神主ネコ先日の記事「スイスショックで発生した損失の状況はどんな感じだろう?」では、ゆったり為替が証拠金以上に損しなかった理由を「運」だとしました。

今回は、スイスショッククラスの惨事があるときに、「確実に」資金を保全する方法があるかどうか考えます。 

(1) ゆったり為替の結論: そのような方法は1つだけあります。

(2) 理由とその内容:

仮に、1,000pips級のスリッページが発生するとしましょう。通貨ペアによっては、レバレッジが高くない穏やかな取引をしていても強制ロスカットになってしまう可能性があります。証拠金が返ってくれば感謝!というレベルかもしれません。

今回のスイスショックは、スイス国立銀行による人為的な為替レート操作が破たんした例です。

為替レートを直接的な目的としていなくても、結果的に為替レートに大きな影響が出てしまう政策を実行している例として、EUと日本を挙げることが可能です。

仮に、米ドル円(USD/JPY)レートがいきなり10円円高になると、FX市場は大混乱になると想像できます。強制ロスカット続出で、FX業者が回収できない未収金はスイスショックの比ではないかもしれません。

そのような事態になるとは思いませんが、そうなっても「確実に」資産を保全する方法は一つしかないでしょう。

・ FXをしない

つまらない結論ですが、これしかないでしょう。


しかし、これではFXを楽しむことも、利益をあげることもできません。そこで、月並みな結論になりますが、「トレード資産を全て失っても生活に支障が出ない資金でトレードする」ことが大切になるでしょう。

そして、スリッページが極めて小さいFX口座を使うことです。

今回のスイスショックは、危機時における各社の約定能力を試す機会になりました。ウェブ上の口コミはどこまで信用できるか?という問題がありますが、大きく損した人、助かった人の様々な口コミを読んでみるのも良いかもしれません。


また、取引通貨ペアを分散するというのも効果的でしょう。

仮に、ゆったり為替がユーロ/スイスフラン(EUR/CHF)で巨大スリッページに遭遇して強制ロスカットになってしまっても、FX市場から退場することは無かったでしょう。というのは、トレード先はスイスフランだけではなかったからです。

ひどい値動きをしたのはスイスフラン絡みの通貨ペアだけで、それに比べれば、その他の通貨ペアは拍子抜けするほど穏やかでした。

全てをスイスフランに投入していれば厳しかったでしょうが、通貨の分散も大切なことでしょう。

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