南アランド/円(ZAR/JPY)スワップ派に適した口座(上)

ZAR/JPY(南アランド/円)で長期にわたってスワップポイントを得ようとする場合、どの口座で取引するかが決定的に重要です。

というのは、10年以上ポジションを持ち続ける可能性もあるわけですから、スワップポイントは大きいほうが良いし、途中で倒産してもらっては困ります。

今回は、この視点でどの口座で取引したら有利なのかを考えます(2回シリーズ)。 



長期にわたってスワップポイントで稼ぐ方法をスワップ派ということもあります。スワップ派で稼ぐ場合の会社の選択基準は以下の通りでしょう。

1.スプレッド
2.スワップポイント
3.FX会社やそのFXサービスの持続可能性

取引期間が短い取引でしたら、スプレッドが最重要項目です。スワップ派の場合はそれに加えて、スワップポイントと、自分が取引している会社が継続的に安定したFXサービスを提供してくれるかを考えなければなりません。

順に見ていきましょう。

1.スプレッド

スワップ派の場合、スプレッドはあまり重要ではありません。

例えば、1銭のスプレッドは何日分のスワップポイントでしょうか。ZAR/JPYで1万通貨あたりのスワップポイントが15円ならば、7日分です。

一方、10年以上の長期で保有する場合、その日数は365日×10年=3,650日以上です。20年保有するならば、7,300日です。そして、スプレッド1銭は7日分くらいの価値です。その差はあまりに大きいです。

このため、もちろんスプレッドは狭いほうが良いですが、優先順位は高いとは言えないでしょう。

2.スワップポイント

スプレッドに比べて、スワップポイントは極めて重要です。というのは、これこそが利益の源泉だからです。FX各社のスワップポイントの差はわずかであっても、それが100日・・・1,000日・・・3,000日と積み重なっていくと、その差はとても大きくなるでしょう。

この記事を書くために20社弱のZAR/JPYのスワップポイントを調べましたが、最も大きなスワップポイントを提示する会社と最も小さな値を提示する会社の差は2倍でした。2倍はとても大きな数字です。

南アランド/円でスワップポイント狙いの取引(スワップ派)」の記事で、ZAR/JPY=0.00になっても強制清算されずに済む期間を計算しましたが、会社の選択によっては、必要な期間が2倍になってしまうということです。このため、会社選びは慎重にならざるを得ません。

スワップポイントで口座を選ぶ場合の難点は、今のスワップポイントを比較して口座を選んでも、1年後、10年後はどうなっているか分からないということです。FXサービス提供会社の経営が苦しくなれば、スワップポイントの値を調整して利益を得ようとするかもしれません。すなわち、私たちにとって不利になってしまうということです。

このため、スワップポイントが有利な口座を選びつつ、その会社が10年後も大丈夫か?を考えなければなりません。これは難しいことです。

会社の持続可能性などについては、次回書きます。

→ 南アランド/円でスワップポイント狙いの取引(スワップ派)