今回からしばらく、NZD(ニュージーランドドル)について書いてみます。

先日のニュージーランド準備銀行による政策金利0.25%の引き上げは、市場の予想通りでした。
今後2年間で金利を2%引き上げる旨が公表されています。

2.5%から2%の上昇ですから、4.5%です。

ニュージーランドの過去の一般的な水準から見れば、まだまだ低いものの、世界的な低金利下での4.5%はとても高い数字です。

下のグラフは、ニュージーランドの過去の政策金利推移です。
右端の赤矢印は、予測です。
NZ政策金利

さて、普段私たちが目にするニュースは、中央銀行発表の内容を要約したものになります。
1から10まで完璧に報道する時間はありませんし、そんなことをしていると、他のニュースを配信することができなくなってしまいます。


そこで、ニュージーランド準備銀行のステートメントを確認しましょう。
日本のニュースでは省略されてしまった情報が眠っているかもしれません。

一般的な内容は他のニュースサイト等で読んでいただくとして、ニュースになっていないけれども興味深い情報を探します。

・ ここ18か月間の移民流入が、住宅と消費の需要を押し上げた。 
・ 政府による住宅規制と金利上昇によって需要は落ち着くだろうが、移民流入によって相殺されるだろう。
・ 乳製品価格が高値で推移している。

なるほど。ニュージーランドは移民を積極的に受け入れているようです。

試しに "immigration nz" を検索すると、トップにニュージーランドへの移住についてのページが表示されます。
詳しくは読んでいませんが、ニュージーランドは移民の受け入れに肯定的なようです。

世界の景気回復の足取りがまだ不完全な中、ニュージーランドは好景気、むしろインフレを警戒しなければならないほどである理由の一端は、移民にあるようです。


また、乳製品価格が高値で推移しているとありました。
酪農関係はニュージーランドの生産において重要な位置を占めます。
そういえば、日本でも牛乳の値段が上がったような気がしますが、円安の影響かと思っていました。

下に、乳製品の国際価格の推移を添付します。
引用元は、一般社団法人Jミルクのウェブサイトです。 
乳製品の国際価格
リーマンショックでいったん下落するもの、短期間で復活。
再び下落するものの、再度復活して現在に至る様子がよくわかります。