catバックテストといえば、MT4をつかったりエクセルを使ったり、何らかのツールを使うことが多いというイメージかもしれません。

しかし、「チャートを目で追いながら一つ一つ確認する」というのも、とても有効な方法になります。

日足の場合、1年間の足の本数は250~260くらいになります。このため、デスクトップの画面に大きくチャートを表示すれば、少し左右に動かすだけで1年分を見ることができるでしょう。

あとは根気良く、チャートを眺めながら「ここで取引して、ここで決済して…」と考えていき、売買の結果をエクセルにまとめていきます。ゆったり為替の場合、少なくとも10年間について確認します。

その際、大きなイベントがあった日を事前にチェックしておくと、効率が上がるでしょう。

例えば、2016年6月のイギリス国民投票は、事前に投票があると分かっていました。そこで、投票日の2週間前から取引しなかったという調整を加えられます。一方、2015年1月のスイスショックは、いきなりやってきました。事前の調整は全くできないと想定します。


ゆったり為替のバックテスト期間が10年超の理由


なお、ゆったり為替がバックテストをする場合、少なくとも10年間を基本としています。その理由ですが、2つあります。

理由1: 10年あれば、様々な相場について検証できる

相場は上昇・下落の2種類しかありませんが、実に多様な動きを見せてくれます。その多様性に対応するためには、1年や2年といった短期間では短すぎると考えています。日足でなく、1時間足などでも同様です。

特定のトレード手法に関し、様々な相場に対応できるかどうかを調べるには10年以上欲しいというのが、ゆったり為替の所感です。


理由2: 1990年代初めから、チャート形状が大きく変わった

現在の変動為替相場制は1970年代初めから採用されています。

ゆったり為替は、過去の相場を可能な限り長期間検証したいです。しかし、1990年代初頭以前のチャートについては、検証する価値があまりないように見えます。と言いますのは、それ以前と以後において、チャートの動きが大きく異なると思うからです。

1980年代までは、為替相場に対する国家の影響力が極めて大きい時代でした。取引数量も、現代ほど大きくありません。

そのころの為替レートと、現代の為替レートは値動きが違ってもおかしくありません。実際のところ、バックテストとして利用価値があるかどうか疑問に思うほど違います。

ヒストリカルデータを入手するのも大変ですし、1990年代以降の10年超(最大で20年超くらい)の期間でバックテストすれば十分かなと思います。

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