Aさん: 私は売り(ショート)からトレードを始めるのは苦手だし、損切りするのも苦手です。
ゆったり為替: そういう方は多いと思います。
Aさん: そこで、ショートから始める練習と損切りの練習を兼ねて、両建てをやってみようかな、と考えています。
ゆったり為替: そうですね。両建てを練習で使うこともできるでしょう。
Aさん: 具体的に、どうやれば練習になるのかが良く分かりません。
ゆったり為替: 両建ての方法については、両建てトレード(目次)のページで確認してください。ショートからトレードを始めたいというレートになったら、ショートの損切りと利食いのレートを決めて、両建てします。
為替レートが利食いポイントまで来てショートが利益になるとき、ロングが残ります。このロングは、ショートを清算したレートよりも高い位置で清算します。ロングで損になっても構いません。ショートの利益のほうが大きいので、トータルで利益になります。これは練習なので、ロングでも利益を得ようとがんばる必要はないでしょう。
あるいは、ショートの利食いと同時にロングを損切りしても良いかもしれません。この場合、トータルでわずかな損になるでしょう。しかし、これは練習です。取引数量を1,000通貨にして、トータルの損(数十円~100円未満の見込み)は授業料と考えることも可能でしょう。
逆に、為替レートが損切りポイントまで来てショートが損失になるとき、同時にロングを利食いします。こうすれば、ショートの損とロングの利益が打ち消しあって、ちょっとした損になるだけです。
Aさん: これはいい方法かもしれません。この方法で勝てますか?
ゆったり為替: 勝ち負けを断言することはできません。どんなトレード方法にも、利点と欠点があります。自分にとって使える方法であるかどうかをよく考えてやりましょう。
→ 両建て取引の利点と欠点(上)
→ 両建て取引の利点と欠点(下)
Aさん: 練習はしたいけど、損はしたくないなあ。
ゆったり為替: そういうときは、FX会社のデモ口座で取引してみてはいかがでしょうか。デモですから、負けても損しません。ただし、損しないので真剣さが不足する可能性があります。お金はかかっていなくとも、気を抜かずにやりましょう。