身近な投資商品として、公募型投資信託を挙げることができます。
今回は、投信の成績トップ10よりも良い成績をトラップ系の取引で得られるかどうか、考えてみます。
まず、投信から。
(1) 投信の本数
最近10年の新設数は5,249本です(投資信託協会のデータ) 。
もっと昔から存在する投信もあります。
数が多すぎて、適切に投信を選択するのは困難だと感じる数字です。
(2) 投信の成績
じっくり寝かせて稼ぐのが、投信の王道。そこで、過去10年間の成績を調べました。
トップ10のうち、第10位の10年間騰落率は170.64%です(All Aboutから引用)。
毎年一定の利率で複利運用したと考えると、1年間の上昇率は10.5%くらいです。
次に、トラップ系の取引です。
(1) トレードのパターン
通貨ペアはせいぜい数十種類です。
指値と指値の幅や利益幅などでいくつものパターンがありますが、5,000の中から選びなさい!というような途方もない感じではありません。
(2) 成績
ゆったり為替が使う方法ですと、利益率は年間で10%台にとどまることが多いと予想します。
しかし、 第二のリーマンショックが来ても耐えることを前提に考えていますので、生き延びる確率は高くなるでしょう。
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こうして考えると、投資信託のトップ10に入るような投信の成績と同程度の成績を、トラップ系の取引で狙うことも可能ということになります。
ただし、相場が大暴落しますと、トラップ系の残高は大きく目減りします。
しかし、相場は上がったり下がったりするものです。
下落局面で耐えることができれば、相場上昇局面で純資産額が増加します。
優秀な投信のつもりで、トラップ系の取引をすることが可能でしょう。
なお、個人的には、投信に自分の資金を投入することはありません。
噂レベルではしばしば聞いた話ですが、先日のばんせい証券の事件で、この種の噂が事実だと確認できたためです。