featured-imageユーロ圏の経済状況を分析するのは、難しいと思います。

安定感抜群のドイツあり、財政の持続性がなさそうなギリシャあり、不良債権がいつ爆発するか?というイタリアも…。これらを同時に分析するのは、ゆったり為替の能力を超えているように思います。

では、どうするか?です。

ゆったり為替は、ニュースは「入口」としてだけ使います。すなわち、報道の内容をそのまま信用することはありません。というのは、報道される情報とトレードに必要な情報が、一致しているとは限らないからです。報道の正確性にも注意が必要です。

このあたりは、過去記事をご覧いただくとして…

→ ブログ記事の引用に英語サイトを使うことが多い理由
→ ゆったり為替の情報収集術

では、どうする?です。

ゆったり為替が使っている方法は、ECB(欧州中央銀行)のデータベースを調べたり、スイス国立銀行ホームページを読んだりすることが一つです。これらはデータの宝庫です。無料で公開されていますから、使わないのはもったいないです。

そして、もう一つ。こちらの方が圧倒的に簡単です。それは、「ユーロ/スイスフラン(EUR/CHF)のチャートを見る」ことです。


ユーロ圏が怪しくなれば、資金の逃避先としてスイスフランが選ばれやすいです。すなわち、ユーロ安・スイスフラン高です。ユーロ圏に希望が見えてくれば、その反対になりやすいでしょう。

ユーロ圏には、多くの問題があります(順不同)。

・トルコとの関係
・難民問題
・ギリシャの財政危機
・イタリアの不良債権
・イギリスのEU離脱
・テロ対策 など

為替レートには、こういった問題が全て反映されます。そこで、ゆったり為替がこれらの問題を一つ一つ確認しなくても、市場参加者の評価(=為替レート)を見れば、おおよその状況が分かるという訳です。

簡潔に書けば、ユーロ/スイスフランが上昇すれば、ユーロ圏が安定してきたと言えるでしょう。逆に、大幅下落となれば、何か問題があるんだなと分かります。


ユーロ/スイスフランのチャート


では、現在のユーロ/スイスフランのチャートを確認しましょう。DMMFXからの引用です。

ユーロ/スイスフランを取引する場合、DMMFXはかなり有利です。スプレッドが極めて狭い上に、スワップポイントが一本値だからです。スワップポイントが一本値とは、買いの側と売りの側のスワップポイントの絶対値が同じという意味です。

下のキャプチャは、DMMFXからの引用です(以下同じ)。

dmmfx


日足チャート

下の日足チャートを見ますと、上昇トレンドができていると分かります。ユーロ圏の要人発言を確認しますと、ユーロ圏は以前よりも改善しているようです。チャートも、これを反映しているのかもしれません。

eurchf-daily

しかし、日足だけでは不十分ですので、週足も確認しましょう。


週足チャート

週足を確認しますと、日足チャートとは異なる顔が見えてきます。チャート内に赤の補助線を引きました。これが上値抵抗線となっていましたが、今年になって上方向に抜けていることが分かります。

しかし、週足チャート全体を見ますと、大きなボックス相場(レンジ相場)を上に抜けたとは言えません。よって、週足のレンジ内での上下動にすぎないという判定も可能です。

eurchf-weekly


月足チャート

最後に、月足チャートを確認しましょう。EUR/CHF=1.20で赤の補助線を引いています。ユーロ圏の改善が明らかとなれば、この付近まで上昇しやすいと考えています。

eurchf-monthly

人為的とはいえ、1.20のラインが数年にわたって下値支持線として機能しました。1.20を少し上回るあたりでは、巨額の取引が繰り返されてきたはずです。

一方、2015年1月のスイスショックにより、一気に為替レートは下落しました。取引高は不明ですが、1.20の少し上で繰り返されてきた取引量に比べれば、この部分の取引は薄いと予想します。

そこで、ユーロ圏の景気回復が明らかとなる場合の上値目途を、とりあえずEUR/CHF=1.20と見込んでいます。そして、数十年という超長期で考えると、スイスフラン高の傾向は変化はないだろう考えています。

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