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イエレン議長の手腕が高いことを証明!:米国政策金利引き上げ

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118657-212月17日(木)の米国政策金利発表では、「何かあるかも」と思ってチャートを眺めていました。しかし、特に大きな騒ぎは起こらなかったようです。

イエレン議長の手腕がとても高いことが証明されたといえるでしょう。 


下のチャートをご覧ください。米ドル/円(USD/JPY)について、政策金利引き上げ発表時を含む時間足チャートと、日足チャートです。いずれもトライオートのチャートから引用しました。

1時間足チャート:

発表直後(白矢印部分)に大きく上下動しているように見えますが、高値と安値の差は100銭くらい、そして、始値と終値にほとんど差がありません。値動きが大きかったのはわずか2時間ほどです。

最終的に円安になっていますが、通常の値動きの大きさと大差ありません。

20151217usdjpy-1hour

日足チャート:

日足チャートを見ると、12月17日に政策金利を引き上げたと判定するのは難しいでしょう(白矢印部分)。この日に大きな政策変更があったとは思えないほど、穏やかな足です。

(白矢印の右の足、すなわち一番右の日足で大きく動いた末に円高になっていることがわかりますが、これは日銀が引き起こしたものです。)

20151217usdjpy-1day

これほどまでに為替相場の波乱が少なかったのは、イエレン議長の手腕が素晴らしかったからでしょう。相場の波乱は経済にダメージを与えます。しかし、その危険を回避しながら政策金利引き上げに成功しました。

さらに、政策金利を引き上げたのに、その日の米国株式相場は上昇しました。政策金利引き上げは文字通り金利上昇を意味しますから、株式投資に向かっていた資金の一部が利息を求めて債券投資に移る可能性があります。すなわち、株式相場は下落する可能性があります。

にもかかわらず、発表後の株式相場は上昇しました。為替相場の波乱回避&米株式相場上昇を実現しながら、政策金利を引き上げに成功。素晴らしいです。

短期的には以上の通りですが、これからどのようになるか分かりません。政策金利引き上げ翌日からの米株式市場は下落しています。引き続き為替相場の動向に注視します。また、新興国市場の様子もチラ見して確認する必要があるかもしれません。

→ 日銀の市場対話能力は大丈夫?-FOMCと比較-
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