470157-1グリーンスパン元FRB議長がラジオインタビューで、米国のスタグフレーション突入の可能性について述べています。

スタグフレーションになる場合の米ドル/円(USD/JPY)の動きについて、確認しましょう。 

ラジオインタビューはブルームバーグのホームページで公開されています(英語)。また、日本語記事はコチラです。

(大雑把な要約)
・ 労働単位コストが上昇している
・ マネーサプライ増加速度が速くなっている
→ スタグフレーションの最初期段階にきている

スタグフレーションとは、不況なのに物価上昇率が高いという、困った状態のことを言います。米国のスタグフレーションと言えば、1979年~1980年代前半が有名でしょう。そこで、この期間の米ドル/円(USD/JPY)推移を確認しましょう。

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米ドル/円(USD/JPY)が200円台で推移しているところに、時代を感じます。

米国でスタグフレーションが大いに問題になっていた期間においては、米ドル/円(USD/JPY)は円安傾向だったと分かります。このため、米国でのスタグフレーションが現実になる場合、米ドル/円(USD/JPY)は円安傾向になるのでは?と予想できます。

スタグフレーションになると物価上昇率が高くなりますので、それを抑え込むために金利を高くする必要があります。このため、米ドル/円(USD/JPY)を買う場合のスワップポイントは大きくなると予想できます。


ちなみに、上のチャート期間の前後はどうだったの?を確認しましょう。

1979年より前:
1ドル=360円時代が終わり、一気に円高へ。200円を割って1979年に突入しました。しかし、1979年以降は円安に急反転です。

1985年以降:
プラザ合意で円高誘導され、一気に円高になりました。これを契機に円高不況が発生し、それに対応する中でバブル景気が生まれました。


というわけで、上のチャートの前後はいずれも大幅かつ急激な円高でした。一方、1979年~1984年は円安です。米国のスタグフレーションが実現する場合、円安に警戒が必要でしょう。

なお、世界中を見回すと、米国以外に世界経済を引っ張れる国はないように見えます。

ゆったり為替は(ほんの少しですが)米ドル/円(USD/JPY)を買って持っています。そこで、米国の金利が上昇するのは歓迎できます。しかし、不況に突入するのは避けてほしいなあと思います。


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