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ループイフダン

ループイフダンの失敗を回避する方法

2016年7月19日

ループイフダンの情報を探していたところ、失敗を悔やむ声がウェブサイトにありました。

そこで、ループイフダンの失敗例や理由を考察するとともに、その失敗の回避方法を考察しましょう。

ループイフダンにおける失敗とは

先に、ループイフダンにおける失敗とは何かを考えます。損切りすることが失敗だとすると、スーパートレーダーを含めて、全員失敗組です。

絶対損切りしない手法というのは、あるにはありますが、とても気長な話になるでしょう。

絶対損切りしない手法の例:

レバレッジ1倍で、継続的にスワップポイントがプラスになる側でポジションを持ちます。あとは、含み益になるまで、何年でも待ちます。含み益になったら、利食いです。

上の四角で囲った方法は、損切りしないでしょう。しかし、資金力が必要そうです。資金効率にも疑問符が付きそうです。

よって、一定の損失リスクを承知の上で、利食いを狙います。その結果、最終的に損失になっても、それは想定されたことであり、リスクが現実になったにすぎません。

資金を残した状態で損切りすれば、次にまた挑戦できます。

大きすぎる損失を計上すること

よって、損失を計上すること自体は、失敗ではありません。

「本来は回避できたのに、勉強不足等が原因で、大きすぎる損失を出してしまった」…これが失敗です。「強制ロスカットで資金の大半を失う」ことも、失敗と言えるでしょう。

大きすぎる損失を計上すると、再チャレンジすることさえ難しいかもしれません。

チャートを見ながら、具体例を考えてみましょう。

ループイフダンにおける失敗例

ループイフダンは買いも売りもできますから、ここでは買いで、米ドル/円(USD/JPY)をトレードするとしましょう。

下のチャートは、米ドル/円(USD/JPY)の日足チャートです。アイネット証券からの引用です。2018年12月を中心とするあたりです。

チャート右側の、四角で囲った為替レートの数字は、ゆったり為替が追加で書きました。

ビッグイベントは、チャートの右端、2019年1月3日にやってきました。12月中頃から円高で推移してきましたが、年明け早々に大きな下落があったことが分かります。

米ドル円の日足チャート

分かりやすくするために、補助線と数字を追加しましょう。追加したものが下のチャートです。

米ドル円の日足チャート

2018年後半は、レンジで推移していました。そこで、レンジを想定してループイフダンを設定したとします。

ということは、レンジが終わったら、ループイフダンを終了しなければなりません。買いで取引する場合は、円安になれば利食いで終了です。

円高に進む場合、最終的に損切りになります。しかし、その前に利食いを数多く繰り返しますから、合計でプラスになるのを期待します。

という状況で、赤矢印1になりました。レンジの下限を下方向に抜けたので、損切りで終了しなければなりません。

ここで「円安に期待だ」と我慢していると、赤矢印2の一気の円高でロスカットになってしまいます。

とはいえ、赤矢印1のところで、いったん円安方向に戻っていることが分かります。この円安を見た直後は、「損切りしない方が正解だった」と思ってしまうかもしれません。

しかし、取引開始時に考えた取引範囲を守れるかどうか。これが、長期的に見て成功できる要素の一つでしょう。

借金を抱えた人数と金額

ちなみに、12月は113円台をキープしていて、年明け早々に105円台です。8円もの下落ですから、強制ロスカットになった人が多い模様です。

借金を抱えた人も、大勢いました。

下のデータは、FXの業界団体「金融先物取引業協会」からの引用です。個人に限ったデータですが、1月3日の急落で、借金を背負った人が多かったことが分かります。

  • 借金になった件数:6,389件
  • 借金の額:808,000,000円

金額は、桁が大きすぎて良く分からないかもしれません。8億800万円です。大変な額の借金が、わずかの間に発生してしまいました。

ループイフダンをしていて、この円高に遭遇した場合、事前にリスクを考慮できたかどうかが明暗を分けた、と予想できます。

