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ループイフダンの買い注文の上限をどこにする?【豪ドル/NZドル】

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直近の豪ドル/NZドルは、上昇の勢いがやや強いです。

そこで、買い注文で取引するときの上限をどこにすべきか、という問題を考察します。実際に取引している皆様は、感情の揺さぶりを伴うこの問題と対決することになります。

豪ドル/NZドルの月足チャート

下は、豪ドル/NZドルの月足チャートです。2014年1月から表示しており、長期にわたってレンジ相場となっていることが分かります。

豪ドル/NZドルのチャート

現在の変動為替相場制が採用された1973年以降、豪ドル/NZドルの下限は1.00くらいです。

その事実をもっと早く教えてくれればよかったのに!という声が出るかもしれません。何年も前から豪ドル/NZドルを取引していれば、ひたすら利食いができたかもしれないからです。

しかし、この事実を知っていたとしても、実際にトレードできるかどうかは別の問題です。

ゆったり為替がループイフダンの書籍を公開させていただいた後の下落幅は、下のチャートの数字1の矢印の通りです。その後、反発しています。

豪ドル/NZドルのチャート

月足で見ると、大きな距離を進んだわけではありません。レンジ全体の3分の1くらいしか進んでいません。

スワップポイント損で苦しい思いをした皆様は、多いと思います。必要以上に苦痛に感じる必要はありません。

しかし、「損失が自動的に毎日積み重なる」というのは、どうしても苦痛です。

含み損とスワップポイント損に耐えられるか

  • 豪ドル/NZドルはレンジである
  • スワップポイント損は苦痛である

この2つを理解したうえで、豪ドル/NZドルのレンジ全体を使って、ループイフダンで買うとしましょう。

そして、下のチャートの数字2~4のような、大きな下落を経験するとします。

豪ドル/NZドルのチャート

上側のチャートの数字1の下落でも厳しかったのに、2~4の下落に耐えられるか?という問題が出てきます。

為替レートが下落する場合、一直線に進むわけではありません。このため、下落トレンドでも利食いを繰り返します。しかし、数字1の下落で厳しいと感じる場合、2~4の下落で耐えられないでしょう。

ポジション一覧を見ると、数多くのポジションがあります。ほぼすべてのポジションが含み損です。そして、スワップポイント損益も全てマイナス。

これに耐えるには、強靭な精神力が必要です。

強靭な精神力を発揮しても、利食い額よりもスワップポイント損の方が大きくなってしまうかもしれません。

そこで、工夫が必要となります。

少しでも楽に取引する工夫

この苦痛を緩和する方法として、最も基本的なものの一つは、取引する上限レートを設定することです。

例えば、豪ドル/NZドル=1.06よりも上になったら取引を止めよう、という具合です。どのレートに設定しても構いません。トレードする人の精神力が許す範囲で決めます。

そして、決めたレートを超えて上昇したら、取引を停止します。再び下落して設定レートの下に進んだら、取引を再開します。

利食いを繰り返した後で取引停止が実現する場合、利食い確率100%となっているでしょう。その後、再び為替レートが下落して取引を再開する場合、気持ちはとても楽です。

といいますのは、既に資産がいくらか増えているからです。

利食いを再開し、最終的に豪ドル/NZドル=1.00をしっかり下回って損切りになっても、損失を抑えられます。損切りなのに、合計でプラスにすることも可能です。

上限レートは変更しない

なお、上限となるレートは、ひとたび決めたら変更しない方が良いです。

利食いをどんどん繰り返した後に、為替レートが上限を超えてしまったとします。この場合、設定した上限レートが低すぎたと感じるかもしれません。

といいますのは、現在のレートは既に上限を超えていて、取引できないからです。

しかし、この場合、上限レートを変えるべきではありません。上限レートを変えたいというのは、トレードしたいという単なる欲望にすぎないからです。そこに、チャート分析などの合理性はありません。

感情が優先しだすと、最終的に損失で終わってしまう姿が容易に想像できます。

ひとたび決めた上限レートは、守りましょう。

取引できない期間は、取引しないで待ちます。FXは、豪ドル/NZドルだけではありません。いくつかの通貨ペアで取引できるように、あらかじめ準備しておきましょう。

そうすれば、手持無沙汰でどうしようもない期間を減らすことができます。

売りのループイフダンはどうか

豪ドル/NZドルは年単位でレンジになっています。ならば、レンジの上限あたりで、売りのループイフダンをすれば良いのでは?と感じるでしょう。

売れば、スワップポイントはプラスになります。ここで、1973年以降の年足チャートをご覧ください。

豪ドル/NZドルの長期チャート

右の赤枠部分が、今回のレンジです。過去50年近くのチャートを見ると、今は歴史的最安値圏にいることが分かります。

このチャートを見て、売りで勝負できるか?です。

売って取引して、最終的に損切りになったとしましょう。この場合も、損切りになる前に数多くの利食いを繰り返すと期待できます。

利食いとスワップポイントの合計額が、損切り額を上回ればOKです。この場合は、売り取引をしてよかった、ということになります。

ただ、ゆったり為替の場合は、長期チャートを見て、長期に取引するのを好みます。この視点で考えると、歴史的最安値圏で売って取引するのは、難しい判断です。

なお、今後、歴史的最安値圏よりもさらに下に進むと考える場合は、売りを積極的に考えることになります。

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