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大幅下落を警戒:豪ドル/米ドル(AUD/USD)【2018年9月】

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featured-imageゆったり為替の姉妹サイト「FX究極のスワップ派」で、豪ドル/米ドル(AUD/USD)について記事化しています。

その記事を読むと、今後のAUD/USDについて、大幅下落への警戒が必要な可能性が見えてきます。



【参考記事】豪ドル/米ドル(AUD/USD)で、スワップポイント狙いのトレードは有効か?

「FX究極のスワップ派」内の記事では、AUD/USDでスワップポイント狙いのトレードは可能か?という視点から記事を書いています。先にそちらをご覧いただければ幸いです。

豪ドル/米ドル(AUD/USD)の長期チャート

AUD/USDの長期チャートを確認しましょう。以下の通りです。0.5~1.1くらいの範囲で動いています。豪ドル/円は、55円~107円くらいの範囲で動いていますので、似たような感じだと言えるでしょう。

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豪ドル/米ドル(AUD/USD)のスワップポイント

AUD/USDのスワップポイントを確認したいところですが、長期のスワップポイントが分かりません。FX業者ごとに数字が異なりますので、米国と豪州の政策金利差がスワップポイントに等しいと仮定します。

実際は等しいわけではないですが、概ね一致すると考えて差し支えないでしょう。

下のグラフは、両国の政策金利差の推移です。豪州の政策金利の大きさから、米国の政策金利の大きさを引いた大きさです。

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上のグラフを見ると、いつもプラスで推移しているというわけではありません。いつもプラスで推移しているならば、AUD/USDを買って保有すれば、スワップポイントはずっとプラスだと期待できます。

しかし、1997年~2001年あたりと、2018年(現在)はマイナスになっています。すなわち、AUD/USDを買って持つと、スワップポイントはマイナスになってしまいます。

よって、AUD/USDでスワップポイント狙いの取引は難しいかもしれない、という結論です。

今後のAUD/USDの値動き

さて、ここで、AUD/USDの長期レートと、政策金利差のグラフを重ね合わせてみましょう。下の通りです。あることが分かります。

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上のグラフで分かるのは、「政策金利差のグラフとAUD/USDのチャートは、おおむね似たような動きをしてきた」ということです。

政策金利差が広がる(上昇する)ときは、AUD/USDも上昇する傾向にあります。そして、政策金利差が縮まる(下落する)場合は、AUD/USDも下落する傾向にあります。

この結果、政策金利差のグラフと、AUD/USDの長期チャートは、複雑に絡み合っているように見えます。

2016年からの動き

しかし、2016年以降をご覧ください。政策金利差は一方的に下方向に進んでいます。にもかかわらず、AUD/USDのチャートは、下落していません。

この結果、2018年9月現在、政策金利差のグラフとAUD/USDのレートは、大きく離れてしまいました。

ここで、警戒が必要だと分かります。「過去20年以上の傾向が今後も続くならば、AUD/USDは大幅に下落する可能性がある」からです。

過去、政策金利差がマイナスに落ち込んだとき(1997年~2001年あたり)を確認しますと、AUD/USDの為替レートは0.5くらいにまで落ち込んでいます。現在もマイナスですが、為替レートは0.72台です。

最大で2,000pips級の下落がありうるという判定になります。

米国と豪州の景気

ここで、米国と豪州の景気を確認しましょう。米国は絶好調です。絶好調なのに物価上昇率が抑えられていておかしいよねえ?という状態です。

失業率は歴史的な低さを記録し、GDPは大きな増加が見込まれ、毎月の雇用統計の数字も順調です。これを受けて、政策金利が少しずつ上昇しています。その勢いを、日本にも少し分けてほしいくらいです。

一方、豪州の景気も回復しつつあります。雇用統計の数字は順調で、CPI上昇率も回復しつつあります。豪州準備銀行の有力者は、次の政策金利変更は引き下げでなく引き上げだ、という趣旨の発言を複数回しています。

よって、豪州と米国の政策金利差は、これ以上はあまり広がらない可能性があります。

豪州は中国との経済的結びつきが強く、米中関係が気になるところです。米中関係の悪化が止まり、回復すれば、豪州の景気回復のスピードがさらに速まる可能性もあるでしょう。

実際はどうなるか不明ですので、推移を見守る必要があります。

豪州の景気回復も明らかな状況を見ますと、AUD/USDが一方的に0.5まで進むかどうか、良く分かりません。チャートを見て考えることになります。

AUD/USDで節目となるレート

では、AUD/USDで節目となるレートはどこでしょうか。正確な分析は、各FX業者の20年チャートで確認いただきたいですが、AUD/USD=0.7000あたりが重要水準だと分かります。

ゆったり為替は、AUD/USD=0.7000を凝視しています。この水準を明確に割り込むか、それとも反発するか。

一時的に割り込んでも、ほどなくして反発する場合もあります。月足の場合、数日から数週間程度の動きは誤差として片づけられることが少なくありません。

AUD/USDが0.7000を割り込むのが1週間程度続いても、しっかり割り込んだと判定するのは難しい場合があります。月足なので、急ぎません。ゆっくりと確認しています。

仮に、0.7000から0.5000まで下落することがあれば、2,000pipsの大相場です。そのうちの1,000pipsくらい取れればOKという姿勢でいます。

もちろん、以上の分析が大外れで0.7000を割り込まないという可能性も、常に頭に置いています。




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