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リピート系全般

トラッキングトレードのメリットや使い方

2015年8月14日

FXブロードネットのホームページを見ますと、トラッキングトレードについて下の紹介があります。

トラッキングトレード

利益実績81.2%
※本番口座において、2014年10月15日~2020年4月30日までに設定したトラッキングトレードを対象に算出

81.2%という数字は大変なものですが、2014年~2020年という期間も重要です。瞬間風速で良好な数字が出たのではなく、継続的な数字だということだからです。

そこで、トラッキングトレードのメリットやデメリット、使い方を確認しましょう。

トラッキングトレードとは

トラッキングトレードとは、リピート系FXの一種です。下は、イメージ図です。

リピート系注文

青の曲線は、為替レートの動きです。左上から、為替レートが徐々に下落してきました。それに伴い、新規買いが1~4の順番で約定します。

その後、為替レートはいつか反転上昇します。上昇したら、それぞれのポジションにつき、一定の利幅で利食いします。

利食い後に円高になったら、再び買います(以下、繰り返し)。下は、FXブロードネットによる解説動画です。

底値で買うのは難しい

なお、本来なら、為替レートの下落とともに徐々に買うのは面白くありません。下の絵のように、底値で一気に4ポジション分買って、高値で全部売るのが合理的です。

リピート系注文

少しずつ買うよりも、一気に大きな利幅を得られます。

ところが、どこが底値なのか、事前に分かりません。チャートを見れば底値が簡単に分かりますが、それは過去の値動きを見ているからです。

将来の底値を当てるのは、あまりに難しいです。

そこで、底値を探すのをやめて、広い範囲で売買を繰り返します。こうすれば、いくつかの新規注文は約定するでしょう。そして、利食いを狙います。

下は、イメージ図です。一番左側で、為替レートが動いています(青線)。その横に、買い注文がたくさん並んでします(ピンク色)。

こうすれば、どれかは約定するでしょう。そして、為替レートが上下動すれば、利食いもできます。

トラッキングトレード

この取引を自動売買でやるのが、トラッキングトレードです。

次に、相場を3種類に分けて、それぞれの取引の様子を確認しましょう。

レンジ相場での取引

レンジ相場は、既に見た通りです(下の図)。トラッキングトレードに限らず、リピート系FXは、レンジ相場を最も得意とします。

リピート系注文

特定の範囲で為替レートが上下動を繰り返せば、いつの間にか利食い額が蓄積します。これに加えて、スワップポイント益を狙うことも可能です。

さらに、レンジ相場が終わったら取引を終了し、レンジ相場になっている別の通貨ペアに移って再度取引を始める、そんな取引が可能です。

レンジ相場が有利な理由

トラッキングトレードがレンジ相場を得意とする理由を、もう少し深く確認しましょう。

上のチャートでは、買い注文が4つあります。そして、為替レートは、4番目の買い注文の少し下まで動いています。

すなわち、底値の時点では、含み損があります(下の4つの合計です)。

  • ポジション1(買い1)の含み損
  • ポジション2の含み損
  • ポジション3の含み損
  • ポジション4の含み損

下は、為替レートが底値にある時の、含み損の様子を示しています(見やすくするため、その他の線を全て削除しています)。

含み損の様子

為替レートがレンジ相場で推移するということは、この含み損の合計額が一定範囲内に収まるということです。

その一方で、利食い額とスワップポイントには、上限がありません。

  • 含み損:上限あり
  • 資産増加:上限なし

これが、レンジ相場で特にトラッキングトレードが活躍する理由です。

上昇トレンドでの取引

次に、上昇トレンドで買い取引をしている場合を確認しましょう。下の絵は、FXブロードネットからの引用です。

トラッキングトレード

リピート系FXの基本は、「買って、利食い決済して、(再度円高になったら)買って…」と繰り返すことです。

よって、一方的に上昇する場合、上の絵のように、利食い回数は1回になります。繰り返しがないので、その分残念な感じがします。

しかし、上の絵には少々問題があります。

それは、「レンジ相場に比べれば、確かに利食い回数は少ない。しかし、最終的に資産を増やしている。」ということを過小評価しているからです。

FXで資産を増やしている個人投資家は、全体の10%くらいだと言われます。そんな中、利食い回数は少ないとはいえ、資産を増やせたのですから、「まあOK」くらいの評価でも良いでしょう。

