連記事】スキャルピングのトレード手法

上の記事は、スキャルピング名人の手法を解説しています。正確に書いています。しかし、ゆったり為替は成功できませんでした。

では、ゆったり為替の手法はどうなんだ?ですが、FX攻略.comのスタッフに教えたのですが、苦戦していました。

下は、それについて書いた記事です。

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自分で手法を見出す場合

上のリンク先記事「FXが難しい理由」で、手法を取得できない理由を2つ書いています。

  • 経験
  • 性格

もう少し、深く掘り下げます。

下は、FX手法のイメージ図です。一つ一つのマスが、有効そうなトレード手法を示しています。

FX手法の図そして、灰色のマスは、試行錯誤の末に習得できなかった手法を示します。白いマスは、まだ試していないという意味です。

数多くの手法を試し、バックテストも繰り返してきました。しかし、どうしても勝てません。

しかし、とうとう、自分にとってピッタリの手法に出会いました。赤マスの方法です。

こうして、赤マスの方法でしっかりと資金を増やし、周囲の人にも手法を教授しました。しかし、教えられた人の多くは、赤マスの方法で成功しません。

他人にとって、この赤マスの手法は、灰色の手法と同じです。

勝てるトレード手法の習得は難しい

赤マスのトレード手法は、ひどく複雑という場合もあるでしょうし、簡単な場合もあるでしょう。

また、成功している人が、その手法を言語化できない場合、他の人がその手法を習得するのは困難を極めるでしょう。

手法を言語化できないことは、珍しくありません。トレードと言語化は、異なる能力だからです。

(ゆったり為替は、言語化できない…というトレーダーに会うと、「あ、この人は本物かな」という感じで接しています。)

手法を正確に言語化できるとして、赤マスの手法を教授しても、多くの場合成功できないでしょう。その理由として、いくつか考えられます。

理由:典型的な取引チャンスは多くない

たいていの手法で、「取引すべき典型的なパターン」が存在するでしょう。しかし、そのような典型的な例は、多く出現するものではありません。

わずかであっても、形が崩れていることが大半です。その崩れを見て、今取引できるかできないかを判断します。

その崩れを適切に表現するのは、とても難しいです。

理由:損失トレードの繰り返し

そして、その崩れを適切に表現できるとしても、その崩れの形が全く同じ状態で次に出てくるのは、いつになるでしょうか。

遠い将来かもしれませんし、もう二度と出てこないかもしれません。

証拠金を増やせる人は、そのような崩れについて、無数のパターンを判断できます。

なぜ、判断できるのでしょうか。それは、経験でしょう。

採用されなかった灰色マスの方法を含め、無数にトレードを試行錯誤してきました。その蓄積がモノを言います。

上のイメージ図で、数多くの灰色マスがあります。これは、無駄ではありません。

「自分の場合、灰色マスの方法ではダメだった」という経験値が蓄積されていきます。

そして、なぜ灰色の方法ではダメだったのか、頭の中で徐々に整頓されていきます(言語化できない場合も多いでしょう)。

それが、採用された赤マスの手法に反映されます。

(ある手法を試して、うまくいかない場合にすぐに手法を乗り換えるのとは、大きく異なります。)

理由:勝てる手法にしがみつく

数多くの不採用トレードを経験した後、赤マスの採用トレードにたどり着きました。

すると、「これだ!」という感じで、ひたすら研究します。

数多くの不採用トレードを経験してきました。それらに比べて、赤マスの方法なら成功できるかも?という期待を持っています。

すると、何が何でもしがみついて研究します。

自分で開発する場合、教えてくれる人はいませんので、回り道になろうとも、とにかく研究します。

すなわち、その手法に関しては、他人が追い付けないほど高レベルになります。

教えてもらう人の特徴

ここで、勝てる手法を教えてもらう人の特徴を確認しましょう。

  • 勝てる手法を教えてもらう
  • その手法で取引する

こうなるでしょう。

この場合、灰色マスの経験が生かされない可能性があります。赤マスの勝てる方法は、自分でたどり着いた方法でないからです。

また、教えてもらった方法をそのまま実践するわけですが、教える側は、全てのパターンについて表現できるわけではありません。

一方、教えてもらう側は、「手法を教えてもらえば、簡単に勝てるようになる」と淡い期待を抱いています。

すると、理想と現実の乖離に気付くことでしょう。

「この手法はダメだ。詐欺だ。」などと、短絡的に判定することになります。この場合、いつまでたってもトレードで成功できそうもありません。

訓練を繰り返す

というわけで、勝てる手法で成功している人から教えてもらったとしても、経験値は自分で高めるしかありません。

経験値は、教えてもらっても高くならないのが難点です。自分で、ひたすら繰り返します。

その結果、身につかないこともあるでしょう。それは、仕方ありません。

自分の性格がそのトレード手法を受け付けないならば、どれだけ頑張っても、おそらく成功できないでしょう。

ゆったり為替の例でいえば、スキャルピングやデイトレードです。性格が全く合いません。

スキャルピング名人の手法を正確に文字化できますが、トレードで期待通りの成績を得られません。これは、仕方がありません。

ゆったり為替の場合、スイングトレードから超長期の範囲で優位性を発揮できます。

当記事冒頭の、損切りできないことについて

ここで、この記事の冒頭に戻ります。適切に損切りできないという点です。

なぜ、損切りできないか。

現実損を出したくないという理由もあるでしょうが、「現在使っているトレード手法を、信用していない」ことも大きいだろうと思います。

自分の手法を信頼しているなら、損切りできます。なぜなら、今回損しても、次に挽回すれば良いからです。

信頼しているとはすなわち、証拠金を増やせると確信しているということです。

損切りできないということは、手法を信頼していないということでしょう。

では、なぜ信頼していないか?ですが、その手法について、とことんまで追究していないからでしょう。

「これだけ研究して、これだけ経験も積んだ。誰にも負けないほど訓練した。結果、この手法は素晴らしい。」

となれば、損切りに躊躇する必要はありません。…と言いますか、躊躇することなく損切りするでしょう。

損切りできないという場合、訓練と研究が不十分な可能性があると予想しています。

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