FX口座あれこれ

FXTFに何があった?日本最狭スプレッドは実現するか

最近のFXTFですが、経営方針が大きく変わったようです。そこで、直近の様子を見てみましょう。

FXTFは事業分野を集中

最初に「あれ?」と気づいたのは、バイナリーオプションのサービス終了のお知らせでした(2020年7月17日に終了)。

バイナリーオプションが登場したころは、とても素晴らしい商品性で顧客が大勢集まっていたと記憶しています。ゆったり為替は、23時間のバイナリーオプションが好きでした。

しかし、2013年11月の規制強化が痛かった。その後、現状になっています。

たまたま、FXTFのリリースを見ていたら、法人口座の取扱も終わりです(2020年7月17日に終了)。

法人需要がどれくらいあるのか不明ですが、個人分野に集中するんだろうと分かります。

MT4も事業縮小?

FXTFは本格的にMT4に集中するんだなあと思っていて、たまたまMT4を調べる必要があって公式HPを覗いてみたら…。

(下の画像は、公式HP)

FXTFのMT4

えっ…!

※口座申込み完了日時が2020年5月2日AM9:00以降のお口座では、FX自動売買プログラム(EA)を組み込んで行う自動売買取引はできません。

衝撃的で、何が書いてあるのか、しばらく理解できませんでした。それくらいの大きなお知らせです。

MT4の機能

MT4は、何でもできると思わせるような高機能です。その主な機能をざっくりと書きますと、以下の通り。

  • 自動売買
  • EA(自動売買プログラム)の制作
  • バックテスト
  • 高機能チャート
  • 裁量トレード など

色々あるとはいえ、最大の魅力は自動売買でしょう。

自動売買をするにはEAが必要なので、EAにも人気が集まります。優秀なEAを作るには、バックテストが欠かせません。というわけで、バックテストツールとしても優秀です。

さらには、プログラムを作ればオリジナルのインジケーターも実装可能です。

それに加えて、裁量トレードもできます。…すなわち、MT4にとって最重要なのは自動売買であり、裁量トレード「も」できる、という位置づけだと理解していました。

FXTFは、その自動売買を不可にしました。これが、しばらく理解できなかった理由です。

自動売買できないMT4にした理由

自動売買ができないMT4とは…!

例えるなら、自分だけ飛車角なしで将棋を指すようなものであり、相手は金属バットなのにこちらは竹バットで野球をするようなものであり、9人対11人でサッカーをするようなものであり…という気がします。

事業分野を個人向けMT4に一本化するかと思っていたら、個人向けMT4でもサービスを縮小しています。この理由は何だろう…。

ぜんぜん分からないのですが、考えた内容を書いてみます(よって、正解か間違いか、全く不明です)。

新サービス?

新サービスに経営資源を投入する予定なのでは?と考えました。これなら、分かりやすいです。

バイナリ―オプションや法人に割いていた経営資源を新サービスに回し、さらに、MT4事業からも経営資源を回して画期的なサービスを作るぞ!という話。

(しかし、噂レベルでもそういう話を聞いたことはないので、この選択肢はないかも。)

スプレッド競争で完全勝利を目指す?

次に考えたのは、あらゆる経営資源をスプレッド競争に投入して、最終的に勝利するというシナリオです。下は、FXTFのスプレッドです。

FXTFのスプレッド

米ドル/円の業界最狭スプレッドが0.3銭だったころ、ゆったり為替は、0.3銭でスプレッド競争は終わっただろうと考えていました。

0.3銭と言えば、インターバンク市場よりも狭いスプレッドになることが珍しくありません。いわば、仕入れ価格よりも小売価格の方が安い状態が頻発です。

そのあたりは、マリーなどを駆使して収益を確保するのですが、いずれにしても、スプレッド0.3銭が最終形だと思っていました。

ところが、FXTFがここに切り込んできました。「日本No.1最狭スプレッド挑戦計画」の実行です。

FXTF

結果、米ドル/円スプレッドは驚異の0.1銭になっています。

この0.1銭を維持し、さらには他の通貨ペアでも日本一を確実なものにするために、他のコストを極限まで切り落とす策を取ったのだろうか…。

MT4で自動売買しますと、プログラムに沿ってひたすら取引を繰り返します。これだけスプレッドが狭いとカバー取引が大変すぎるから、自動売買を止めてしまおう!

