100910-2米ドル/円(USD/JPY)はボックス相場になっているな・・・と思っていたのは先月のこと。今は一気の円高となっています。

そこで、米ドル/円(USD/JPY)=105円になる場合、他のクロス円通貨ペアはどこまで円高になりうるのかを試算しました。

試算するには条件が必要です。以下の2つを採用しました。
仮定1: 米ドル/円(USD/JPY)= 105.00円
仮定2: ドルストレートの為替レートは変化なし
以上の二つによって、クロス円の目標値を計算します。計算方法につきましては、この記事の一番下でご案内します。

なお、ドルストレートとは米ドルを含む通貨ペア、クロス円は円を含む通貨ペア(米ドル円を除く)を指します。

試算結果は以下の通りです。
ユーロ/円(EUR/JPY)= およそ119.70円
ポンド/円(GBP/JPY)= およそ148.30円
豪ドル/円(AUD/JPY)= およそ79.30円
ニュージーランドドル/円(NZD/JPY)= およそ71.50円
もうすでにかなり円高になっていますから、さらに大きく円高になるということはないようです。ただし、この試算は「ドルストレートの為替レートに変化がない」ことを前提としていますので注意が必要です。

ドルストレートの変化もリスクとして織り込む場合は、上の数字をバッサリと切ってしまうのも良いかもしれません。例えば、
ユーロ/円(EUR/JPY)= 115円
ポンド/円(GBP/JPY)= 140円
豪ドル/円(AUD/JPY)= 75円
ニュージーランドドル/円(NZD/JPY)= 70円
いい加減な方法ですが、円売りで勝負している場合は、どこまで円高に警戒すべきかの目安くらいにはなると思います。

ただし、米ドル/円(USD/JPY)がオーバーシュートして102円になる、あるいは、オーバーシュート後もトレンド転換しないでもっと円高になるといった場合には、クロス円の為替レートもさらに円高になります。このため、警戒を常に維持しましょう。

計算方法:
(ドルストレートの値)×(米ドル円の値)
例: AUD/USD × USD/JPY = AUD/JPY(豪ドル/円) となります。

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