427894-22014年9月、ゆったり為替は米ドル円の長期予想を公開しました。予想が外れか当たりか、そろそろ決着をつけたいところです。

そこで、予想の内容から振り返りましょう。

予想の内容、そしてその予想をした根拠などは、別サイト「Trader's Spot」に掲載しています(全4記事)。ざっくりと振り返りますと、以下の通りです。

ゆったり為替の長期米ドル円予想(2014年9月)

1 米政策金利が上昇トレンドになったら、円高になる。
2 円高目標は、105円~115円。オーバーシュートすれば、102円もありうる。
3 円高転換後、半年から1年強経過したら、再び円安になる。
4 円安は125円くらいまでは行く。

予想の答え合わせ

下の月足チャートを見ながら、答え合わせをしてみましょう。チャートは、トライオートFXからの引用です。

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予想を公開した時期

赤の縦線1は、上の予想を公開した時期です。2012年後半からの円安が一息つき、再び円安軌道になろうかという時期です。この時期、米国は政策金利をいつ引き上げるか?という話があちこちに出ていました。

「政策金利を引き上げ始めれば円安でしょう?」という論調が多かったので、実は内心「よっしゃ!」と思っていました。過去を調べないで予想している人が多かったので、トレードで大勝ちできるかも?と皮算用していたからです。

結局、予想を公開しました。

米政策金利引上げ開始

チャートの青線2は、米国が政策金利を引き上げ始めた時期です。2015年12月です。引き上げ直後は反応薄でしたが、年が明けると円高トレンドが明らかとなりました。

ただ、どこまで円高が進むかは不明でした。過去データで分析すると、105円~115円という幅の大きな予想になってしまいました。オーバーシュート(相場の行き過ぎ)があれば102円かな?と考えていました。

結局、100円を割れる水準まで円高になりました。この点は、少しハズレ(しかし、おおむね正解)だったと言えそうです。イギリスの国民投票がなければ…という感じがしなくもありませんが、そういったイベントを含めての予想です。

米大統領選挙をきっかけに円安へ

米大統領選挙が始まると、当選者によって円高になるか円安になるかという話が多く出るようになりました。ここでも、ゆったり為替は「米政策金利引き上げ後、半年~1年強で円安転換」という予想を維持しました。

結果としては、正解だったと言えそうです。

円安になった後

ゆったり為替の予想では、ここからジワジワと円安が進み、120円を突破するという内容でした。しかし、120円に到達することなく、円高方向に転換していることが分かります。

上のチャートを見ると、月足ベースで円高トレンドが確実と言うには、100円割れが必要でしょう。よって、まだ予想が完全にハズレというわけではないと考えています。しかし、ゆったり為替の予想とは動きが異なります。

よって、ここはハズレという理解で良いと思います。ただし、日米金利差拡大を背景にして、徐々に円安に進むという予想を維持します。

今後の米ドル円トレード方針

上の状況を受けてのゆったり為替のトレード方針ですが、「円高になるたびに少しずつ買う」です。100円を割っても買い、円高記録の75円になっても買いです。最大で50円台まで見込んでいます。

「なんだそりゃ」という感じかもしれませんが、この方法だと、おそらく損切りしないトレードになるでしょう。

いつの日か、円安が実現したときにゆっくりと決済します。それは1年後か、5年後か、それとも10年後か。そのあたりは不明です。超長期で考えるとき、ゆったり為替は日本の国力の低下を見込んでいます。すなわち円安です。

超円高が実現する場合

ゆったり為替の予想が思いっきり外れて、超円高になると仮定しましょう。過去の円高記録(1ドル=75円)を余裕で突破するような状態です。

超円高だった2010年~2011年の日本経済の雰囲気は、かなり悪かったと記憶しています。それをさらに悪化させたような状態です。

・日本で頑張ってきた輸出企業が耐え切れず、さらに海外転出
・少子高齢化で国力減退
・円高のため、日本に来る海外旅行者激減
・輸入物価が下落して、デフレ定着
・人口減のため、国は借金を返済できない

これが長期間続くと、日本経済がダメになるような気がします(気がするだけですが)。

世帯のレベルでは、好景気なはずの現在でも厳しい経済状況だろうと予想しています(日本の景気回復を実感できない理由を、データから考察)。好景気でもこの状況なのに、2010年~2011年よりも悪い状況になったら、どうしましょう?

超円高が定着しても、どこかで大きくリバウンド(円安)になると思います。というわけで、円高になろうとも円を売り続ける方法を採用する予定です。