可能ならば、歴史的安値で買って、歴史的高値で売り抜けたいです。これができれば、一気に大きな利食いができます。
では、歴史的安値で買えるチャンスは、どれくらいあるでしょうか。2002年1月以降について確認しましょう。
以下の月足チャートは、トライオートFXからの引用です。チャート表示期間が長いので、ラインチャートにしています。
米ドル/円(USD/JPY)
2011年から2012年にかけて、歴史的安値だったことが分かります。このチャートでは表示されていませんが、1995年も80円割れの超円高になりました。

ユーロ/円(EUR/JPY)
ユーロ/円(EUR/JPY)も、米ドル円と同じくらいの時期が歴史的安値だったと分かります。すなわち、2011年~2012年あたりです。

ポンド/円(GBP/JPY)
ポンド/円(GBP/JPY)は、上の2つと少し違います。2011年から2012年にかけて安値ですが、2016年にも安値が出ていることが分かります。

豪ドル/円(AUD/JPY)
豪ドル/円(AUD/JPY)は、2008年のリーマンショックでの安値が特徴的です。また、2002年も歴史的安値だったことが分かります。

カナダドル/円(CAD/JPY)
カナダドル/円(CAD/JPY)は、上の通貨ペアとは一味違う値動きです。歴史的安値になった回数が多いです。2002年、2008年~2012年、2016年です。ただし、1995年に60円割れを記録しています。これが歴史的な最安値ということになります。

歴史的安値が出現した年のまとめ
〇は、歴史的安値が出現した年です。
2002年 〇
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年 〇
2009年 〇
2010年 〇
2011年 〇
2012年 〇
2013年
2014年
2015年
2016年 〇
以上の通り、長期間を通してみますと、意外に歴史的安値の出現回数が多いと分かります。歴史的安値が出現してから買いたいけれど、今はそうではない…という場合も、何年か待てばチャンスがやってくるかも?ということになります。
ただし、歴史的安値が出現するときは、何らかのショックが起きている時でもあります。そのような状況でも買えるか?が勝負の分かれ目になりそうです。