ゆったり為替は窓が閉じることを利用するトレードが好きです。

FXでは、窓は一般的に月曜日に出現します。しかし、大きな政策変更がある場合には、週の半ばでも窓ができる場合があります。この場合の窓が閉まるのかどうかについて考えます。

例えば、スイス。2015年1月15日の政策変更によって生じた巨大な窓は、まだ閉まっていません。今後閉まるのか、あるいは永遠に閉まらないのか。これは現時点では不明です。 

政策変更によって窓が生じる場合、バックテストをしようにもサンプルが少なく、また、窓一つ一つの個別性が大きいように思います。このため、単純な確率論で窓が閉まるかどうかを考えることは難しいように思います。

一般的には、週の途中で窓が出ることはほとんどないでしょう。1分足などで見ていると、小さな窓が比較的数多く出ているように見えますが、これを窓と判定するのは少々無理があるように見えます。

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なお、タイトルにニュージーランドドル(NZD)と書きました。ニュージーランドが政策金利を変更したり経済指標を発表したりすると、NZDを含む通貨ペアにつき、比較的頻繁に窓が出ているように見えるからです。

しかし、これは「窓が出ているように見える」だけです。実際には窓ができていないことが多いという印象です。

例えば、6月11日にニュージーランドは政策金利を引き下げました。これを受けて、ニュージーランドドルは大きく下げました。NZD/JPYも円高になりました。チャートを見ると、窓を開けているように見えることも少なくないでしょう。しかし、これをもって窓と判定することは誤りだろうと考えます。

というのは、ニュージーランドが政策金利変更を発表したのは、午前6時だったからです。

その時間帯、日本のFX業者の多くはシステムメンテナンス時間中です。すなわち、為替レートの配信をしていませんし、チャートにも為替レートが反映されていません。

午前5時55分~午前6時05分の10分間がシステムメンテナンス時間だという会社があるとして、午前6時にニュージーランドが政策変更してNZD/JPYが大きく円高になったとしましょう。

すると、その会社のチャートでは、5時55分の次のチャートのデータは6時05分の値となりますので、窓ができたように見えます。しかし、窓ができたのはそのFX業者だけの話であり、世界一般としては窓になっていません。

下の図をご覧ください。為替レートの値動きで、本当は窓ができていないのに、システムメンテナンスがあるために窓が出たように見えるという図解です。

201506NZD

窓を狙うトレードに限らず、NZDを含む通貨ペアで日足を使ったトレードをしようとするとき、24時間取引できる口座かどうかによって、終値と始値が大きく異なる可能性があります。

もちろん、24時間取引できる業者のデータのほうが、より正確です。

NZD/JPYやNZD/USDについて、このようなデメリットがないチャートで分析したい場合は、文字通り24時間取引可能なFX業者で取引する必要があります。24時間取引できる会社のチャートで確認すると、6月11日のニュージーランドの政策金利発表前後では大きな窓を確認できません。

システムメンテナンスの時間は10分~15分くらいというFX業者が多いです。しかし、NZD/JPYやNZD/USDについて言えば、その時間が重要です。

文字通り24時間取引できるFX業者の例として、下の2業者を紹介します。ゆったり為替もお世話になっています。

・ GMOクリック証券
・ 楽天証券(旧FXCMジャパン証券)


なお、月曜日の窓についての分析記事につきましては、下の記事をご覧ください。当サイト経由でDMMFXに口座を開設していただいた方に、月曜日にできる窓がどれくらいの確率で閉まるのかを分析したPDFファイルを差し上げています。

→ FXで「月曜日の窓が閉まる確率」はどれくらい?

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