150924-2今まで8回にわたり長期トレードを特集してきました。

最終回の今回は、簡単なチャートと政策金利をざっと眺めるだけで、長期トレードができるという例を概観しましょう。

そのトレード例は、姉妹サイト「FX究極のスワップ派」に掲載しています。

→ 豪ドル円で強制ロスカット回避、永遠のスワップポイント獲得を目指す!

トレードの例として、豪ドル/円(AUD/JPY)を採用しています。詳細はリンク先をご覧いただくとして、簡単にそのトレードを振り返ります。下のチャートは、上のリンク先の記事で掲載しているチャートです。

audjpy-chart-1995-2016

赤線が2本引いてあります。これは抵抗線または支持線となっている線です。必ずそうだというわけではありませんが、為替レートがこの線付近までくると、値動きが鈍くなったり反発しやすくなっている様子が分かります。

しかも、20年以上の長い期間にわたって機能していますから、かなり強力な線だと分かります。


記事を掲載した時点(2016年)で、為替レートは2の補助線に向かって進んでいると分かります。ここでどうするか?です。過去の例を見ますと、2つの可能性がありそうです。

可能性1:
2の補助線を円高方向に抜けていく場合、60円を下回る可能性がある。

可能性2:
2の補助線で反発する場合、90円弱まで円安になる可能性がある。


では、どちらの可能性が実現するでしょうか。私たちは既に2017年の世界にいますから、正解を知っています。2017年1月時点では、可能性2が正解だったようです。

しかし、上のチャートを作った時点では、どちらが正解か分かりません。この場合、「どちらが正解でも構わないトレードをする」ことが良いと思います。

例えば・・・

可能性2が実現して、豪ドル/円(AUD/JPY)が円安になる可能性があります。そこで、証拠金の一部を使って先に買っておきます。その後、円安になればOKです。

円高になってしまった場合は、残りの証拠金を使って買います。先に買ってしまったポジションは、スワップポイントを得ながら将来の円安を待ちます。この方法を使う場合、「豪ドル/円(AUD/JPY)を買えばスワップポイントがプラスになる」という前提が必要です。

月足のトレードの場合、数年間にわたってポジションを保有する可能性があります。スワップポイントがマイナスだと、その数年間を耐えるのは精神的に厳しいでしょう。

そこで、豪州と日本の政策金利差を確認しています(豪ドル円で強制ロスカット回避、永遠のスワップポイント獲得を目指す!)。

以上の結果を受けて、どこで何通貨を買うかというのを考えます。


上のトレードは、大した分析をしていません。難しい知識も不要です。しかし、このトレードをしていれば、少なくとも本日(2017年1月10日)時点で考えますと、利食いができていました。

長期トレードは1点買いでなく、様々なパターンに対応できる柔軟性を持っておくと良いかと思います。


長期トレードの特徴シリーズ:
その1: メリットとデメリット
その2: 口座選択基準
その3: 週足でもピンバーやペナントが機能する!
その4: 経済指標分析が有効(月足チャート)
その5: 実体経済がチャート分析を無効化する場合(月足)
その6: トレード1回当たりの損益の大きさ
その7: トレードに要する期間
その8: 含み損に対する心構え