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FX兼業トレーダーのメリットとデメリット

下のリンク先では、専業トレーダーのメリットとデメリットを考察しました。

専業トレーダーのメリットとデメリット

ゆったり為替がトレーダーとして独立してから、多くの時間が経過しました。そして、現在はトレードに加えて他の業務も請け負うようになっています。 そこで、サラリーマンだったころと比較して、専業トレーダーのメ ...

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今回は、兼業トレーダーのメリットとデメリットを考察します。

兼業トレーダーの特徴

専業トレーダーと比較した場合の兼業トレーダーの特徴と言えば、「収入源が2つある」ということです。

すなわち、給料に加えてトレードでも利益を得られるということです。トレードで生活できるレベルになれば、会社が倒産しても問題ないので有利です。

これ以外にも、会社での仕事にプラスになる点があります。ゆったり為替の体験をもとに、いくつか考察します。

兼業は時間配分が重要

時間配分が適切でないと、途中で気持ちが切れてしまい、トレードを続けられなくなります。

例えば、勤務時間が午前9時から午後6時までとしましょう。前後1時間で通勤等とすれば、午前8時から午後7時まではトレードしません。

すなわち、トレードするのは朝の30分以内くらいか、帰宅後の1時間くらいかという感じになります。

(通学の場合は、通勤と通学を置き換えて考えてください。)

勤務中はFXを考えない

為替相場は24時間動いていますから、勤務時間中も動いています。

だからといって、勤務中にトレードするのは良くありません。業務効率が落ちるでしょうし、落ち着かない状態でFXをしても成果を得づらいどころか、損しやすくなります。

というわけで、昼休みのチェックも避けた方が良さそう。

ただし、4時間足でトレードしていて、帰宅後のトレードをイメージするために昼のチャート確認が習慣化している場合などは、チャートを見ても良いかもしれません。

帰宅後のFXで時間を使いすぎない

また、帰宅後にFXをする場合も、あまりに時間を投入するのは良くありません。と言いますのは、翌日も仕事があるからです。

翌日に影響が出るようなトレードでは、体力・気力を維持できず、長期的に続けることができません。

よって、スキャルピングやデイトレードは、ハードルが高くなります。

スキャルピングは、ポジション保有時間は短いですが、トレードチャンスを待つ時間が長いです。

精神力を使わずに待つ方法を習得し、待ち時間が日々の生活に影響しないようにして、ようやく実行可能になります。

4時間足以上が取り組みやすいか

以上の通り考えますと、兼業トレーダーとして長期間生き残るには、4時間足・日足・週足・月足あたりでトレードするのが選択肢になります。

4時間足の場合は、出勤前、帰宅直後、就寝前に取引可能です。

日足なら、出勤前の短時間。

週足や月足だったら、週末の空いた時間にのんびりとチャートを確認して、月曜日あたりで新規取引できます。

本業の収入を最大限に生かす

兼業と専業を比較する場合、兼業の大きなメリットは「本業での収入がある」ということです。

すなわち、FXで成功できなくても収入を得られますし、損してもその収入で穴埋めできます。

よって、成功を急がず、小さな取引から徐々に成功を目指せます。デモトレードから始めても良いでしょう。そして、取引で収入を得られるようになったら、徐々に取引数量を増やしていきます。

これに比べて、専業はトレード収入が主軸ですから、精神的にも実際のお金の面でも、差は大きいです。

「FXがダメでも収入がある」か「FXがダメなら収入がない」の違いです。

このメリットはとても大きいので、兼業として成功した後も、無理に本業を止める必要はありません。

(と書いておいて何ですが、ゆったり為替は退職を選択しました。退職して自由になることが目標だったから。)

メリット

以上の前置きを受けて、メリット・デメリットを考察します。まずは、メリットから。

会社での仕事のスピードが速く、かつ正確になる

ゆったり為替自身、このメリットを肌身で体感しました。以前と比べて、そのスピード感は圧倒的です。

なぜ、仕事が速く、そして正確になるのでしょうか。

おそらくは、心の余裕が生まれることによる効果。「今の仕事をやめたらどうしよう」という感覚がなくなり、少し遠くから第三者的な視点で仕事を見られるようになります。

すると、以下のことがとても明確に見えてきます。

  • 後回しにしても構わない仕事
  • 先にやるべき仕事
  • 今やると社内政治的に不利な仕事
  • 今やっておくと後で楽ができる仕事

などなど。より少ない労力で、より高い効果を得られるようになります。

皆さんの周辺で、この人は有能ですごいなあ…という人がいたら、その人は何か別の収入の手段を持っているかもしれません。心の余裕というのは、仕事の成績に大きく影響します。