なお、上昇トレンドといっても、一方的に上昇を続けることは少なく、途中で小さな下落を繰り返すことが多いです(押し目)。

よって、上昇トレンドの買いでも、利食いを繰り返すことができます。

また、為替レートがどんどん上昇して、保有ポジション全てを利食いした場合は、その時点で新規にポジションを1つ保有します。

すなわち、為替レートが上に移動すれば、取引範囲も上に移動していきます。利食い回数は1回だけでなく、(レンジほどではありませんが)繰り返しの利食いが可能です。

下落トレンドでの取引

レンジ相場、上昇トレンドときたら、最後は下落トレンドです。

下落トレンドで売る場合は、上昇トレンドで買うのと同じ効果があります。そこで、「下落トレンドで買う」場合を考察します。

トラッキングトレード

トラッキングトレードでは、取引開始時に、「想定変動幅」を決めます。例えば、500銭とか600銭といった範囲です。

この範囲内で、注文をたくさんばら撒くように発注します。

買い注文を出していて下落が進んだとします。すると、保有ポジションが増えていきます。最終的に、想定変動幅を越える下落になるとしましょう。

この場合、最も高値のポジションを損切りして、現在値(最も安値の位置)に新規ポジションを保有します。

こうして、取引範囲を徐々に下に移しつつ、想定変動幅の大きさを維持します。すなわち、こういうことです。

レンジや上昇トレンドに転換する場合

再び利食いを繰り返し、資産を増やす(損切りした分をカバーしてくれます)。

下落トレンドが続く場合

最も高値のポジションの損切りが続いてしまう。

よって、取引の方向(買いか売りか)と、相場の実際のトレンドが逆方向になったら、取引を停止します。

実際には、為替レートが下落する際、一直線に下落する場合もありますが、上下動を繰り返しながら下落することが多いです。

この場合、損失が増えるまでに多少の時間的猶予がありますから、その間にしっかり逃げましょう。

そして、レンジになっている通貨ペアを探して、再び取引開始です。

取引可能な通貨ペア

では、トラッキングトレードで取引可能な通貨ペアを確認しましょう。

円を含む通貨ペア

円を含む通貨ペアは、全8種類あります。

  • 米ドル/円
  • ユーロ/円
  • ポンド/円
  • 豪ドル/円
  • NZドル/円
  • カナダドル/円
  • スイスフラン/円
  • 南アランド/円

ここで、トルコリラ/円がないことに気付くかもしれません。日本のFX全体で見ると、トルコリラ/円の取引高シェアはわずかです。

しかし、スワップポイントなど魅力的な点があるのも、事実です。

敢えて採用していないのは、チャート形状が理由かもしれません(下はM2Jからの引用)。

トルコリラ/円のチャート

2008年には100円近くだったのに、2020年には15円割れが実現しました。10年ちょっとで、85%もの価値が失われました。

この状態だと、いくらスワップポイントが大きくても買い取引は難しそうです。かといって、売りで取引すると、スワップポイント損が厳しいです。

不採用の理由は明確ではありませんが、チャート形状とスワップポイントを考えると、FXブロードネットの考え方がぼんやりと見えてくる感じがします。

円を含まない通貨ペア

次に、円を含まない通貨ペアを見ていきましょう。全部で16種類あります。

  • ユーロ/米ドル
  • ポンド/米ドル
  • 豪ドル/米ドル
  • NZドル/米ドル
  • 米ドル/カナダドル
  • 米ドル/スイスフラン
  • ユーロ/ポンド
  • ユーロ/豪ドル
  • ユーロ/NZドル
  • ユーロ/カナダドル
  • ユーロ/スイスフラン
  • ポンド/豪ドル
  • ポンド/NZドル
  • ポンド/スイスフラン
  • 豪ドル/NZドル
  • 豪ドル/スイスフラン

16種類ありますと、珍しい通貨ペアも散見されます。例えば、豪ドル/スイスフランなどです。

他社のリピート系FXでは取引できない通貨ペアも、複数見つかります。

下は、豪ドル/NZドルの月足チャートです(FXブロードネットから引用)。2014年1月から表示していますが、ずっとレンジ相場になっていることが分かります。

豪ドル/NZドルのチャート

そして、トラッキングトレードが最も得意とするのは、レンジ相場です。

そこで、豪ドル/NZドルは今後もレンジ相場が続きそうだと考える場合、この通貨ペアでの取引が候補になります。

なお、上のチャート期間の最高値は1.14くらい、最安値は1.00くらいです。その差は、1,400pipsくらいです。

この範囲は少々広すぎると考える場合は、レンジの下半分で買い注文、上半分で売り注文にするなど、色々工夫できます(買いも売りも、取引の範囲は700pipsくらいになります)。

