USD(米ドル)

最近2回の急激円高は、日銀の市場対話の不十分さが一因か?

投稿日:

286731-2日銀の金融政策発表を受けて、またもや米ドル/円(USD/JPY)が急激に動きました。

この動きは先日の動きと類似していますので、その様子を確認しましょう。


米ドル/円(USD/JPY)の日足チャート

米ドル/円(USD/JPY)について、2つの日足チャートを比較してみましょう。いずれも、トライオートからの引用です。なお、トレンド線として赤い補助線を引いています。

下のチャートは、2015年11月前半から2016年2月後半にかけてのものです。

左側のトレンド線よりも右側の方が角度が大きいことが分かります。この2つのトレンドの間で、円安になった期間がありました。このときに日銀の政策発表がありました。

日銀の政策発表を受けて、大きく円安&直後の大円高となった様子が分かります。

usdjpy-daily-chart-20160501-1

一方、下の米ドル/円(USD/JPY)チャートは、2016年1月半ばから2016年4月後半までのものです。こちらも2つのトレンド線を引いています。同様に、右側の方が角度が大きいことが分かります。

この2本の線の間に円安になったときがありますが、これはある報道機関による報道がきっかけでした。しかし、日銀の追加政策はなく、相場は一気に円高へと向かいました。

usdjpy-daily-chart-20160501-2

下側の円高は、日銀に対して少々同情的なゆったり為替です。しかし、両者を通じて言えるのは、「日銀が市場と意思疎通ができていない」ということではないでしょうか。

日銀は、自らの政策が市場を動揺させることを望んでいないはずです。相場が動揺するとはすなわち円相場の乱高下であり、それは日本の実体経済に悪影響を与えるだろうからです。少なくとも、日本経済に良い影響を与えないでしょう。

しかしながら、今年に入ってまだ4か月しか経過していないのに、日銀の経済政策を受けた市場の乱高下が2回もありました。

日銀の意図とは異なり、日本経済にダメージを与えている可能性があります。

このため、市場がびっくりしないように、日銀は今以上に市場との対話を繰り返し、市場が日銀に対して安心するような環境を整えることが必要でしょう(では、どうやって今以上に対話するの?という方策については、日銀にお任せするとして・・・)。

→ 米ドル円が急落!今週のお休み方針は正解だったが・・・
→ 米ドル/円の円高トレドは終わるか?それとも円高継続か?
→ 日足の裁量トレードだと、相場が急変すると辛い・・・

-USD(米ドル)

Copyright© FXゆったりトレード派 , 2019 All Rights Reserved.