086247-3米雇用統計発表時はトレードしないにも関わらず、その時間になるとなぜかチャートを眺めてしまいます。値動きが面白いからです。

さて、今回発表になった数字は良好でしたので確認しましょう。 

予想: 18.0万人増
結果: 28.7万人増

米雇用統計は予想と結果の差が大きい経済指標ではありますが、これだけ大きいと予想の必要性はないような気もしてしまいます。

下の棒グラフは、米雇用統計の推移です。今回の数字を反映させる前のグラフです(赤の折れ線は6か月移動平均線)。縦軸の単位は千人です。2016年になってから前月比で雇用者増加数が目に見えて減っている様子が分かります。

このトレンドが継続するとマイナスに転落するかも・・・という心配があったかもしれませんが、杞憂でした。今回の数字は前月比28.7万人増です。

米雇用統計2013-2016
 
では、この数字はイギリス国民投票の悪影響をはねのけて出てきたものでしょうか。・・・今回の結果は国民投票を十分に反映していないでしょう。

というのは、米雇用統計の集計方法に理由があります。

米雇用統計はサンプル企業と家計からアンケートを集めて計測します。アンケートを記入する基準は「計測月の12日を含む給与計算期間」です(企業の場合)。家計の場合は、「毎月12日を含む週」を基準にします。

イギリス国民投票は6月23日でした。というわけで、このアンケートにはまだイギリス国民投票の結果は反映されていないと考えられます。

来月以降の数字も注目しましょう。

→ 米雇用統計を受けて、今月の政策金利引上げは見送りかも?(2016年6月)
→ 過去の米国雇用統計発表時のドル円の値動きを知りたい!