相場見通し&実戦

今週のトレード戦略【2020年3月9日の週】

いつものこの記事は、「先週の相場の振り返り」と「今週の戦略」を分けて執筆しています。

先週は、とても値動きが大きい週でした。そこで、構成を変えまして、2つの通貨ペアを考察します。米ドル円と米ドル/スイスフランです。

米ドル円

下は、日足チャートです(DMMFXから引用)。

108円から110円の範囲でレンジを形成していましたが、2020年2月半ばに、上方向に抜けました。このまま行くのか?という感じでしたが、一気の下落を見せています。

どこまで下落するのか全く不明で、恐怖さえ覚える形状かもしれません。

米ドル円のチャート

週足チャート

日足チャートでは良く分からないので、週足チャートにしてみましょう。下の通りです。

米ドル円のチャート

上のチャートの右側を見ますと、大きな陰線が2つ出ています。今回の急落です。

チャートの真ん中に、大きな陰線と長い下ヒゲがあります。これは、2019年1月初めを中心としたあたりです。今回は、それ以来の大きな下落です。

では、このまま下落を続けるのか?ですが、下落はいったん止まりやすいと考えています。

具体的には、上のチャートの下側に、白い補助線(数字1)を追加しています。米ドル円=105円です。ここで、下落と上昇の攻防戦が展開されると考えています。

15分足チャート

下は、15分足チャートです。

3月6日18時30分ごろ(チャートの中ほど)で急落しました。しかし、105円あたりで急ブレーキがかかっています。その後は、狭い範囲でレンジになりました。

米ドル円のチャート

ここで注目できるのは、22時30分に米雇用統計が発表され、その数字が市場予想よりも大幅に良かったことです。下は、前月比純増数です。

  • 市場予想:17.5万人増
  • 結果:27.3万人増

新型コロナウイルス問題が大きくなる前の数字ですが、市場予想を大幅に上回りました。しかし、チャートの反応は極めて限定的です。

下落圧力が大変強いことが、分かります。

月足チャート

さて、この105円の下値支持線ですが、長期間にわたって機能し続けてきました。下は、月足チャートです。

白の補助線を追加しています(数字1)。米ドル円が105円に近づくと、不思議と反発したり反落してきたことが分かります。

米ドル円のチャート

5年以上続いてきた線です。105円前後での攻防戦が展開されると見込んでいます。

では、105円が破られてさらに円高になる場合は、どうでしょうか。下の月足チャートの通り、米ドル円=100円に下値支持線を確認できます。

米ドル円のチャート

1993年から機能してきましたので、105円よりも強力なラインです。

100という数字は、キリが良いです。このキリの良さも、下値支持線の強さを補強しているでしょう。

現時点で、下のリンク先記事で考えました下値目途を維持しています。105円と100円です。

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100円をしっかりと下回る場合

では、100円をしっかりと下回る場面があるとするなら、どんな場合か?です。

「実体経済に大きなダメージが出てしまう場合」でしょう。下のリンク先記事は、リーマンショックの例を振り返ったものです。

リーマンショックそのものよりも、実体経済のダメージの影響が厳しかったことが、ぼんやりと見えてきます。

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米ドル/スイスフラン

もう一つの通貨ペアとして、米ドル/スイスフランを見ましょう。

トライオートFXの認定ビルダーとして、この通貨ペアを使った設定を公開しています。

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ざっくりと確認しますと、0.918~0.996の範囲で買い注文です。0.98台後半よりも高値の注文は、約定していないでしょう。

よって、直近で保有しうるポジションは、0.918~0.984くらいの範囲となります。

日足チャート

下は、日足チャートです。米ドル円の時と同様に、一気の下落となっています。

このような急落時には特に、日足チャートでは分析しづらいです。月足チャートに移りましょう。

米ドル/スイスフランのチャート

月足チャート

月足チャートを見ますと、2015年前半からレンジで推移してきたことが分かります。

さらに分かるのは、他の月と比較すると、3月の下落(一番右のローソク足)は目立った大きさではないということです。

ただし、3月はまだ1週間しか経過していません。よって、今後の推移に注目です。

米ドル/スイスフランのチャート

上のチャートに、下値支持線を2本引きました。ここが下値目途として機能しやすいです。

チャートの一番右を見ますと、補助線の辺りで反発していることが分かります。

一気に反発するか、それとも安値でもみ合うか、現時点で不明ですが、上下動しやすい環境にあると考えています。

なお、安値付近で、下値支持線がいくつも見つかります。そこで、買い注文を0.918まで設定しています。

ここを明確に割り込む場合は、損切りすることになります。「明確に」をいつどのように判定するかというのが、難しいところです。

安全度重視の設定

ゆったり為替は、安全重視の設定を好みます。

相場が堅調なときには、あまりにつまらなく、魅力に欠ける設定に見えるかもしれません。しかし、実際に急落するときに、威力を発揮します。

当ブログでご案内している設定は、トライオートFX公式サイトでご案内しています設定と比べて、損する場合の金額が少ないです。

その分だけ、通常時の利食い額は小さくなります。

追加のトレード案

ここで、安全度重視の設定を採用しているとしましょう。すなわち、その分だけ証拠金に余裕がありますし、含み損も小さいです。

この場合、これから追加で採用できるトレード案は、以下の通りです。

  • 現在の安値で少し買って、レンジの上側に復活したら利食い
  • 追加で、安値で小さく買って、小さい利食いを繰り返す
  • 少しだけ売りのトレードをする

現在は、安値に位置しており、強力な下値支持線の上にあります。すなわち、ここから反発しやすく、かつ、底抜けするとしても時間を要すると想定できます。

それを狙います。

現在値で、追加で小さく買って、小さく利食いです。同様に、小さく売って小さく利食いです。すなわち、ごく狭い範囲で、両建てのリピート系注文の実行です。

また、再度の大幅上昇を期待して、中長期保有のポジションも少し保有します。

こういった追加の施策ができるのは、最初に安全度重視の設定をして、証拠金に余裕があるからです。

最終的に底抜けするとしても、この狭い範囲の利食いでダメージの軽減を狙います。実際に両建てをするか、追加で買うかというのは、人によって判断が変わってくるでしょう。

底抜けする場合

ちなみに、底抜けする場合は、2015年1月のスイスショックを意識するということになります。

スイスショックは、あまりに特異な状況でした。どこまで参考になるか不明です。下の月足チャートで、左にある巨大なローソク足が、スイスショック部分です。

米ドル/スイスフランのチャート

スイスショック安値までポジションを引っ張るのは、難しいのでは?と思います。

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