負けるトレーダーの割合が判明!」の記事で、個人のお金が機関投資家とFX業者に流れているのではないか?と予想しました。

今回は、機関投資家が儲かる理由を考えてみます。

(実際に機関投資家で活躍している方がご覧になりましたら、記事の正誤についてお知らせいただければ幸いです。) 

<機関投資家が稼ぐ方法1> 膨大な情報・分析能力・優秀なトレーダー


機関投資家の情報収集能力や分析能力は、個人をはるかに凌ぎます。さらに、その洗練された情報を使いつつ、コンピュータや極めて優秀なトレーダーが多額の資金を運用して稼ぎます。

個人でも6面ディスプレイを使い、リアルタイムで為替レートや各種情報を入手できるようになり、スプレッドも狭くなり・・・取引環境は年々改善されていますが、個人で処理できる情報量には限界があります。

機関投資家のほうが動きが速い例として、米国の雇用統計発表時のレートの動きがあります。

統計の数字が発表された!
→ ニュースを確認
→ チャートを見る・・・が、既にレートは大きく動いている。

個人がニュースを見て確認して・・・なんてやっている間に、インターバンク市場は既にそのニュースに基づいた取引が活発に行われています。個人の速度では全く追いつきません。

仮に同じ条件で取引ができるとしても、インターネットの向こうで取引しているのは厳しい世界を生き残ってきた敏腕トレーダーやコンピュータです。

個人が同じ土俵で勝つことは難しいかもしれません。


<機関投資家が稼ぐ方法2> フラッシュボーイズ

詳しく知りたい方は、東洋経済の記事をご覧ください。

簡単に書きますと、株式取引を仲介する証券会社は、顧客がどのような注文をしているのかを知りうる立場にあります。そこで、顧客の注文を受け付けてそれを約定させるわずかの時間のうちに、コンピュータで先回りして注文して儲けようという方法です。

顧客がどのような注文をしているか確認したうえでトレードするのですから、負ける要素がありません。相手がジャンケンでグーを出すのを確認してから自分はパーを出すようなものです。

フラッシュボーイズは株式について書いていますが、これがFXに応用されていたとしても何の不思議もありません。いやむしろ、応用されていないほうが不自然ではないでしょうか。

では、具体的にはどうやって?と質問を受けても回答に窮してしまうので、これは予想にすぎないというオチがついてしまいますが。

これに類似した方法がFXでも採用されている場合、同じ土俵で個人が戦おうとしても、個人では同じ土俵に立つことさえできません。

類似する方法と言ってよいのか分かりませんが、こういう方法ならあります。


FX業者には顧客から数多くの売買注文がやってきます。ある通貨ペアについて、買いもあれば売りもあります。そのまま全ての注文をインターバンク市場に流してしまう方法もありますが、それでは利幅が限られます。

そこで、全く同じレートで買いと売りの注文がやってきたときには、インターバンク市場に流さず、FX業者内で注文を相殺します。そうすることで、スプレッド分の利益をしっかり得ることができます。

スプレッドは微々たる幅ですが、多くの顧客が多額の資金で取引すれば利益の額も大きくなるでしょう。

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こう考えると、個人が勝つ可能性は全くないかのように見えてしまいますが、「負けるトレーダーの割合が判明!」の記事で見たとおり、全体の10%以上の個人投資家は勝っています。

次回は、個人が勝つためにはどうした良いか?を考えます。

→ 個人がFXで勝つ方法は?