499479-1マネックス証券の松本会長は、FXの世界で最も大きく成功したスーパートレーダーの一人でしょう。

おそらくはその人脈を生かして、ちょっと変わったETFを私たちに公開してくれました。Wisdom Tree(ウィズダムツリー)社のETFです。 
Wisdom Treeとは、ETFに特化している運用会社です。そこでCEOを務めているJesper Koll(イェスパー・コール)さんは松本会長とお友達という関係です。

下の写真は、Wisdom Treeの説明会に参加したときに撮影したものです。イェスパーさんは日本政府の各種諮問委員会の委員を務めた経験があり、極めて日本通です。この日の説明や質疑応答も、全て日本語で行われました。

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ETFとは

当ブログではお馴染みの商品となっているETFですが、簡単におさらいしましょう。ETFとは「上場投資信託」です。投資信託ですが上場していますので、株式投資と同じように売買できます。

また、ETFの特徴のひとつとして「手数料が安い」ことがあります。投資信託には信託報酬という名前の手数料があります。毎年、運用総額の××%という感じで天引きされるものですが、ETFはこの数字が小さいのが特徴です。

このため、少しでも経費を安くして投資したい場合に、ETFは良い選択肢となります。


ウィズダムツリーETFの特徴


さて、前置きはこれくらいにして、ウィズダムツリーETFの特徴を2つ概観しましょう。

特徴1: 配当が大きい銘柄でETFを組成する

私たちが株式投資をする際、配当はとても大きな選択基準だと思います。FXの場合も、スワップポイントの大きさはとても重要な要素でしょう。ゆったり為替はスワップポイントが大好きです。

というわけで、ウィズダムツリーETFも配当が大きくて割安な銘柄に投資するのですが、果たして、「配当が大きい銘柄でETFを組成する」という戦略は理にかなっているでしょうか。これを確認するために、下の表をご覧ください。Wisdom Treeからの引用です。

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配当に注目していますので、グラフの一番左は1957年になっています。まさに長期投資です。そして縦軸ですが、対数目盛になっていることにご注意ください。一番下が1,000米ドル、次の目盛が10,000米ドルという具合に、目盛が大きくなると1桁ずつ増えるというグラフです。

そして、S&Pを配当の大きい方から5つのグループに分けています。1957年から2015年まで、それぞれのグループに投資した1,000米ドルがどのように変化したかを比較しますと・・・

・最も配当が大きいグループ:  USD 970,606
・S&P500全体に投資した場合: USD 307,868
・配当が低水準のグループ:   USD 153,502 

というわけで、最も配当が大きいグループに投資するのがベストだよね?という結果になりました。配当が最も大きいグループを買っていたら、S&P500をただ買う場合に比べると、資産は3倍以上になっています。Wisdom TreeのETFも、この結果を利用した成績を狙っています。

なお、これはバックテストであって今後の成績も同じだと保証するものではありません。しかし、この結果は納得できるでしょう。

それにしても・・・60年ほど経過すれば物価上昇率も大きいですが、それを差し引いても資産の増え方が大きいです。さすが米国といったところでしょう。


配当の状況

では、今後も配当に期待していいのかしら?というわけで、下のグラフをご覧ください。2007年からの米国の配当額の推移です。

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2008年~2009年あたりはリーマンショックの影響でしょう。配当額が下がっています。しかし、その後は一直線に伸び続けています。とても大きな額だと分かります。

2009年1月: 2,209億ドル
2015年1月: 4,409億ドル

リーマンショックの震源地は米国なのに、米国では景気がいい感じです。一方、巻き込まれた感がなくはない日本と欧州は、未だに苦しんでいます。米国経済の柔軟性を感じずにはいられません。



特徴2: 手数料がとても安い

ウィズダムツリーETFの特徴の二つ目は、手数料がとても安いことです。売買手数料は無料です。そして、信託報酬(総経費率)も極めて安いです。

ウィズダムツリーETFの総経費率:
米国株: 0.28%~0.38%
日本株: 0.48%~0.58%
欧州株: 0.58%

などと、とても小さな数字です。総経費率が1%や2%を超えるものも多数ある中で、これは頑張っている数字だと分かります。


運用成績

では、Wisdom Treeの運用成績はどうなの?というわけで、米国株ETFについて確認しましょう。過去10年間の基準価額について、「1年あたりのリターン」です。

DHS米国株高配当ファンド: 5.84%
DLN米国大型株配当ファンド: 6.79%
DES米国小型株配当ファンド: 7.40%

過去10年間というと、2008年のリーマンショックを含んだ期間です。それでもこの数字ですから、いい感じです。ちなみに、ウィズダムツリーETFは全部で28銘柄あります。世界中の株式や債券から選んで買うことができます。


マネックス証券の米国株

ここまで書き進めておきながら何ですが、今回のマネックス証券の説明会は「米国株取引サービスについて」というタイトルでした。すなわち、(おそらく)ウィズダムツリーETFはその説明会のメインではなかったかもしれません。

しかし、ゆったり為替は、自分が取引してイケそうだと思う商品を紹介することにしています。ゆったり為替は株式投資の成績がイマイチなので、米国株の紹介は脇役にしました。

マネックス証券の米国株:
・取引可能銘柄数: 3,000以上
・取引手数料: 5米ドル~最大20米ドル
・株価情報をリアルタイムに取得可能(無料)
・スマホ取引も可能
・立会時間に加えて、プレマーケットとアフターマーケットでも取引可能

とうとう、米国株も日本株と変わらない感じでトレードできるようになりました。マネックス証券にはtrade stationという文字通りのスーパー取引ツールもありますし、今の時代は株好きには最高の環境かもしれません。

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