トラリピ実践記録

トラリピ公開トレード【経過報告】

2018年6月1日

2016年8月16日から2018年7月にかけて、トラリピを使ってトルコリラ円の公開トレードを実施しました。

この記事は、損益の変化が分かるように、過去記事をまとめたものです。

最初の取引設定等の考察につきましては、下の記事でご確認いただけます。

トラリピでトルコリラ円の公開トレード【取引設定】

トラリピを使って、トルコリラ円の公開トレードをします。 今回は、その設定や安全性、予想される収益率などを検討します。 公開トレードの取引設定 公開トレードの取引設定は、以下の通りです。 通貨ペア:トル ...

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順調な滑り出し

(2016年11月5日投稿)

下のグラフは、8月16日から10月末日までの残高増減を示しています。

M2Jの残高報告書のデータを抜き出してグラフ化したのですが、評価損益の数字を得られませんでした。そこで、残高増減のみのグラフです。

toraripi-zandaka-201610

今回の公開トレードは、円高を想定済みです。円高は怖くないので、評価損益の数字がなくても大丈夫かなと思います。

40銭ごとに買って、含み益が40銭(400円)になったら決済するというトラリピです。

2か月半で、3回しか利食いしていません。スワップポイントが大きく、この利食い回数の少なさをカバーしています。

トルコリラ円の日足チャート

この期間の日足チャートを確認しましょう。M2Jからの引用です。

tryjpy-daily-chart-201610

値動きが乏しいです。特に、9月半ば以降です。50銭くらいの範囲で、狭いレンジになっています。これでは、買うことも決済することもできません。

相場がいつも乱高下してくれれば最高ですが、このような値動きになることもあります。

トラップ本数を増やさない

ここでやってはいけない失敗は、「33円半ばから34円の間に、たくさんトラップを仕掛ける」ということです。

日足チャート右側を見ると、少し円高に動いていることが分かります。

利食い回数の少なさに耐えられず、数多くのトラップを仕掛けていた場合、それらのポジションはすべて含み損になっていることでしょう。

円高を想定したトラリピとはいえ、無造作に買い注文を多数並べるという失敗をすると、回復に時間と根気が必要になるかもしれません。

どの水準の円高まで想定すべきか

(2017年2月2日投稿)

下のグラフは、2017年1月末までの残高の推移と、評価損益を加えた成績のグラフです。縦軸は損益(円)、横軸は月です。

2016年8月からトレードを開始しています。今回から、評価損益もグラフに表示します。

m2j-results-201701

トラリピは、含み損が出ることを前提とするトレード手法です。そこで、オレンジ線が青線の下側を推移するのは、特に問題はありません。

青線が右肩上がりになっていれば大丈夫です。

実現損益が増えていけば、オレンジ線「残高+評価損益」も次第に右肩上がりになると期待できます。

しかし、2017年1月の急激な円高は、少々期待外れと言えるでしょう。一方的に下がっただけですので、利食いの頻度が多くありませんでした。

とはいえ、円高でポジションが増えると、その分だけスワップポイントが大きくなります。

上のグラフをご覧いただきますと、時間が経過するにつれて、青線の傾きが少し大きくなっています。これは、ポジションが増えたことによるスワップポイントの増加も反映しています。

どこまでの円高を想定するか

では、どの水準の円高まで想定すべきでしょうか。

トルコリラ円=0.01円でもOKという設定を採用すれば、どこまで円高になっても特に気にする必要はないでしょう。今回の公開トレードは、20円くらいまでOKにしています。

では、証拠金が十分に増える前に、トルコリラ円が20円に近づいたらどうする?ですが、おそらく資金を追加します。

強制ロスカットにさえならなければ生き延びるという設計なので、損切りはもったいないという判断です。

評価損益の確認方法

なお、前回の報告記事では、過去成績の評価損益を探せないと書きました。そこで、実現損益のグラフだけ紹介しました。

しかし、トルコリラ円の円高が急激に進行していますので、実現損益だけのグラフでは不十分です。

M2Jのサイト内を探検したところ、下の通り「四半期報告書」を選択して期間を1か月にすると、1か月ごとの評価損益が出てくることが分かりました。

m2j-report

四半期と書いてあるので、見逃していました。次回からも、評価損益をグラフ化してお届けします。

円高基調なのに、損失はわずか

(2017年2月16日投稿)

