477804-1先日、「くりっく365」と「くりっく株365」の証拠金合算についてご案内しました。

そこで今回は、くりっく株365とFXについて比較してみます。 

比較1:トレード対象


FX:
 通貨ペア
くりっく株365: 主要な株価指数4つ(日経225、DOW、DAX、FTSE100)


くりっく株365は株式を取引対象にしますから、FXとは当然異なります。そして、銘柄が世界の主要な4指数に限定されていることが特徴でしょう。

ゆったり為替は、株式投資をする際の銘柄選択が面倒だと感じます。日経225やNYダウを取引対象にできるなら、銘柄選択の問題は解決しそうです。指数は倒産しないですし、個別株の材料で株価が飛ばないというのもメリットです。


比較2:取引可能時間


FX: ほぼ24時間
くりっく株365: 下のキャプチャのとおり(くりっく株365から引用)

くりっく株365取引時間

取引可能時間を見ますと、FXは土日を除くほぼ24時間です。くりっく株365は銘柄によって取引可能時間が異なります。日経225とNYダウだと、ほぼ丸一日取引可能です。

よく見ると、くりっく株365は24時間取引可能というわけではありません。このため、FXの方が長時間取引できます。この点では、FXの方が有利でしょう。

しかし、現物株取引と比較しますと、くりっく株365は取引時間が圧倒的に長いです。現物株だと、9時~15時くらいの取引です。日中働く会社員が自由に取引できる時間帯だとは言い難いのですが、くりっく株365ならば取引時間の問題はないでしょう。


比較3: 最大レバレッジ


FX: 25倍
くりっく株365: 変動制


FXの最大レバレッジは25倍です。ゆったり為替はこの数字がとても不満です。リピート系(トラップ系)注文を発注するときに、資金効率があまりに悪くなってしまうからです。

では、くりっく株365はどうでしょうか。

くりっく株365は、価格変動率(ヒストリカル・ボラティリティ)を元に必要証拠金を計算します。そして、その必要証拠金額は事前に公表されて1週間継続採用します。

・・・と書いても、FXと比較しづらいです。そこで、必要証拠金を元にして、実際の最大レバレッジの様子をグラフ化しました。下の通りです。日足でチェックするのが少々大変だったので、週足でグラフを作りました。FXは25倍で一定ですから、横の直線になります(オレンジ色の線)。

一方、日経225は株価変動や必要証拠金額の変化を反映しています。

日経最大レバレッジ

このグラフを見ると、「ふーん」くらいの感じかもしれません。日経225だと、レバレッジが50倍で取引できる時期もありました。しかし、20倍を下回っているときもあります。あまり安定していないので、長期トレーダーには不安要素かもしれません。

なお、価格変動率(ヒストリカル・ボラティリティ)が小さいほど、最大レバレッジが大きくなるという仕組みになっています。

よって、株価変動がすさまじい場合は最大レバレッジは低く、逆に株価変動が穏やかな場合は最大レバレッジが大きくなります。


同じ調査をNYダウでも実行しました。NYダウが取引できるようになったのは2016年半ばです。まだ半年くらいのデータしかありませんので、横軸は月を表しています。

DOW最大レバレッジ

NYダウを取引するときの特徴は、「最大レバレッジがとても高い」ということです。平均で50倍を超えています。とても素晴らしいです。FXでもこれくらいほしい・・・。


比較4: 両建てしているときに必要な証拠金


FX: MAX方式(MAX方式でないFX業者も複数)
くりっく株365: ネット方式


FXで両建てしている場合、必要な証拠金として2つの計算方法があります。FX業者ごとに異なります。

MAX方式:
買いポジションと売りポジションを比較して、より多額を必要とする側の証拠金を準備すればOKです。例えば、買いポジションで必要な証拠金が50万円、売りポジションで必要な証拠金が30万円の場合、実際に必要なのは50万円です。

MAX方式でない場合:
MAX方式でない場合は、買いと売りのそれぞれのポジションの証拠金が必要です。上の例ですと、50万円でなく80万円を準備しなければなりません。

というわけで、MAX方式が有利です。しかし、くりっく株365はさらにその上を行きます。「ネット方式」です。

ネット方式:
買いポジションと売りポジションの数量の「差」についてだけ証拠金が必要です。例えば、買いが5枚、売りが3枚だったら、5から3を引いた2枚についてだけ証拠金が必要です。

なお、1枚は指数の数字の100倍です。これが、くりっく株365の最小取引単位です。

この考え方を利用しますと・・・買い5枚で売り5枚の場合、必要な証拠金はゼロ円です。ゼロ。すばらしいです。

くりっく株365は、FX(くりっく365)と証拠金を共通化できる見込みですし、くりっく株365が恵まれている(有利である)と感じるのは、ゆったり為替だけでしょうか。以前はFXでもネット方式を採用していた業者がありましたが、今はないでしょう。


まとめ


FXとくりっく株365は投資対象が異なるため、同じ土俵での評価は難しいでしょう。仮に同じ商品を取引できるとしたら、くりっく株365の方が有利な点がいくつもあります。

現物株と比べても、取引時間が圧倒的に長いですし(祝日も取引可能)。また、先物と比較すると、限月(げんげつ)がないのがうれしいです。というわけで、くりっく株365はかなり有望な取引対象だと言えるでしょう。
 

余談になりますが、取引時間が現物株よりも長い(祝日も取引可能)というのは、極めて大きなメリットです。

例えば、日本時間の夜から深夜にかけての時間帯で海外で材料が出る場合、現物株だと翌朝まで待たないと取引できません。翌朝まで待っていると、売買したい価格で取引できないことが多いでしょう。すなわち、窓ができてしまいます。

くりっく株365には、その心配がありません。

また、ゴールデンウイークなどの連休も注意です。現物株市場では取引できません。何日も取引できないけれども海外では通常通り経済が動いています。材料ができるときにかなり厳しい戦いとなるかもしれません。

しかし、くりっく株365なら、ゴールデンウイークやシルバーウィークでも取引できます。

くりっく株365でトラリピができる


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