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ユーログループはギリシャに何を要求?(2015年7月12日分)

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そろそろ終わらせてほしいギリシャ問題ですが、まだまだ続くようです。そこで、7月12日に行われたユーログループの会合で、ギリシャに対して出された要求の内容を確認しましょう。 



(引用元: reuters

文章が長いので、ゆったり為替が気になった点をピックアップしてご紹介します。

(注: 引用元には、ユーロの制度をしっかり把握していないと理解不能な文章が並んでいます。 ゆったり為替はユーロの専門家でなく、知識もイマイチです。そこで、理解誤りがあり得ますので、その点ご了承ください。)

1. ながーい文章の一番初めに書いてある文

「将来の合意のためには、ユーログループとギリシャ政府の間の信頼関係を修復することが決定的に重要だ、とユーログループは強調する。」

やはりそうなんですね。ギリシャはユーロ圏の厄介者であることがはっきりと書かれています。合意しても守ってもらえないかも?・・・という疑念があっては、まともな合意はできません。

それに、あっさり支援OKを出してしまうと、厳しい緊縮財政に耐えてきたポルトガル・スペイン・イタリアなどが怒り爆発!になるかもしれませんし。

ざっくり書くと、多重債務で苦しみながらもギリギリまで節約して生活している国(ポルトガルなど)がある一方で、もう節約したくないし返済もしたくない!といってダダこねてOKもらって生活保護で生活しようとする国がある・・・という感じでしょうか。

表現が直接的過ぎるかもしれませんが。

2. 付加価値税を簡素化して課税範囲を広くしなさい

きついです。ギリシャ国民は、既に極めて高い付加価値税を支払っています。さらに増額されるのはきついです。しかし、仕方ないと諦めてほしいです。

3. 年金制度を改革しなさい

え?まだやってないの?が正直な感想です。いや、改革をしているのだけれど、ユーログループが期待するほどには早くないということかもしれません。

しかし、年金改革をしなさいと言われてもう何年も経過していますが・・・。

4. ギリシャ統計局の独立性を保証しなさい

こんな要求が出てくるなんて、ギリシャはいったいどんな国なんでしょう。

統計局の独立性が「ない」場合、本当は目標を達成できていなくても、政治圧力で「達成できました~!」という統計データを出すことが可能だということです。よって、正確なデータを正直に出しなさい、とユーログループは要求しているわけです。

ギリシャがユーロに加盟した当時、すでに政府財政の粉飾決算が行われていたと報道されていた記憶があります。よって、仕方ないのかもしれません。

しかし・・・土壇場の協議でこのレベルの要求が出てくるとは、本当に厳しい状態だと思いました。

5. 製品市場改革、労働市場改革、公営企業の民営化をもっとやるべし

まあ、そうなんでしょう。上の諸点を見てくると、これらの改革は予定通り進んでいないのだろうなと予想できます。予定通りでないから、このような要求を書かれてしまうのでしょうし。

その他にもたくさんありますが、それは省略して・・・

6. 債務の減免は認められない

そうでしょう、そうでしょう。認めたら、ポルトガルやスペインなどが怒ると思います。

7. 上に書いた諸点について、15日水曜日までに、ギリシャ国会で可決して法制化しなさい

すなわち、ギリシャ政府は信用できないから、先に国会の議決を経て法制化しなさいということです。ユーログループがギリシャを信用できないなら、仕方ありません。

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以上、ざっくりと眺めましたが、ギリシャの悲惨な状況が良く分かる文章でした。ユーロの法制度が理解できれば、もっと興味をもって詳しく読めるのでしょうが、当然のように略語や条文番号だけを引用して書かれても、素人には理解が難しいです・・・。

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