どの通貨ペアを選ぶか

24種類も通貨ペアがあると、多くの場合、取引したい通貨ペアを自由に取引できます。これは大きなメリットです。

では、どの通貨ペアを選びましょうか。

基本は、レンジ相場になっている通貨ペアです。正確には、「今後レンジ相場になる」通貨ペアです。

しかし、将来の値動きは分かりません。そこで、現在レンジになっている通貨ペアを探し、それが今後もしばらく続きそうか?を考えます。

その視点で見ますと、下の米ドル/円のチャートも候補になります。

米ドル/円のチャート

2017年以降の週足チャートですが、レンジで推移していることが分かります。

良く見ると、わずかに円高傾向か?という感じがします。この場合の対策は、主に2つでしょう。

  • 円安部分では買い取引をしない(円高になるのを待つ)
  • 売りでトラッキングトレードをする

利食いの大きさに比べると、スワップポイントは小さいです。このため、売りのトレードも候補になります。

米ドル/円の他にも、レンジ相場になっている通貨ペアが複数あります。探して見ると、興味深いです。

トラッキングトレードとiサイクル2取引

ここで、他社のリピート系FXと比較してみましょう。比較対象は、外為オンラインのiサイクル2取引です。

トラッキングトレードとiサイクル2取引は、基本的に同じ取引です。名前が違うだけ、という表現も可能です。

では、どちらが良いか?ですが、トラッキングトレードの方が有利です。と言いますのは、スプレッドを比較しますと分かります。

下は、代表的な通貨ペアのスプレッドです。

トラッキングトレード iサイクル2取引
米ドル/円 0.2銭 1.0銭
ユーロ/円 0.5銭 2.0銭
ポンド/円 1.0銭 4.0銭
豪ドル/円 0.6銭 3.0銭
カナダドル/円 4.8銭 5.0銭

敢えてiサイクル2取引を使う必要はありません。トラッキングトレードです。

注文方法

では、注文方法を確認しましょう。

下の画像は、ダウンロード版取引ツールのログイン後画面です。赤枠部分に「トラッキングトレード」とありますので、クリックします。

トラッキングトレード

すると、選択肢が4つ出てきます。一番左をクリックすると、取引できます。

ちなみに、左から2番目は、ランキングから選んで発注できる仕組みです。自分で取引設定を考えられない場合に、参考になります。

トラッキングトレード

下の画像は、具体的に取引設定を考える際の画面です。ここに必要な情報を入力しますので、順に見ていきましょう。

トラッキングトレード

通貨ペア:

取引したい通貨ペアを選びます。

ボラティリティ参考期間:

注文の設定範囲を指定しますが、どれくらいの広さに注文を出せばよいのか、分からないかもしれません。そんなとき、過去の値動き(ボラティリティ)を使って、自動で注文の設定範囲を設定します。

選択肢は、以下の通りです。

  • 1か月
  • 2か月
  • 3か月
  • 半年
  • 1年

短い期間を選ぶと、注文の設定範囲も狭くなります。中長期の運用をしたい場合は、半年または1年を選択します。

想定変動幅:

自分で注文の設定範囲を決めたい場合、ボラティリティ参考期間でなく、この欄で指定します。500pips、600pipsという具合です。

ポジション方向:

買い注文か売り注文か、指定します。

対象資産:

このトラッキングトレードに投入する金額を入力します。想定変動幅が広い場合は、大きめの資産が必要です(すなわち、想定変動幅が狭い場合は、少なめの資金でも取引できます)。

以上を設定したら、取引開始です。

口座開設キャンペーン

最後に、FXブロードネットの口座開設キャンペーンを確認しましょう。

口座開設後…

  • 口座開設後20万円入金で、2,000円キャッシュバック
  • 4か月間でトラッキングトレードで50万通貨取引したら、5,000円をキャッシュバック
  • 4か月間で200万通貨取引したら、10,000円をキャッシュバック

最もハードルが低いのは、入金の条件です。これをクリアしたうえで、トラッキングトレードでキャッシュバックを狙います。

期待通りに利食いできると、トレード益とのダブルでメリットがあります。

トレードでうまくいかない場合は、キャッシュバックで損失を穴埋めできます。口座開設キャンペーンを、効果的に利用できます。

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