トラリピを始めたのがトルコリラ円=34.60円で、この記事を書いているときの為替レートは、31.30円くらいでした。

3円30銭の損失があります。330銭というのは、結構な大きさです。

では、この状況で、ゆったり為替の口座状況はどうなっているでしょうか。確認しましょう。トラリピ取引画面からの引用です。矢印部分をご覧ください。

toraripi-201702

  • 評価損益:-16,400円
  • 時価残高:298,431円

当初の入金額が30万円でしたので、時価残高はほとんど減っていないと分かります。

取引開始レートは34.60円で、現在は31.30円ですから、大きな損になっていてもおかしくないはずです。

円高でも損失が小さい理由

このカラクリは、利食いを繰り返すことによる資金の増加と、毎日のスワップポイントです。

評価損益が△16,400円ですが、そのほとんどをカバーできているということになります。

トレードするからには、時価残高が増えないと面白くありません。しかし、取引開始時には、将来の時価残高が増えるかどうかわかりません。

よって、買った時よりも為替レートが円高になってしまうのは、仕方ありません。

このような場合でも、時価残高を維持できるのがトラリピの魅力です。

今後も利食いを続けるでしょうし、スワップポイントも入ってくるでしょう。すると、トルコリラ円が19円、18円…と円高になってもOKという状態になります。

最終的には、トルコリラ円=0.00円になっても強制ロスカットにならないという取引になれば最高です。

2017年3月末までの成績

(2017年4月10日投稿)

2016年8月16日に取引を開始しましたので、もうすぐで7か月になります。成績推移グラフは以下の通りです。

toraripi-201704

先月末までの評価

青線は、利食い額とスワップポイントの合計額です。順調に右肩上がりだと分かります。それに評価損益を加えたのがオレンジ線です。

トルコリラ円は、2016年から円高傾向がはっきりしています。それを受けてマイナスに沈んでいます。

取引開始レートから5円(500銭)くらい円高になりましたが、合計の損益は少しマイナスという位置にいます。そう考えると、善戦していると言えそうです。

また、入金額は30万円で、証拠金増加額は18,131円です。年率で10%を超えるくらいの利食いを繰り返しており、この点はほぼ予定通りだと言えそうです。

現在のトルコリラ円は円高で、少々面白くありません。しかし、このままのペースでOKです。証拠金が増えてさえいれば、円高になっても大丈夫です。

現在は20円くらいまで発注していますが、獲得した資金を使って、10円台にトラリピを仕掛けられます。

最終的には、トルコリラ円=0.01円になっても損益合計がプラスになるようにしたい意向です。そこまでいけば、円高による損失があり得ない取引が完成します。

強制ロスカット水準

ちなみに、現在の強制ロスカット水準はトルコリラ/円(TRY/JPY)=19.90円弱くらいです。20.20円まで発注しているのですが、取引開始時の証拠金は20.40円まで耐える金額でした。

すなわち、証拠金は足りなかったということになります。しかし、いきなり20円になることもなかろう、という判断です。

証拠金が増えるにつれて、強制ロスカット水準がゆっくりと円高方向に進んでいる様子が分かります。

2017年6月末までの成績

(2017年7月4日投稿)

前回のトラリピ報告から3か月ほど経過しました。久しぶりに口座にログインして確認したところ、順調に証拠金が増えていました。

下のグラフでは、青線が証拠金の増加の様子を、オレンジ線はそれに評価損益を加えたグラフになっています。

利食いとスワップポイントにより、青線は毎月増加している様子が分かります。

toraripi

オレンジ線はトルコリラ円の値動き次第ですが、今年1月を底にして右肩上がりで推移している様子が分かります。

取引開始から10か月半で、証拠金が9.5%増加しました。この調子でいけば、1年で10%超の証拠金増を期待できます。

なお、このトレードは完全放置を趣旨としていますので、証拠金額の割に取引数量が少なくなっています。現在のところ、トルコリラ円=20円より円高になっても、強制ロスカットになりません。

