FXで勝つ人と負ける人

FXを含む金融商品トラブルの傾向とその原因

投稿日:2016年3月19日 更新日:

このブログをご覧いただいている皆様には無縁の話だろうと思いますが、FXでトラブルがあった場合、FINMAC(証券・金融商品あっせん相談センター)に仲裁を依頼できます。

そこで、公開資料から、FXについてどんなトラブルが多いのか確認してみました。

FXに関する相談内容

2015年について、FXに関するあっせんの内容は以下の通りでした。

  • 60歳代女性:勧誘を依頼していないのに勧誘されて、取引したら損した
  • 70歳代女性:無断売買で損失を被った
  • 50歳代女性:強引に勧められて取引したら損した
  • 40歳代男性:FX業者HP内の説明に誤りがあり、強制ロスカットになった

トラブルの傾向

ここではFXについて主な内容を抽出しましたが、あっせんの多くは株式関連でした。FX関連はとても少ないです。

トラブルの主な共通項を書きますと、こんなところです。

  • 比較的高齢者が多い
  • 女性が圧倒的
  • FXを理解しないでトレードした?という状態
  • 営業に言われるままにトレードしたかも?
  • 損した
  • お金を返してほしい

ゆったり為替の所感

FX業者の無断売買は、お話にならないです。業者が100%悪いです。ホームページの誤記もいただけないです。

しかし、多くは「良く分からんけど、営業の勧めるままにトレードして損しちゃった!どうしてくれんのよ(怒)」という状況です。

もちろん、良く知らないままトレードしても、勝てば、顧客は文句を言わないでしょう。個別案件の正確な状況は不明ですが、以下のパターンのようです。

アンケートに答えた。
→ FXについて情報を得たいという旨の回答をした。
→ 営業さんが来た。
→ 説明を受けた。
→ 良く分からないけれど、トレードしちゃった。
→ 負けた。

営業さんとしては難しいところ。何もないのに押しかけて勧めることはありません。これをやったら、違法行為です。

FXの説明を受けたいというアンケートがあったから、説明します。そして、販売しないと利益になりません。ウソのない範囲で、取引したくなるように説明するのは当然です。

ゆったり為替としては、「良く分からないなら、なぜお金を出すの?」と、損した人にツッコミを入れたいです。

確実に言えそうなのは、以下の2点でしょう。

  • 理解できない金融商品に手をだなさい。
  • 投資は損することがある。

分からないことには手を出さない。変なことがあったら、周りの人に話してみる。そして、他人の情報に頼らないで、自分で勉強する。これは大切なことでしょう。

調子の良い言葉に乗ってしまうのは、判断力がないからです。では、なぜ判断力がないのか。それは、基礎的な部分からの知識の欠落が原因かもしれません。

FXの仕組み、損する人が9割。こういった情報を知っていれば、営業社員の調子のよい言葉に乗らずに済むでしょう。

本当に儲かるなら、他人に勧めません。自分でやります。

私達の専門家に対する見方

では、投資する人も専門家も営業社員等も、全員が正直に動いているのにトラブルになる理由を考えます。ここでは、詐欺案件は対象外とします。詐欺はそもそも犯罪ですから、トラブルになって当たり前です。

私達が日常生活を営むうえで、困ったら専門家に意見を求めます。

例1:病気になったら、病院に行って、医者という専門家に診察してもらう。
例2:英語を使いたいなら、塾などに行って、先生という専門家に教えてもらう。

専門家は、その道のことを仕事にしてずっと生活しています。よって、私たちよりも圧倒的に高い専門性を持っています。

勉強を経て資格も持っているでしょう。だからこそ教えてもらう対価としてお金を支払います。

そして、専門家に教えてもらった内容は、おおむね間違いがありません(もちろん、間違いはゼロ%だとは言えないでしょうが)。

医者に薬を処方されたら、それを信じて服用します。「この薬は実は毒ではなかろうか?」なんて考えません。そして、薬を服用して病気が治ります。

このような経験を積み重ねていますので、「専門家=正しいことを言ってくれる」という刷り込みがなされます。

投資の専門家は違う

しかし、投資に関しては少し・・・いや、大きく違います。

投資の専門家は、どんなに勉強を重ねた人であっても、どれだけ難しい資格を持っている人であっても、さらにはどれだけ投資で稼いでいる人であっても、かなりの確率で相場見通しを間違えます。

上の例で出した医者の誤診率とは比較にならないでしょう。

よって、間違えることを前提にしなければなりません。

相場の専門家でもそうなのですから、営業社員の説明はさらにそうです。「今買えば儲かります!」のような言葉を投げかけられたら、一言いいましょう。

「『今買えば儲かります』と一筆書いてください。」

誰も書いてくれないはずです。仮に書いてくれて、その投資で損してしまったら、その紙を証拠にして裁判すれば勝てるのでは?と思います。

というわけで、医者や英語塾の講師などの専門家と、投資の専門家は本質的に異なるものです。

…ということを、学校教育で教えることはできないでしょうか?とても重要だと思うのですが。

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