いつだったか忘れましたが、雑誌などで「円で貯金だけしている人は貧乏になる」という旨の話題が雑誌に書いてあるのをいくつか見た記憶があります。
今はそれが実現しつつあるのかもしれません。
ブレトンウッズ体制崩壊後、円は基本的に強くなってきました。
1970年は1ドル360円だったのが、2011年に1ドル75円台を記録しました。
これは、1ドルの商品を買うのに360円必要だったものが、40年くらい後には75円を出せば買えるようになっていたということです。40年間、円を持っているだけで購買力が4倍以上に強くなったのですから、資産運用としての円預金はとても有利な方法でした。
そして現在。
2011年: 80円弱
2014年: 110円弱
円の価値は数年で40%くらい低下しました。1ドルの商品を買うのに80円出せばよかったのに、今は110円弱を出さないと買えません。円でしかお金を持っていないと、物価上昇に対応できずに買えるものが減っていき、貧乏になるということです。
エネルギーや食糧などは輸入に頼っています。企業は円安による全ての損失を吸収できる体力を持っていないため、身近な必需品は輸入価格を反映して上昇しやすくなっています。
「円の貯金しか持っていない人は貧乏になる」という冒頭の言葉は、これを示しています。経済的に貧乏になると、心も貧乏になりがちです。
では、どうしましょうか。
これからUSD/JPYを買う?・・・ここからさらに円安になるかどうか全く分かりません。しかし、自分のリスク許容額や将来の見通しを頼りに、いくらかUSD/JPYを買う選択はあるでしょう。
あるいは、我々はFXをしているのですから、それを利用する手もあるでしょう。すなわち、円を含まない通貨ペアで取引すると利益は外貨で得るわけですが、それを円転しないで外貨のまま持つという方法です。
手元のお金を両替しないで外貨を得られますし、円安に対する備えにもなります。一挙両得です。
ただし、この方法が使える会社は少ししかないのが難点です。
ここでは、それができる会社としてマネーパートナーズを紹介します。
外貨をそのまま保有できるのですが、その種類が極めて豊富です。円、米ドルなど合計10通貨を証拠金として保有することができます。