ループイフダンの失敗を回避する方法

では、大損になったり強制ロスカットにならないようにするには、どうすれば良いのでしょうか。

今までの考察で既に書かれていますが、もう少し詳細に見てみます。

  • 想定する取引の範囲を、あらかじめ決める
  • 為替レートが想定範囲を外れたら、取引をやめる
  • あらかじめ、損切り時の損失額を確認する

取引範囲を設定しないで取引すると、惰性の取引になってしまいます。

為替レートが、期待通りに推移し続けるなら、惰性でも構いません。しかし、為替レートは、円高になったり円安になったりします。

よって、「ここまで円高になったら、損失が大変になるから損切りしよう」という為替レートを、あらかじめ設定します。

想定される損失額を簡単に知る方法

では、どこまで為替レートが動いたら、どれくらいの損失になるでしょうか。

バックテストツールを持っていれば、簡単に分かります。しかし、一般的には、そのようなツールを持っている人は少数派でしょう。

そこで、アイネット証券のホームページが役に立ちます。

アイネット証券では、為替レートの変動幅と、その変動幅を想定する場合に必要な資金量を公開しています。

下の表は、米ドル円で設定値幅は50銭、1,000通貨で買う場合です。設定値幅とは、注文と注文の間の距離です。

想定変動幅 資金目安
5円 82,500円
10円 210,000円
15円 387,500円
20円 615,000円
25円 892,500円
30円 1,220,000円

例えば、米ドル円で100円~110円の範囲で取引しようと思えば、想定変動幅は10円です。すなわち、21万円よりも多い資金を入れれば良いだろう、と分かります。

では、為替レートが110円まで上昇して、その後100円まで円高になったら、いくらの損失になるでしょうか。

ロスカットの位置によりますが、資金目安(21万円)に近い額になると予想できます。その損失が実現しても、我慢できるか?です。

ただし、ロスカットの前に、利食いを繰り返すでしょう。利食い回数が十分に大きければ、ロスカットになっても合計でプラスの成績になります。

円高トレンドで買っていて、ロスカットになっても、成績はプラス。これができるのが、ループイフダンの強みです。

損失が大きすぎると思う場合

上の方法で損失額を考えて、その額は大きすぎると考えたとしましょう。この場合、設定を修正します。

50銭ごとに買うのではなく、100銭ごとにする案があります。設定値幅を100銭にすれば、必要な資金量は半分くらいになります。

あるいは、10円の範囲で買うのでなく、7円くらいの範囲にする案もあるでしょう。想定する値動きの範囲を狭くすれば、その分だけ必要な資金量は小さくなります。

こうして、リスク管理を万全にします。こうすれば、失敗を防ぐことができます。

仮に、損切りで終了して、損益合計がマイナスになったとしましょう。その場合、そのトレードは失敗ではありません。想定されたリスクが実現したにすぎません。

次のトレードで、挽回すればOKです。

失敗したという場合

上で考察したようなリスク管理をせず、大幅な損失を計上して苦しい状態になったとしましょう。

その場合も、相場の失敗は相場で取り返すことが可能です。ただし、一気に取り返そうとすると、再び同じ目に遭ってしまうかもしれません。

ゆったり為替の公開トレードような、超守備的な設定にしても、1年間で証拠金比5%~10%の利食いができる見込みです。

超守備的でなければ、もっと数字を上げられるでしょう。急がずゆっくりと、挽回を目指します。

ゆったり為替の公開トレードの模様は、下のリンクにあります。こちらは、トライオートFXを使って、豪ドル円のリピート系注文をしています。

ゆったり為替は、ありとあらゆる失敗を経験してきました。

もちろん、望んで実行したわけではないですが、ウェブサイトなどで「やってはいけない」とされている失敗をほぼ全部やってきました。

失敗して初めてわかります。やってはいけないと言われていることは、やはりしてはいけない、と。

相場の損は、相場で取り返すことができます。あとは、気持ちを強く持って、ループイフダンを検討しましょう。

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