038265-5ポーランドズロチ/円(PLN/JPY)で様々な分析を試みています。今回は、今後のPLN/JPYのスワップポイントの推移を予想します(5回シリーズの最終回)。

スワップポイントの推移を予想するには、ポーランドと日本の政策金利を使うと比較的容易です。日本の政策金利はゼロ近辺で推移し続けると仮定しましょう。すると、ポーランドの政策金利のみ考えれば良いことになります。スワップポイントの近似値として、以下の式を考えます。

(スワップポイント)=(ポーランドの政策金利)-(日本の政策金利)

日本の政策金利がゼロで維持されると仮定しますから、ポーランドの政策金利の大きさがすなわちスワップポイントの数字に近いだろうと考えます。


最初に、ポーランドの消費者物価指数(CPI)の推移をご覧ください。2005年~2014年の10年間の推移です。(引用元はポーランド中央銀行ウェブサイトです。以下同じ。)

CPI

比較的安定した動きかと思いきや、2013年になるとCPIが1%を割り込んでいます。その後一時的に回復するものの、2014年になるとマイナスになっています。マイナスに突っ込む角度もかなり大きいような印象を受けます。このまま下がり続けるということは無いと思いますが、心配な状態です。

CPIがマイナスになるということは、政策金利も下がっているのでしょうか。次に、政策金利の推移をご覧ください。

政策金利

直近の政策金利は下落しています。CPIの推移と比較しましょう。CPIが上昇すれば政策金利も上昇し、CPIが下落すれば政策金利も下落しているように見えます。そこで、この二つのグラフを重ねてみましょう。

政策金利+CPI

CPIと政策金利には強い相関関係があるように見えます。ということは・・・現在のCPIは大きく下落中でマイナスになっています。このため、ポーランドの政策金利は引き続き低下し続けるのではなかろうか?と予想することができます。

さらに、経済的な結びつきが強いEUが金融緩和姿勢を強めています。ここでポーランドが何もしないと、金融引き締めと同じ効果が出てしまうかもしれません。この点から見ても、ポーランドは政策金利を引き下げる可能性が高いと考えます。

FXの視点で考えますと、PLN/JPYを買う場合のスワップポイントが小さくなる可能性があります。注意が必要でしょう。


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