460271-1当ブログでは、仮想通貨の話が多くなっています。個人的なトレード回数も、仮想通貨が圧倒しています。しかし、取引1回あたりの金額は、FXの方がずっと大きいです。

では、FX業界としては、仮想通貨取引の発展を受けて何か影響があったでしょうか。データをもとに確認しましょう。

FXの業界団体である金融先物取引業協会では、月ごとのFX取引高を公開しています。最新のデータは2017年11月分ですので、そこまでのデータを確認してみましょう。

下のグラフは、2011年1月から、2017年11月までの月別取引金額の推移です。縦軸の単位は兆円です。サラリと「兆円」と書きましたが、とんでもない大きな金額です。さすが、日本のFX市場は巨大です。

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上のグラフを見ると、2011年~2012年にかけて低迷していたことが分かります。そして、2013年に3倍増となっています。その後、再び取引高が低下しました。しかし、2015年に再び激増しています。その後は、緩やかに減りつつあるように見えます。

仮想通貨の取引が盛り上がったのは、2017年です。2015年や2016年と比較すると、FXの取引高はやや減少しているように見えます。しかし、2011年や2012年と比べると、明らかに多いです。

時間軸を変えて、2016年12月~2017年11月の1年間で確認しましょう。下のグラフです。

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減少傾向だと分かりますが、仮想通貨取引の発展を受けたものなのかどうか、分かりません。なだらかに減少していると分かります。

この取引高の推移ですが、仮想通貨の影響はなくはないと思います。しかし、米ドル/円(USD/JPY)相場の停滞の影響の方が圧倒的に大きいのでは?と予想しています。下のグラフをご覧ください。2011年以降の米ドル/円(USD/JPY)の値動きです(トライオートFXから引用)。

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米ドル/円(USD/JPY)の値動きと、一番上の取引高のグラフを比較してみましょう。下に再掲します。

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値動きがあまりに乏しくてどうしようもなかった2011年。取引高も極めて少ない状況でした。2012年後半になると、アベノミクスを期待して円安になりました。値動きが大きくなり、取引高も一気に増えました。

2013年後半から値動きが一息つくと、取引高も急減しました。そして、2014年の円安第二波が始まると、取引高も復活です。2015年からは円高になり、イギリスの国民投票や米大統領選挙を受けて取引高が高水準で推移しています。

2017年は値動きが乏しく、それに歩調を合わせて取引高も減りつつあるという流れです。

当ブログとしても、値動きがないと記事化するネタに困ります。値動きがないと取引もできないので、どうしようもありません。2017年の取引高水準の停滞は、相場の上下動が乏しかったことが主因だと思います。