AUD(豪ドル)

オーストラリアの政策金利は据置き(2015年3月)

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昨日発表されましたオーストラリアの政策金利は、据え置きとなりました。

同時に公表されましたステートメントを概観するとともに、豪州準備銀行がしばしば言及する通貨バスケットについて確認しましょう。

政策金利: 2.25% 



ステートメントの概要(引用:豪州準備銀行

豪ドルの為替レートについて
・ 米ドルに対して顕著に下落した。
・ 通貨バスケットに対してはあまり下落していない。
・ 資源価格の下落を考慮するならば、豪ドルはファンダメンタルズよりも強い。
・ バランスの取れた成長のためには、さらに為替レートが下落する必要がある。

政策金利について
・ しばらく政策金利を維持することが妥当
・ 今後、さらに引き下げることが妥当となるかもしれない。

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市場予想は政策金利の引き下げだったようで、政策金利据え置きが発表されてから豪ドルが大きく上昇しました。ただ、今後も政策金利を引き下げる可能性について言及しており、金利引き下げはもうないと言うことはできません。

オーストラリアの金融当局は、豪ドルが高い理由として通貨バスケットを用いています。そこで、オーストラリアの通貨バスケットを確認しましょう。

通貨バスケットとは: 

豪ドルが高いか安いかを判断するための材料です。
米ドルに対しては弱い、しかし円に対しては強いというとき、全体として豪ドルはどうなっているんだろう?・・・これを判断するときに便利です。通貨バスケットの数字を見れば、今の豪ドルは高いのか安いのかが分かります。

オーストラリアの通貨バスケットで採用されている通貨は20種類で、貿易量を勘案して重要度が決められます。この数字は1年に1回見直されます。

オーストラリアの通貨バスケットの主な内訳:
(引用: 豪州準備銀行

中国元 : 27.8725%
日本円 : 12.5093%
米ドル :  9.7650%
ユーロ :  9.2279%
韓国ウォン :  5.9646%

通貨バスケットの上位5通貨で、全体の3分の2くらいを占めています。この5通貨の中で、最近3か月ではユーロに対してだけ豪ドルは強くなっています。その他の通貨に対しては、豪ドルは弱くなっています。

ということは、豪州準備銀行の本音は、ユーロに対して不満を持っている・・・?かもしれません。しかし、過去3年間で見ると、円に対してだけ豪ドルは大きく強くなっています。

というわけで、豪州準備銀行は、名指しをして波を立てたくないけれど、円とユーロの弱さは何とかならないの?!豪ドルが割高になってるじゃないか!と思っているかもしれません。

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