2015年1月15日のスイスショックは、FX業界に激震をもたらしました。楽天証券(旧FXCMジャパン証券)は健全だった模様ですが、親会社のFXCMが傾いてしまい、結果として楽天証券の傘下に入りました。

ゆったり為替は、この間に楽天証券(旧FXCMジャパン証券)のサービスの質がどう変わるかに注目していました。結果として、使いやすい会社に生まれ変わったようです。その内容を確認しましょう。

1. 最も大きく変わった点

(新) 口座開設後の入金額は少額で可(入金額に制限なし)

以前は、口座開設後の初回入金額は30万円以上必要でした。ゆったり為替が昔の楽天証券(旧FXCMジャパン証券)に追加で口座を作った際、30万円以上必要だということを忘れていて、少額を入金してしまいました。

すると、楽天証券(旧FXCMジャパン証券)から「初回入金額が足りないよ」 とお叱りのメールをもらってしまいました。当時の楽天証券(旧FXCMジャパン証券)はプロ向けの仕様だったので、入金額もプロ仕様でした。このため、初心者には敷居が高い口座だったかもしれません。

しかし今は、そのような制限はありません。プロのためのFX口座から、みんなのFX口座に変わりました。

(新) 年間口座管理費の撤廃

口座管理費導入のニュースを読んだ時には「・・・」という感じでしたが、これが撤廃されて一安心です。


2. プロ向けの仕様は現在もそのまま

プロ向けの仕様とは、具体的には「インターバンク市場の為替レートをそのまま顧客に配信する」ということです。その結果、マイナススプレッドが配信されます。

下のキャプチャをご覧ください。楽天証券(旧FXCMジャパン証券)でのユーロ/円(EUR/JPY)の為替レートです。真ん中に丸で囲った部分がスプレッドです。マイナス1.4銭です。

FXCMマイナススプレッド20150615-2

夕刻以降は、比較的頻繁にマイナススプレッドが出てくるようです。しかし、楽天証券(旧FXCMジャパン証券)のホームページにはマイナススプレッドの文字が一言も出てきません。同社に確認すると、マイナススプレッドの頻度が高いというわけではないため、ホームページで宣伝していないとのことでした。


3. 楽天証券(旧FXCMジャパン証券)で節税効果も発揮できる

インターバンク市場のレートをそのまま配信すると、楽天証券(旧FXCMジャパン証券)は儲からないので倒産してしまいます。そこで、取引ごとに顧客から手数料を取っています。

米ドル/円(USD/JPY)の場合、1万通貨当たり15円~20円です。スプレッドに換算しますと、0.15銭~0.20銭あたりです。しかし、上のキャプチャをご覧いただければ分かりますとおり、取引手数料を勘案してもなおマイナススプレッドとなる場合があります。

また、この手数料は必要経費として確定申告で使えます。よって、顧客である私たちは、楽天証券(旧FXCMジャパン証券)の狭いスプレッドと節税対策の利益を同時に享受できるというわけです。


4. サービスが低下した部分はないのか?

楽天証券(旧FXCMジャパン証券)が楽天の傘下に入って、良いことばかりではないはずです。そこで調べますと、以下のとおりです。

・ ミラートレーダーの取り扱い終了
・ ドルインデックス、香港ドル/円(HKD/JPY)などの取り扱い終了

取扱通貨ペアが少し減りましたが、34通貨ペアありますので問題ないでしょう。

→ 楽天証券(旧FXCMジャパン証券)のマイナススプレッド提示率は驚異の18%