288410-2Youtubeを観ていたら、ある動画を見つけました。

スキャルピングで口座を凍結されたらしく、FX業者のサービス部門に電凸している様子の動画です。

コメント欄は投稿者寄りで埋め尽くされていましたが、スキャルピングをするならFX業者の事前調査が欠かせません。

FX取引の仕組み


簡単に書けば、下の通りです。FX業者は顧客から売買注文を受け付け、受け付けた売買とは反対の売買をインターバンク市場で実行します。

カバー取引

例えば、顧客が米ドル/円(USD/JPY)を買う取引をしたとしましょう。FX業者から見れば顧客に売ったということになります。このまま放っておくと、FX業者には売りポジションが残ってしまい、相場変動によっては損してしまいます。

そこで、FX業者は、インターバンク市場で買い取引をします(カバー取引)。こうすれば、買いと売りが相殺されます。FX業者はポジションなしとなりますので、相場変動で会社が傾く心配はないという仕組みです。


なお、インターバンク市場で取引すると、FX業者に売買コストが発生します。そこで、この取引をしたくないというのがFX業者の本音でしょう。

顧客全体で見れば、買う人も売る人もいます。このため通常時は、FX業者のポジションは買いまたは売りに一方的に偏ることはあまりないと予想できます。しかし、カバー取引しなかったためにポジションが一方向に大幅に傾き、かつ損失を計上して経営破たんしたFX業者があります。

2007年~2008年の話ですが。

2000年代初めからこのころまでのFX業界は無法状態でしたが、これらの経験を受けて、今の厳しい法制度が確立しています。


スキャルピングを禁止する理由


日本の多くのFX口座ではスキャルピングを禁止しています。正確には、「高頻度の回転売買」や「取引システムに過度に負担を与える行為」が禁止されています。

どれくらいの取引をすれば「高頻度の回転売買」や「取引システムに過度に負担を与える行為」になるのか、ホームページ上に公開しているFX業者を見たことはありません。しかし、上に書いたカバー取引が間に合わなくなることが、その判断基準の一つでしょう。

カバー取引ができないと、FX業者は為替レート変動リスクを背負ってしまいます。

相場は常に変化しますから、再び2008年のリーマンショックのような事態が発生するかもしれません。どんな相場状況でも経営を維持するために、スキャルピングを禁止しているのでしょう。

スキャルピングが禁止されているFX口座でスキャルピングをすると、口座を凍結されても仕方ありません。


FX業者は本当にカバー取引をしているか?


では、FX業者が本当にカバー取引をしているかどうか確認しましょう。下の表は、金融庁からの引用です。平成22年(2010年)2月を基準としているので少々古いデータですが、ご容赦ください。

カバー取引比率

上側の表を見ると、2010年時点で完全にカバー取引をしている会社は73%です。残りはカバー取引をしていない場合もあるということです。そこで、どれだけカバー取引をしているか、下側の表で確認しましょう。

90%以上カバー取引をしているというのは、ほぼ100%とみなせるかもしれません。しかし、30%未満という会社もあります。

カバー取引をあまりしない会社に対して顧客が一方向にまとまった取引をすると、業者の経営が傾く可能性があります。

上のデータは2010年時点ですので現在の状況が分かりません。しかし、日本で合法に営業しているFX業者ならば、仮に経営破たんしても証拠金は全額保護されますので安心です。

いわゆる海外FX業者で取引することはやめましょう。日本の法制度を遵守しない業者が、顧客資産を守るために尽力するでしょうか?日本という巨大な機関・国家の指示を無視するということですから、顧客に対しても同様の行動をとる可能性があるでしょう。


スキャルピングができる会社


以上のことから、スキャルピングをしたいならば、スキャルピングを推奨するFX口座を使う必要があります。禁止しているかしていないか不明という口座では、スキャルピングをしない方が安全です。

スキャルピングOKという口座は、スキャルピングに耐えるだけの強靭なシステムを整備しているということですから、安心してトレードできます。

ゆったり為替が知る限りですが、スキャルピング歓迎のFX口座は以下の通りです(順不同)。

・ ヒロセ通商(LION FX)
・ JFX
・ YJFX!(C-NEX)

スキャルピングをしたい場合、上記3口座を選択肢にできるでしょう。

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