近々20円になるとは思えないという場合は、もう少し積極的な取引設定が可能でしょう。その場合、証拠金増加スピードは速くなるはずです。

しかし、急落するときに冷や汗をかくことになります。

暴落したらどうしよう…という状況では、完全放置を旨とするトレードは難しいでしょう。そこで、ゆったり為替は、安全度の高いトレードを採用しています。

また、証拠金が増えれば、その分だけ円高になっても強制ロスカットになりません。日々、円高に対する抵抗力がついています。

2018年1月末までの成績

(2018年2月22日投稿)

確定申告のために損益データを取得しましたので、現在の様子を確認しましょう。

toraripi-201802

上のグラフを評価してみましょう。青線が右肩上がりになっています。これは、スワップポイント益と利食いで得た資金が積みあがっているためです。

  • スワップポイント:毎日プラス
  • 利食い:1回の利食いで400円プラス

というわけで、毎日数字が積み重なっていきます。トラリピですから、少し円高になったら少し買い、少し含み益が出たら利食いするという方法です。

ポジションを継続保有するわけではないので、日々のスワップポイントは小さくなります。しかし、利食いします。

相場が荒れて上下動が大きくなると、スワップポイントよりも、はるかに大きな利食いを期待できます。

真の損益

スワップポイントと利食いの額に、含み損益を加えたものが、真の損益となります。上のグラフではオレンジ線です。

青線は右肩上がりですが、オレンジ線は行ったり来たりしていることが分かります。そして、青線よりも下で推移しています。

これは、トレードを開始してから円高で推移しているためです。

下の週足チャートは、M2Jからの引用です。トレード期間全体を表示しています。全体として円高で推移していることが分かります。

tryjpy-chart

最も円安だったのは35円くらいです。そして、右端では30円を割り込んでいます。しかし、2018年1月末時点で、真の損益はプラスを維持しています。

為替レート水準が30円の場合、5円以上の円高はかなり痛いはずです。しかし、スワップポイントと利食いが貢献しています。これがトラリピの魅力です。

長期トレードは、とにかく安全第一です。

取引を長期間継続すると、大波乱に遭遇することがあるでしょう。その時にも生き延びる必要があります。

2018年5月末までの成績

(2018年6月1日投稿)

先月、トルコリラ円は大暴れでした。

放置だったはずのトルコリラ円のトラリピですが、そういうわけにもいかず、強制ロスカット水準を計算する状況になりました。

トラリピの損益推移

最初に、損益の推移を確認しましょう。2016年8月から取引しています。

toraripi-201805

青線は、利食い額とスワップポイントの合計です。順調に右肩上がりになっています。しかし、オレンジ線がいけません。2018年に入ってからの下落が大きいです。

これは、円高になって、含み損が急速に増えたことが原因です。

利食い額とスワップポイントの合計額は、6万円を超えています。これがなかったら、厳しい状態だったと分かります。

トルコリラ円の週足チャート

公開トレード期間中の週足チャートを、確認しましょう。チャートの中ごろまでは、円高傾向と言いつつも横ばいで推移していました。

しかし、右半分で大きく円高になっている様子が分かります。

tryjpy-chart

今後の値動き

では、今後の値動きはどうなるでしょうか。これが気になるところかもしれません。回答はいつも同じ。「分からない」です。

為替レートの動きは予測できないという前提があるから、トラリピが生きます。

価格動向を読める場合は、裁量トレードをした方が有利です。

とはいえ、2018年5月末の円高が、いわゆるセリングクライマックスであったらいいな、と期待しています。

2週連続で政策金利が大幅に引き上げられましたし、相場がある程度円安方向に進んでくれることに期待です。

あるいは、乱高下もいいな、と思います。乱高下こそ、トラリピが最高に活躍できる相場です。先月末は円高でピンチでしたが、利食い回数を確保できました。

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