そのほかにも、こんなことができるようになります。

上司に対して、無駄な仕事、廃止すべき仕事、採用すべき仕事などを直言できるようになる。

会社を退職しても全く問題ないので、こういった行動も実行可能です。

ただし、この種の発言をする場合は、自分の仕事を完璧にこなし、他人の仕事へも十分に貢献するようになってからでないと厳しいでしょう。

収入が多くなる

収入の道が2つになれば、その分だけお金が増えます。

それは当然なのですが、増えたお金を使ってしまうと、ふと気づいた時に手元にお金がないことに気付きます。

「あれ…利食いを繰り返しているはずなのに、あのお金はどこに行った?」です。

いつもトレードでお金が増えるわけではないので、お金がない時に損してしまうと、返ってお金が足りなくて大変なことになってしまいます。

収入が多くなるのは素晴らしいですが、使わずに貯蓄しておくくらいの勢いだと、安泰です。

自己評価が高くなる

下のリンク先記事でご案内しています通り、長期的に見て、資産を増やせるのは全体の10%程度と見込まれています。

【関連記事】FXで負ける・損する個人投資家の割合

すなわち、90%が損するわけですが、兼業トレーダーになったということは、10%に入れたことを意味します。

日本人は欧米人に比べて自己評価が低い、そんなことが言われることがありますが、上位10%に入って自分の資産を増やせるなら、自己評価が高くなるでしょう。

デメリット

以上の通り、メリットはいくつもありますが、残念ながらデメリットもありますので見ていきましょう。

会社を辞めたくなる

メリットの部分で、上司への直言が容易になると書きました。上司に対して臆することがない状態になりますと、直言を実行する?という選択肢が出てきます。

会社内で平和に過ごそうと思えば、自分の意見をあまり主張せず、穏やかに働く方が良いかもしれません。

しかし、会社で働いていると、合理性無視の非合理的な仕事が出てきます。それを「そういうものだから仕方ない」と割り切れるかどうか?です。

既に生活できるレベルで稼げるのですから、ガマンする必要がありません。

ゆったり為替の場合は、通常の会社員ならばおよそできないような申し入れを会社にしました。退職が視野に入ってから実行しました。

会社で長生きしようと思ったら、上司への直言は控えたほうが良いかもしれません。自分が上司になってから行動すれば良いですから。

時間の余裕がないかもしれない

また、兼業で収入源が2つあるということは、それぞれについて時間を投入しなければならず、その分だけ、他のことができなくなります。

これも、デメリットと言えるでしょう。

ただし、週足や月足トレードなら、この問題を無視できます。

日足のスイングトレードの場合も、毎朝の数十分程度でOKですから、毎朝の起床時間を少し早くすれば大丈夫です。

利用するチャートが4時間足・1時間足…と短くなっていくにつれて、どんどん忙しくなります。

トレードが習慣化して何もストレスがない状態になるまでは、ガマンの期間が続くかもしれません。

専業トレーダーはプレッシャーが半端ない

なお、既に兼業トレーダーの状態であって、これから専業になるかどうか?を考えている場合、経験者として一言申し上げたい点があります。

専業トレーダーは、精神的プレッシャーが半端ないです。

兼業で比較的楽に稼げたのは、毎月確実に給料をもらえるからです。トレードで損しても、給料でカバーできます。税金も、社会保険料も、給料から支払えます。

専業になると、すべてトレード益で賄う必要があります。損しても、給料はありません。

損したら、税金は支払い不要です。しかし、国民健康保険料、国民年金保険料、光熱水料、食費等は必ず出ていきます。よって、何が何でも稼がなければなりません。

このプレッシャーは、大変なものです。

兼業から専業に移行する場合は、以下のいずれかを達成してからの方が、安心できます。

  • 大きな資金を稼いで、もう稼ぐ必要がない状態を実現
  • 毎年のトレード収入は、生活費の何倍もある

専業になると自由ですが、それなりの対価を支払うということです。

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