長期トレード

月足の長期トレード「安値で買って高値で売る」

投稿日:2019年3月30日 更新日:

投資の基本は、「安値で買って高値で売る」です。FXの場合は、スワップポイントの関係もあって「高値で売って安値で買い戻す」も基本形とみなせるでしょう。

では、ゆったり為替流の超長期トレードにおいて、安値で買って高値で売るために実践している方法は何か?をご案内します。

普段FXをしていないという場合でも、実行可能です。

超長期チャートを取得

安値で買って高値で売るという場合、最初に安値で買って、次に高値で売ることを目指します。すなわち、安値はどこか?が分からないと先に進めません。

そこで、超長期チャートで考えましょう。下は、1973年以降の米ドル/円チャートです。

米ドル/円の長期チャート

なぜ1973年か?ですが、この年から変動為替制度が事実上始まったからです。それ以前(正確には1971年まで)は、1ドル=360円の固定為替制度でした。

固定為替レートでは、為替レート変動の分析ができません。チャートに表示しても、ほぼ水平線になります。

そこで、1973年以降で確認します。

米ドル/円の超長期チャートの特徴

上の超長期チャートをご確認いただきますと、いくつかの特徴が分かります。今回のトレードと結び付けて考えますと、以下の通りです。

1990年代前半までと、それ以降では、値動きが異なる。

バブル経済が崩壊したのは、1990年代前半です。バブル経済の崩壊は、為替レートにも影響を与えただろうことが分かります。

このチャートを見ますと、とりあえず1990年代前半以降で分析すれば十分かな、と考えることができます。そこで、1993年以降のチャートを確認しましょう。

1993年以降の米ドル/円

下のチャートは、1993年以降のチャートです。今回は「安値で買って高値で売る」を考えていますので、安値に注目しましょう。

米ドル/円の長期チャート

  • 安値1:1995年の米ドル/円=79円
  • 安値2:2011年の米ドル/円=75円

米ドル/円の円高記録は、70円台半ばから後半だと分かります。この2つの年は、特徴的な出来事がありました。

1995年:阪神淡路大震災

震災後、当時の円高記録79円を記録しました。

2011年:東日本大震災

震災後、円高新記録の75円を記録しました。

今後どうなるか不明ながら、「円高時に大災害がある場合、円高記録を更新する可能性がある」を想定して行動するのが候補になります。

ゆったり為替は、2010年~2011年あたりで、80円台でガッツリと米ドル/円を買って長期保有しました。その時の思考をご案内します。

過去の安値を勘案

考え方の一つは、過去の安値記録を参考にする方法です。これは、過去記事(下のリンク)でご案内しています。

ゆったり為替が大きく勝った方法【底値で買う】

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過去の歴史的安値まで下落すれば、そこで価格が止まりやすいだろうという考え方です。

また、財務省と日銀による円売りドル買いの市場介入がビシバシと実行されていたことも、補強材料です。この財務省・日銀の市場介入は、長期トレードをする上で参考になります。

日銀の市場介入と米ドル円の推移

この記事を投稿した時点では、財務省・日銀による市場介入は想定しづらいです。 しかし、いつの日か、再び市場介入が行われる日が来るかもしれません。その場合に備えて、日銀による市場介入と米ドル/円の推移の関 ...

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超円高の日本を想像する

リーマンショック(2008年)から2012年前半までの超円高時代、こんなことが良く噂されていました。

「これ以上円高になると、日本から製造業がなくなる」です。

日本で製造して輸出する場合、円高は不都合です。卸売価格1ドルの商品を輸出する場合、1ドル=120円ならば売上120円ですが、1ドル=80円だと80円しかもらえません。

「円高で売上が3分の2になったから、給料も即3分の2にします!」というわけにもいきません。高コストで低収入なら、企業を維持するのが大変です。

ここから、想像力(妄想力?)を膨らませます。例えば、米ドル/円=60円の世界を考えます。

  • 日本の製造業は、余程の体力がない限り、海外に逃げるか衰退
  • イノベーションがない限り、日本の産業は空洞化する
  • 日本は法人税等が不利であり、日本でのイノベーションは期待薄
  • さらに、少子高齢化で活力が失われる
  • そんな国の通貨を欲しいと思うか?(いや、思わない)
  • ということは、超長期的には円が敬遠されて円安になるのでは?

ならば、超円高になった時点で、円売りドル買いをすればいいんじゃない?という発想が可能です。そこで、超円高時は米ドル/円の買いです。

ただし、上の諸点は想像力(妄想力?)を膨らませた思考です。そこで、レバレッジは1倍台、最大でも2倍に抑えます。

米ドル/円=80円でレバレッジ2倍で買えば、米ドル/円=40円近くになっても強制ロスカットを回避できます。

スワップポイントも考慮

この手法で取引する場合、買ってから決済するまでに要する期間は、とても長くなります。少なく見積もっても1年、長期ならば10年以上になるかもしれません。

そこで、スワップポイントも確認しなければなりません。

1973年以降のチャートで考察しましたから、スワップポイントもそれ相応の期間が必要になります。

ただ、そんな長期のスワップポイントを公開しているFX業者はありません。そこで、「日米の政策金利差=スワップポイント」だとみなして考察します。

スワップポイントの超長期分析につきましても、機会がありましたらご案内しようと思います。

この分析を生かして、米ドル/円を安値で買ったら、後は放置です。いい感じで円安になったら、少しずつ利食いしていくことになります。

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