ここ数日の値動きはPin Barで利益確保可能な状況でした。今回はこれを確認しましょう。 

まず、日本ではPin Barはあまり知られていないようですので、Pin Barのおさらいをしましょう。下のローソク足をご覧ください。
PinBar2
この形がPin Barです。一方のヒゲが長くて他方が短い、実体部分は小さいです。上の図では実体部分が陽線になっていますが、陰線でもOKです。

このとき、翌日以降はヒゲの短いほうに為替レートが動くと予想します。上の図の場合は、翌日以降為替レートが上昇すると考えます。とても簡単なチャート分析方法です。


では、先週からの値動きを確認しましょう。最も分かりやすいのが、CAD/JPY(カナダドル/円)です。先週月曜日からの値動きを確認しましょう。下のローソク足をご覧ください。日足です。

cadjpy_pinbar

左から2つ目(先週火曜日)がPin Bar?・・・確かに形はPin Barですが、取引を開始すべきPin Barであるとは判定できません。この判定の詳細につきましては、書籍『Pin Bar(ピンバー)でトレード!』に譲ります。

実際のところ、このピンバーを頼りに売っていたら損失を計上していました。

今回ご紹介するPin Barは、先週金曜日から今週月曜日にかけての日足です。すなわち、右から3本目と4本目の足です。「どこにもPin Barはないじゃないか?」という感じですが、美しいPin Barが見えます。このPin Barにつきましては、書籍の25ページ以降でご確認ください。

このPin Barを頼りにCAD/JPYを売っていたら、わずか2日で2円(200銭)程度の大きな利益を得られたということです。


では、ゆったり為替はリアルタイムでPin Barのトレードを公開しています。もちろん取引したんでしょう?・・・となりますが、取引していません。なぜか。それは、現在は今年10月から続く円安局面が継続していると考えたからです。美しいPin Barだが、トレンドに反する方向に出てしまった・・・だったら、やめておこうというわけです。

今回のPin Barのようにトレンドと逆の方向にトレードする場合は、取引数量を抑えたほうが安全でしょう。


なお、今回のPin Barには別の使い方があります。
(1) 今買いたいけれど、下落示唆のPin Barが出てしまったから少し待ってみよう。
(2) CAD/JPYを買って持っているけれど、下落示唆のPin Barが出てしまったから、少し利益を確定しよう。

積極的に利益を狙いに行く使い方ではありません。しかし、(1)では新たに買って損してしまうのを回避できました。(2)では、部分的に利益を確定することにより、下落に転じてから利益を確定するよりも大きな利益を確保できました。

なお、(2)で全額決済することをお勧めしません。今回CAD/JPYを買うときに目標値を決めたでしょうから、そこまで我慢するのが基本です。

Pin Barには、このような守備的な使い方もあります。