…なのかな。

カバー取引

カバー取引と言えば、以前はベールに包まれている情報でした。ところが、今は情報公開が進んでいます。昨年8月実績分から、カバー取引状況の公開が義務付けられたのです。

そこで、FXTFのカバー取引の状況を確認しましょう。下のグラフの通りです。

FXTFのカバー取引

上のグラフは、「未カバー率」です。すなわち、カバー取引をしていない率です。右肩上がりだと分かります。

カバー取引とは

ここで、簡潔にカバー取引とは何か?を確認しましょう。下は、FX取引のイメージ図です。

カバー取引

私たち顧客が米ドル/円を買う場合、FX業者から見れば、「米ドル/円を売った」ことになります。すなわち、売りポジションを持っています。

ここから円安になったら顧客は儲かりますが、FX業者は損してしまいます。損が大きくなると、経営破綻です。

この事態を回避するために、他の金融機関等から米ドル/円を買います。

  • 顧客:米ドル/円を買う
  • FX業者:顧客に米ドル/円を売り、他の金融機関から米ドル/円を買う

こうすれば、FX業者のポジションは合計でゼロです。すなわち、円安になろうが円高になろうが、全く問題ありません。

上の図で、FX業者が他の金融機関と行う取引をカバー取引と呼びます。

未カバー率が高くなっている

そして、FXTFの未カバー率を見ますと、徐々に数字が大きくなっている様子が分かります。すなわち、FXTF自身が持っているポジションが大きくなっているということです。

未カバー率が高くなる場合、FXTFの損益は相場の影響を強く受けることになります。

未カバー率が高い…一見するとリスクが高いように見えますが、どんな勝算があるでしょうか。想像してみます(公開情報がないので、想像しかできません)。

想像1

過去の膨大なデータを分析して、相場予測に活用している可能性があります。

今後の米ドル/円は円安になる!と分析しているなら、米ドル/円の買いポジションはそのまま保有した方が有利です。わざわざカバー取引をして収益を小さくする必要はありません。

すなわち、未カバー率は高くなります。

想像2

あるいは、何も考えずにポジションを持ち続けるという方法も可能でしょう。

FXユーザーの大半は損します。FX業者がカバー取引をしない場合、顧客と正反対のポジションを持つことになります。よって、特に考えなくても収益になると期待できます。

想像3

ただし、想像2は「何も考えずに」という点で危険が大きすぎます。

そこで、ゆったり為替なら、顧客を2種類に分けます。「成績がプラスの顧客」と「マイナスの顧客」です。そして、プラスの顧客との取引は、完璧にカバー取引をします。

マイナスの顧客の場合は、カバー取引を「そこそこ」にします。こうすれば、損失リスクを減らせます。

そして、何らかの急変が起きても経営に問題がないように、未カバー率に上限を設けます。ゆったり為替がFX業者を経営するなら、この方法を採用したいです。

確実に収益を確保できるのでは?と予想できます。

本当のところは不明

上の考察は、想像が多くてアテになりません。

しかし、サービスを縮小中という部分と、日本No.1スプレッドを目指しているというのは事実です。今回のサービス縮小は、スプレッド競争と関係があるのかなあ、と考えています。

新サービスの展開だったら、ワクワクします。

「自分は自動売買をしない。それよりも、日本最狭のスプレッドが欲しいぞ!」という場合は、FXTFが有力候補になります。FXTFは「日本No.1を目指す」と公表しているのですから。

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