トルコ地図トルコ中央銀行の金融政策」の記事で、トルコ中央銀行の最大の関心事はトルコのインフレーションであることを見ました。

そこで今回は、トルコの消費者物価指数(CPI)を確認しましょう。 
 
最初に、トルコの消費者物価指数(CPI、2001~)をご覧ください。
トルコCPI_1
2001年~2002年に、CPIがとても高くなっています。
「とても高い」という表現では足りないくらいの数字です。CPI前年比70%増というのは、体感として想像するのが難しいです。

日本では2014年4月に消費税が5%→8%と3%上昇したのですが、それは誤差の範囲として片づけられてしまいそうな数字です。100円ショップが、1年後には170円ショップになっているという感じですから。


2001年。それは、トルコ通貨危機の年でした。
経常赤字、財政赤字、ロシア通貨危機やアルゼンチン通貨危機の影響、トルコ大地震に加えて政治の争いといった悪影響が極まったのが2001年でした。トルコリラが売り込まれてCPIが大きく上昇したのです。

しかし、ここで膿を出し切り、IMF指導の下でトルコは復活を果たした、というわけです。

では、100万分の1のデノミを実施した2005年以降のCPIを確認しましょう。

トルコCPI_2

2005年以降のCPIの相乗平均は8.12%です。
およそ、6%~10%の範囲で動いている印象です。

2014年9月時点のトルコの政策金利は8.25%です。CPIがこれだけ高いと、政策金利は妥当な高さなのかもしれません。

このCPIが今後とも続くと想定するならば、トルコの高金利通貨国としての地位は安泰と言ったところでしょう。それはすなわち、トルコリラ/円のスワップポイントも継続して高い数字を期待できるというわけです。

一方で、これだけCPIが高いと、為替レートは継続的に円高になる可能性を覚悟しなければなりません。
高値でロングを建てる場合は、損切りを適切に設定するなど、何らかの対策が必要でしょう。

トルコリラ/円=0.00になっても強制ロスカットにならないというポジションを作り上げる目的ならば、少々の高値でもポジションを建てるのはアリかもしれません。

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CPIデータはトルコ中央銀行ウェブサイトより取得