101166-2本日は、読者の皆様から頂いたお便りを元に、シストレ24を考察してみましょう。

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いつも大変ためになる記事をありがとうございます.毎日欠かさず拝読させていただいております.

さて,すでにご存じかと思いますが,Tuxedo【USDCAD】がストラテジーから検索できなくなってしまいました.これはどういうことでしょうか.
削除されたのでしょうか.もしそうだとすると,フルオートシステムには大きな落とし穴があることに気づきました.それは「ストラテジーは削除されることがあるが,それはバックテストに反映されない」という点です.

もしかしたら現在のゆったり為替様の設定はバックテストでは一見よさそうですが,一部のストラテジーが削除されたための見せかけの成績なのかもしれません.ご意見をいただければ幸いです.
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愛読者Yさん、お便りありがとうございます。

ゆったり為替のフルオート設定「ゆったり為替オリジナル」の取引状況から確認しましょう。下は、シストレ24フルオートから引用したキャプチャです。

fullauto-20161101

先週はTuxedo【USDCAD】が稼働し、今週はX112【GBPJPY】になっていると分かります。Tuxedoにリンクが設定してあり、ここをクリックするとストラテジーの詳細が出てきます。このストラテジーは現在も稼働しています。

お便りは、ここで検索できないという指摘ではないでしょう。「Myシストレ24」のトップ画面(ストラテジー検索画面)から検索できないというご指摘だと思います。下のキャプチャです。

st24-top

この画面の上部に、様々なアイコン(ステータス)が並んでいます。これをクリックすると、そのアイコンが割り当てられているストラテジーが出てきます。

このアイコンはストラテジーごとに固定されているものではなく、成績によって次第に変化してきます。例えば、以前は「フィット」で抽出したら出てきたストラテジーが今はもう出てこない、ということもあります。

また、この画面の一番下に、ストラテジーを全て表示する矢印があります。これをクリックするとストラテジーがざっと出てきますが、その数は明らかに少ないです。2016年3月期決算資料によると、シストレ24が搭載しているストラテジー数は9,000を超えます。

しかし、Myシストレ24で表示されるストラテジー数は、それよりも圧倒的に少ないです。よって、Myシストレ24で抽出できないストラテジーはかなりの数になるでしょう(成績不良のストラテジーは抽出できません)。

もちろん、抽出できるストラテジーは優秀なものです。収益率でソートすれば、最も優秀なストラテジーから順に確認できます。



しかし、これでは困ったことがあるかもしれません。今回でいえば、Tuxedo【USDCAD】を調べたいのだがどうしよう?というときです。

その場合は、ミラートレーダーの本体にログインしましょう。

インヴァスト証券ホームページからログインした後の画面で、Myシストレ24と並んでミラートレーダーにログインするアイコンがあります。下のキャプチャの通りです。「MirrorTraderログイン」と書いてあるアイコンをクリックします。

mirror-trader


すると、しばらくして下の画面が出てきます。「ストラテジー検索」の次に「カスタムフィルター」を選択して「ストラテジー名」を探すと、Tuxedoがあります。すなわち、Tuxedoは稼働しています。ミラートレーダー本体でストラテジーを調査できます。

mirror-trader

なお、このミラートレーダー本体ですが、操作性が良くありませんし、視認性も良くありません。一言で書けば、使いづらいです。よって、インヴァスト証券はわざわざ「Myシストレ24」を作ったのだろうと予想できます。

Myシストレ24はとても使いやすいです。日本の企業は本当に素晴らしいなあと思います。

・・・いや、欧米のユーザーから見れば、実はミラートレーダー本体のレイアウトやフォントの方が使いやすいのかも。確認のしようがありませんが、もしかしたらそうかもしれません。


ストラテジーの運用停止はありうるか

では、ミラートレーダー(及び、シストレ24)で採用されたストラテジーは、シストレ24のサービスが続く限り永遠に使えるか?と問われれば、そうでもありません。

途中で運用が終了してしまうストラテジーもあります。運用停止となったストラテジーは、もう使うことができません。

直近の例でいえば、株式会社オスピスが提供していたストラテジーです。同社とインヴァスト証券の契約が10月29日に終了したため、同社が提供していたストラテジーを使うことはもうできません。

運用を停止するストラテジーの情報については、インヴァスト証券のホームページで事前告知されます。フルオートで毎週入れ替えを設定していれば影響がないとおもいますが、時々確認しても良いかもしれません。


バックテストで、運用停止ストラテジーの扱いはどうなる?

そして、愛読者Yさんの次の疑問が出てきます。フルオートのバックテストをする際に、すでに運用が停止されたストラテジーが使用されていたらマズいのでは?ということです。使えないストラテジーで好成績を出してもらっても、意味がありません。

この疑問に対する回答は、インヴァスト証券のホームページに明記されていません。そこで、インヴァスト証券に電話で確認しました。結果、以下の通りです。

ゆったり為替:
「バックテストで、すでに運用停止となったストラテジーが含まれる可能性はありますか?」
サポート:
「含まれている可能性がございます。」

おお・・・。これは良くありません。直近ですと、オスピスとの契約終了に伴って使用不可能になったストラテジーが複数ありますが、それもバックテストに含まれる可能性があるということになります。

とはいえ、ストラテジー数は9,000以上あります。

自分が選んだフルオート設定をバックテストしてみたら、運用を停止したストラテジーだらけだった!という可能性はあるか?と問われれば、「ゼロではないけれども、確率はとても低いのでは?」という回答になると思います。

というわけで、ゆったり為替はあまり気になりませんが、気になるというユーザーの皆様もいらっしゃるでしょう。気になっても、それは自然なことだろうと思います。

そこで、この点の改善を検討していただくよう、インヴァスト証券に要望を出しました。今後のシストレ24のバージョンアップに期待しましょう。


なお、バックテストで採用されるストラテジーがどうしても気になるという場合は、対策があります。自分でフルオートを作ったらバックテストをしますが、下のキャプチャの通り、過去のストラテジーの入れ替え履歴を見ることができます。

st24-backtesting

気合が入っていれば、リンク先を一つずつ確認できます。試しに確認してみたところ、ゆったり為替オリジナルのフルオートは、全て現在も選択可能なストラテジーでした。

そこで、適当にフルオートを作ってオスピスのストラテジーを探してみました。いくつかの設定を探したところで1つ発見できました。

9,000を超えるストラテジーがあるので、その中から採用される確率はかなり低いということでしょう。よって、稼働していないストラテジーがバックテストに数多く入ってしまうという心配は不要なのでは、という印象です。

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