
今回はこれらと少し異なり、特定時刻になったら成行決済するという注文を「事前に」発注できる機能を紹介しましょう。
は?そんな機能って使い勝手がいいの?・・・という感じかもしれません。そこで、使える場面を考えましょう。
(1) 米国雇用統計発表前に決済したいけれど、仕事がある。
取引していて含み益があるけれど、今日は米国雇用統計発表の日。まだ含み益が伸びそうだからこのままポジションを維持したいけれど、雇用統計発表で一気に損してしまうかもしれない。そこで、発表前に成行で決済したい。しかし、仕事があるから、その時刻までに帰ってこれるかどうか・・・。
逆に、今は含み損だけど何とか回復しそう。でも、雇用統計発表がある。発表直後に含み損が大きくなるかもしれないし、ギリギリまでポジションを維持して決済したい・・・。
(2) マイナスのスワップポイントがつくまえに決済したい。
スワップポイントが付与されるのは日本時間早朝です。デイトレードなどで早朝に取引を決済したいとき、早朝に起きれば良いのですが、眠いです。もう少し寝たいです。
だったら、あらかじめ早朝に取引を決済するという注文を出しておけばOKということになります。こうすれば、マイナスのスワップポイントがついて嫌な思いをしないで済みます。
(3) 土日はポジションを持ちたくない
土・日にビッグニュースが飛び込んでくることがあります。選挙だったり、金融政策の大きな変更だったり。金融政策の大幅な変更は、土日になされることが多いように思います。
これは、土日に発表して、市場参加者にゆっくり考える時間を与えてパニックに陥らないようにしようという意図があると思います。この点、先のスイス国立銀行の発表タイミングは異例だったように思います。
このような大きなニュースでなくても、ちょっとしたことで月曜日に窓が開くことがあります。月曜日に相場がどうなるかをドキドキしながら待つくらいなら、金曜日の取引終了時刻近くで成行決済したほうが良いという人も大勢いるでしょう。
しかし、早朝に決済するのは面倒すぎます。ならば、あらかじめ早朝に決済するという注文を出しておけば良いことになります。
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さて、このような注文機能を備えている会社があるか?です。ゆったり為替が知る限りでは1社あります。マネーパートナーズ(マネパ)の時限成行注文です。マネパのホームページでは隅でこっそり紹介されているような機能ですが、上でご紹介したような状況にあるユーザーには極めて有用なツールです。
試しに一度利用してみてはいかがでしょうか。
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