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2004年の米国の政策金利引き上げ開始時、米ドル/円(USD/JPY)は円安になった?

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ネコ今月12月のFOMCで、米国の政策金利が引き上げられるか?という状況です。

そこで、前回の政策金利引き上げトレンド開始時の米ドル/円(USD/JPY)の値動きを日足で確認しましょう。



下のグラフをご覧ください。米国の政策金利の推移です。

201512米政策金利

前回の米国の政策金利引き上げトレンド開始は2004年6月30日でした(赤丸部分)。そこで、2004年6月末から2005年1月にかけての米ドル/円(USD/JPY)の日足チャートをご覧ください。

201512usdjpy

6月末に政策金利が引き上げられ、その後1か月ほどかけてじわじわと円安になっていることが分かります。しかし、円安トレンドは長続きしませんでした。その後はボックス相場に移り、10月からは逆に円高になっていることが分かります。

2004年6月末以降、米国の政策金利が継続的に引き上げられていたにもかかわらず、です。

このため、「政策金利引き上げ=米ドル/円(USD/JPY)は円安」という図式を当てはめるのは難しいかもしれません。

次に、引き上げた日から10営業日の値動きを、日足のローソク足で確認しましょう。下の通りです。一番左が米国の政策金利引き上げ日です。

201512usdjpy日足

米国が政策金利を引き上げた日に、ぴょんと為替レートが上昇しました。しかし、それは長続きせず、上に長いヒゲができていることが分かります。そして、翌日は陰線が出ています。下方向に長いヒゲが出ていることが分かります。

そしてその後、108円~109円台をウロウロとしている様子がよくわかります。

日足で短期決戦を挑む場合でも、買って持つという方法は難しかったと分かります。よって、前回の米国の政策金利引き上げトレンド開始だった2004年6月以降の様子から言えるのは、「買いで勝負するなら、政策金利引き上げ発表直後の短い時間で」ということになります。

しかし、政策金利発表時はスプレッドが大きくなっているかもしれません。個人投資家が挑むには難しい相場になるかもしれません。

なお、上から2番目のキャプチャを見ますと、政策金利引き上げから1か月後に数円の円安が実現しています。しかし、引き上げ直後10営業日くらいはボックス相場です。

政策金利引き上げから1か月後に円安になったとはいえ、これが政策金利引き上げの影響なのか、それとも政策金利引き上げとは全く関係がない通常の値動きの中で円安になったのか、判断できません。

今回の引き上げでどのように相場が動くのか全く不明です。2004年と同じようにならない可能性もあります。しかし、参考になるでしょう。

少なくとも、「米国の政策金利引き上げ = 円安だ!」という考えは再考の余地があると分かります。

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